ニックには幼い頃から『冒険者になる』と言う夢があった。その夢を叶える為に冒険者養成学校に入学したが、そこで現実を突きつけられ心が折れてしまう。『卒業後は村に戻って大人しく暮らそう』、そう決意し卒業と同時に学校がある王都を後にした。しかし、その道中でお腹を空かした吸血鬼の少女レーラと出会う。彼女は『人の血が吸えない』と言う理由で一族を追い出され流浪の旅をしていた。『人の血を吸わないんだったら害は無いでしょ』と、ニックはレーラを村に連れ帰る事に。この決断がニックにとってレーラにとって村にとって大きな変化をもたらす事になる。