cover

極悪怪人デスグリーン ~最凶ヒーロー、悪の組織で大歓迎される~

イラスト:焼き鳥屋
公開日時:2020年9月1日(火) 14:12更新日時:2021年10月24日(日) 19:39
話数:229文字数:848,662
ページビュー
60064
ポイント
23377.8
ブックマーク
217
レビュー
2
作品評価
9.5
わたしの評価

あらすじ

あまりのダーティーワークっぷりから東京所属のエリートチーム

“勝利戦隊ビクトレンジャー”を追い出されたグリーンこと栗山林太郎。

彼は勘違いから連れてこられた悪の秘密結社で、あろうことか極悪怪人デスグリーンとして大歓迎されてしまう。

 

史上最凶の怪人として流されるままに祀り上げられ、汚職にまみれた正義のヒーローたちと泥沼の抗争劇を繰り広げる。

一刻もはやくヒーローとして復帰したい林太郎の思惑とは裏腹に、怪人たちからの評価はみるみるうちに上がっていき、ついには一介の怪人から悪の幹部へと成り上がる。

 

うなれ必殺の! 下剤、爆弾、神経毒!

人質、脅迫、だまし討ち!

悪の怪人、ひょっとして天職かな?

 

ヒーローいち手段を選ばない男が『俺の平和を守るため』極悪怪人に扮し、かわいい舎弟(サメ)を引き連れゆがんだ正義に牙を剥く!

 

平和を愛する勧悪懲善のダークヒーロー!

最強にして最凶の主人公、極悪怪人デスグリーン、誕生!

レビューを投稿するにはログインが必要です。

全てのレビュー

退会したユーザー ?
退会したユーザー 投稿日:10月13日

四十年ほど前、私はブラウン管のカラーテレビにかじりついて特撮番組を見ていた。大人になって見なくなったがある種の懐かしさは心に残っていた。

 本作は、そんな私の懐古趣味を刺激しつつもほどほどに大人向けな風味を盛り込んだ、まさに絶妙のバランスと称するに相応しい内容だ。まだ十話までしか読んでいないが、じっくり読み進めたい。

 特撮に子供が感じるワクワク感と、成熟した娯楽作品に大人が感じる知的興奮とを誰もが同時に味わえ楽しめるに違いない。

 必読本作。

5人の読者がこれを役に立ったと思っています
初朱えいち
初朱えいち 投稿日:9月5日

少しダサくて"クサい"、けれども少年心に響く『特撮っぽいワード』と、日常から戦闘まで一貫してコメディな作風に、一話から最新話まで一気に駆け抜けてしまいました。

ビクトグリーン改めデスグリーンの正義を愛しているのに怪人として戦ってしまっているという葛藤ですら、周囲の勘違いや不幸な事故によってギャグに昇華されており、ふふっと含み笑いが止まらない作品です!

登場するヒーローの登場口上や技も、脇役ですら『それっぽい』のが非常にグッド。

お気に入りの口上は「粒子戦隊レーザーファイブ! ビビッときめるぜ!」です。ちょい役ですが、こういうセンスが好きな人にはぜひ読んでください!読め!

6人の読者がこれを役に立ったと思っています

このレビューにはネタバレがあります。