踊れ、アスラ～4d⇒～ 科学の砦でから騒ぎ。

作者さんの知識や造形の深さと、解釈の幅広さで、様々なテーマを扱った見事なSFコメディになってます。ライトな科学雑誌の連載小説になってもおかしくないテーマとクオリティなうえ、現在のわれわれの生活から地続きの視点での技術や未来を題材としつつ、それらを素人の(でも無闇にエネルギッシュな)主人公を軸にして語られていくスタイルの物語なので、視点が読者に近くてとても読み易いのです。

　それでいて、きっちりとキャラが立ちつつもぶっ飛んでいる主人公に対して、読者は様々にツッコミを入れたくなりますし、実際に作中でもツッコミが入りつつ物語が進んでいきます。

　SFというジャンルが縮小して行ってる、と言われている昨今ですが、全くそんな事はないなと思わせられ、また楽しめる作品です。読み易い長さでもあるので、是非一読を！

この作品は一言で言うとSF作品ですね。科学研究所を舞台に繰り広げられるどんちゃん騒ぎSFになってます。主人公の研究員、香苗が起こす奇想天外なアイデアと横暴な行動により起きる騒ぎはどんちゃん騒ぎそのもの！

　音波であったり、レーザーや人工関節など現実でも少し身近だけどまだよく分からないようなテーマで章を作っており、詳しい科学的な説明とキャラのリアクションで成り立っているので非常に分かりやすいです。作中で得た知識でキャラに「え、ここもっと効率良くできるよね？」ってツッコミを入れながら読めるから面白いったらありゃしない。

　科学という学問を少し身近に感じれる作品です。オススメですよ〜

まだ物語の途中ですが

アクション、ドラマ、推理サスペンス、四畳半ＳＦ、ロマン

一話一話飽きない展開で進んでいます。

ノベリズムでＳＦの書き下ろしが読めて嬉しいです。