和風ホラーの作品一覧

4件の作品が見つかりました。
社宅
悠久の怨念は押入れの四隅の一角に潜んでいる。
完結済 長編
 寂れた社宅  3連列の棟に形成された大規模な敷地  両脇の2連の棟は廃墟となり、窓ガラスには板が打ち付けられ、黒いビニールシートで覆われている。  ある家族がこの社宅の5号棟に引っ越して来た。  初めての経験  初めての恐怖  どこまでも続く憎しみ  怨霊に満ちた呪縛  ほぼ実話に基づく心霊現象を描くホラー小説
公開日時:2022年7月26日(火) 15:02 更新日時:2022年8月2日(火) 17:39
話数:33文字数:62,824 ポイント0
百合色あやかし怪奇譚
フリーターとあやかしの心温まる田舎生活、覗いていきませんか?
連載中 長編
【百合】×【現代妖怪ホラーファンタジー】×【地獄の三角関係ラブコメ】 『妖怪たちとの、ハートフルだけどちょっとひんやりな同居生活、始めました!?』 現代日本のとある田舎町を舞台に、天涯孤独のフリーター女子と個性豊かすぎる妖怪たちが織り成す和風百合ファンタジー! ちょっと不思議な髪色をした孤独なフリーター・凛月(20)が主人公。 その家系に特殊な事情を抱えた彼女と 超絶面食いの美少女鬼 ちょっとだけ(だいぶ?)ヤンデレ気味なメイド犬神 外ではキッチリ、家ではぐーたら腐女子の雪女 かわいい双子のロリショタすねこすり 残念イケメンの天邪鬼 ヘンタイドМの垢嘗め 時代を掴み損ねているギャル女神 などなど、個性豊かな妖たちとのゆったりとした、でも時たま心を震わす不思議な同居生活が始まります! 初めての長編執筆になります。 至らぬ点も多々あると思いますので、どんどんご意見ください! もしよろしければ評価とブックマークお願いします! ※あの……、ファンアート、待ってます!!(切実) ※ノベルアッププラス様、カクヨム様にも掲載中です。
公開日時:2020年10月4日(日) 11:56 更新日時:2020年11月26日(木) 08:10
話数:17文字数:42,211 ポイント108.6
鬼のいる間に
完結済 長編
 今は昔。瑞穂国(みずほのくに)の桃花京(とうかきょう)に、怪異があった。  平安であった都に瘴気が満ちて鬼が溢れ、夜ごと人が消える。鬼祓いの術師たちでさえも。  後の記録では、薄暗闇と恐怖に満ちた都から瘴気を祓ったのは、一人の陰陽術師であったと記録される巨大な怪異。  その怪異の最中、未だ誰も生きて帰ったことのない怪異の中心……。  呪術によって異界と化し、現世(うつしよ)から隔絶された、とある屋敷の奥の奥で。  一人の女が、首の落ちた遺骸の姿で転がっていた。  女の名は、萌木(もえぎ)。  陰陽術を用いる師と共に騒動を鎮めんとした鬼祓いの巫女にして、異界へ引きずり込まれて力尽きた内の一人。  慟哭する師の腕の中で、物言わぬ女の躯体は霧雨の中、力なく横たわる。  愛弟子の死を無意味にせぬため、都を闇より救うため、男は怨霊の跋扈する屋敷を脱するために立ち上がった。  その背後で、首のない女の躯が、ゆっくりと起き上がる……。  己の父代わりにして、愛した男でもある師。  彼と共に脱出を図る、若く可憐な一人の巫女。  瘴気に憑かれ、狂乱する呪術の主。  交錯する思惑の中、萌木という女は如何に鬼へと堕ちたのか。  冴え冴え暗い異界を彷徨う鬼は、歴史に何を刻んだのか。  これは閉ざされた闇から、生きて出ること叶わなかった女の物語。 ※この作品は「小説家になろう」さま「ノベルアップ+」さまに同名義で重複投稿しております。 ※挿絵画像はろこさま(https://twitter.com/roko_pallet)より。掲載許可済み。
公開日時:2020年10月5日(月) 19:00 更新日時:2020年10月5日(月) 21:00
話数:9文字数:67,368 ポイント128
菜の花香る月の夜に
完結済 長編
 無限に広がるような菜の花畑の中に、ぽつんと存在した安普請の下宿。  五歳ほどのころ、『私』はそこに住んでいた。両親は大学も出ずに自分を産んでの三人暮らし。  両親自身がまだうら若く、すり減るような心労を抱えて子育てをしていたころ。  『私』は夢を見た。三十路を過ぎてもなお『私』はあの夢を超える恐怖を知らない。  怪獣が出るでもなく、父母に酷く怒られるわけでも、迷子で独りぼっちなわけでもない……。  それはとてつもなく恐ろしい夢だったが、同時にあまりにも鮮烈で麗しく、心惹かれる夢だった。  菜の花香る春の月夜に、幼い『私』を迎えにおばけが来る。  それは、鮮やかな紅色に、黒い糸菊模様の着物を着て。  艶のあるおかっぱの黒髪の下に、表情のない狐のお面を付けた。  暖かな色の紙提灯を下げて歩む、出来すぎたほどに華麗な女だった。  恐怖の夢が終わって、四半世紀の時が経ち。  『私』は純粋な幼いころを忘れ去って、擦り切れ腐った女として世を渡る。  もう恐怖はない。  だがあの夢を忘れられない。  春が来るたび、思い出す。ぬるい風の吹きすさぶ、菜の花畑の月の夜。  そして、私は……。 ※この作品は「小説家になろう」さま「ノベルアップ+」さまに同名義で重複投稿しております。
公開日時:2020年10月4日(日) 20:00 更新日時:2020年10月4日(日) 20:00
話数:4文字数:6,695 ポイント0