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ダークスレイヤーの帰還 真の戦士と枯れぬ花、そして時の終わりの物語

イラスト:『貪婪なる金銀の蛇の腕輪・フリネとレティス』ゆーたん様より
公開日時:2021年4月13日(火) 22:13更新日時:2021年4月13日(火) 22:13
話数:1文字数:524
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あらすじ

【日間総合一位複数達成ありがとうございます!】【HJ小説大賞2020後期、最終選考!】

※現在小規模な改稿中です。

 

 かつて無限世界の構造に異を唱え、絶対者たちに唯一反旗を翻し、永遠の闘争に身を置いた戦士がいた。

 神々の不都合を封じた『永劫回帰獄』の黒い炎を纏い、封じられた戦士たちの力と武器を揮う闇の存在、ダークスレイヤー。

 しかし、いつしか彼は忘れ去られ、その戦いも伝説として忘却されつつあった。

 

 一方、緩慢に滅んでいく無限世界の中で、唯一『永遠の地』と呼ばれる異世界ウロンダリアでは、八百年前の大戦を最後に訪れた長い平和に、不穏な退廃が漂い始めていた。

 全てが漂着するとされるウロンダリアにおいて、ことさら特殊な漂着者とされる『眠り人』。

 二十人を最後に永遠の平和が訪れるとされていた予言は破られ、二十一番目の『眠り人』とされる男が流れ着く。

 彼を目覚めさせるのは『眠り女』と呼ばれるさまざまな種族の女性たち。

 

 やがて目覚めた男は何を見、何と戦い、何処へ行くのか? 妙に多い美女たちの謎と、彼女たちとの関係は? 囁かれる『時の終わりの大戦』とは?

 

 これは、神と人の時代の隠された断絶と、我々が忘れた戦士の物語。

 

※総文字数は350万字を超える予定です。

※大長編なので、所々に単発エピソードを置いています。『※単発』とあるエピソードは話の進行に関係なく読めます。

 

 広大な異世界ウロンダリアの沢山の物語の一つにして最重要エピソードである、『ダークスレイヤーの帰還』をピックアップした物語です。

 

 政治・文化・言語まで設定された世界を舞台に、素敵なヒロインたちと硬骨な冒険が続いていきますが、やがて物語は多くの他の異世界や無限世界全域の問題を浮かび上がらせていきます。

 

 ※各章話の予定はその項をご覧ください。

 

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全てのレビュー

退会したユーザー ?
退会したユーザー 投稿日:12月25日

ダークスレイヤー──その名の通りのダークヒーロー。またの名を黒い人。鷹揚かつ硬骨な男と美しい眠り女達の冒険譚である。

 

何が起こるか分からない謎めいた冒頭からジワジワと世界へ引き込まれる。

 

それぞれ個性的な魅力を持つ眠り女達。

魔族の姫、エルフ、教導女、巨人、ゴブリン……種族も経歴も様々だが、共通点は心に穢れがないこと。

物語は眠り女達の厄介な問題を一つずつ片付けていく構成から成っている。その背景には大きな闇が控えており、どうやら世界の根幹にも関わってくるようだ。

注目すべきは世界の文化、種族、食事、宗教、下水道に至るまで緻密に作り込んでいる所。それが物語の面白みに安定感を与えてくれている。

また、人間の醜い面、一言で言えば煩悩だろうか。戦いの素因となっている点がさりげなく描かれている。

 

エンタメではあるが、哲学的な側面も持つ深みのある作品だと思う。

1人の読者がこれを役に立ったと思っています

このレビューにはネタバレがあります。

九藤 朋
九藤 朋 投稿日:12月24日
退会したユーザー ?
退会したユーザー 投稿日:12月3日
殴り書き書店
殴り書き書店 投稿日:7月24日
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退会したユーザー 投稿日:3月13日
つきかげ御影
つきかげ御影 投稿日:11月29日 更新日:11月29日
なつき
なつき 投稿日:9月28日

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