今は「ヒノモト」と呼ばれているこの国。
百年近く前に起こった内乱の結果、武士の時代の名称にもあった「藩」が復活し、各地方独自の方針で統治が行われている。
顔は男前だが背が低い男・リュウは南国のサツマ藩に密航で流れ着いた。
その強さと並外れた身体能力で祭りの闘技戦で優勝し、闘神「生きているヤゴロウどん」をも倒したが、人としての修業のためサツマを追放されてしまう。
親友となったシュウと共に、隣のヒゴ藩へ入ったリュウは虎拳プロレスのジンマにスカウトされ、負傷欠場中のメインレスラー虎之助の代わりにプロレスラーとしてリングに上がることになった。その凄まじい打撃技と空中殺法で一夜にしてスターレスラーとなったリュウは、様々な格闘技の猛者たち十人と真剣勝負の闘いを続けてゆく事となる。
第一の刺客「人斬りゲンサイ」の異名を持つ空手家との闘いが始まった…!