いつも通りAIの気象情報が始まる。
建ち並ぶ高層ビルにスマホ片手に忙しない人混みも日常風景の一つだ。違っていたのは空模様。まさか、予報に反して蒼い一閃が飛び、ビルの破片が降ってくるなど人も機械も予想できなかった。
見えるはずがない、聞こえるわけがない、しかし存在しているアヤカシに追いかけられているユウは、「妖魅呼」というアヤカシを呼び寄せる体質だった。
そのせいで厄介事は日常茶飯事。どうにかして兄の手を煩わせず生きていこうと決意するも......。
誰も知らない世界で魔法士の戦いが始まる。
※この物語はフィクションです。実際の団体や組織名とは無関係です。
同時に連載している「カミノヨ【上】第七文書」は、この作品の情報・設定資料集となっております。こちらは随時更新してまいりますので、温かい目で見守ってくださるとありがたいです。