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チートで護る現実《この》世界 ー 乙女達は今日も異能者を捕縛する ― 腐敗の夏、乙女達は命で駆ける

公開日時:2020年9月1日(火) 15:51更新日時:2021年5月6日(木) 12:56
話数:48文字数:183,939
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あらすじ

『この現実は君の青春で綴られている』

 

 第二次世界大戦の狼煙が見え始めた大正初期。

 日本で深刻な問題が起きていた。

 

 『神宿し事件』

 

 日本の、とある街、とある学園内でのみ発生する特異的神隠し事件の名称だ。

 

 元来の神隠しと大きく違うのは、突如として学生が消えるだけではなく、

 

 異能の力、神力を宿し『自力』で戻ってくることにあった。

 

 曰く、神の国、異世界なる場所にて世界を救って戻ってきたのだと言う。

 

 絶大な神力を宿した少年少女達、時の政府は彼らの保護、管理、そして捕獲を余儀なくされた。

 

 

 

 そんな最初の神宿し事件から、100年後、現代日本。

 

 

 

 日本政府の要請により神宿し事件の舞台となっている学園内にて結成された

 

「異世界対策特殊委員会」

 

 通称『御影学園生徒会』は異世界へと消えた生徒達の救出、保護、管理に追われていた。

 

 その中でも異世界へと直接向かい、救出活動を行う実行部隊、『図書委員』に所属する、三人。

 

 

過去に二つの異世界を救った

『綴喜芽繰《つづきめくる》』

 

獣神の英雄、金髪巨乳で男勝り

『皇之火色《きみのひいろ》』

 

省エネ主義の守銭奴無口PC少女

『ピーシー』

 

 

 彼女達が生徒会からの依頼を請負い、異世界へと姿を消した少年少女達を命懸けで救出する日々の中、ふと、綴喜芽繰は思った。

 

 

『このままでは、まずい』

 

 

 高校2年、17歳、輝かしい青春が瞬く間に過ぎて行こうとしていた。

 

 焦る乙女は、この夏、ついに一つの決心をした。

 

 それは今年の夏こそ、この長い長い片思いを終わらせる事。

 

 彼への『告白』を決意した、はずが……。

 

 

 

 異世界へと消えた想い人

 死者を蘇生する異能者の帰還

 蘇る戦国時代の侍、忍者、魑魅魍魎

 

 

 夏の日差しに死の香り、少し早めのお盆にて、陰る命こそは腐敗の頃合。

 

 

 乙女×能力×捕縛劇  

 これは誰かの現実を護る旅、『チートで護る現実《この》世界』

 最強の乙女達が命で駆ける青春の物語

 

 

 

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著作 兎野熊八

表紙イラスト よのね 様

挿絵イラスト Lala hy 様

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