・シア=ルミノール
スリーニア君主国 元ゴルド子爵 ルミノール家長女。赤髪に翠の瞳の十五歳。
若手の多いフィーネ祓魔隊でも一番若く、ユーリにとっては四つ年下の先輩。家では三人の弟妹を持つお姉ちゃん。
聖輝力が低く、フィーネのように聖輝力をただ放出してもなかなか浄化できない。背丈より長い棍を自在に振り回し、不死者の頭を叩き潰し聖輝力を流し込むのが得意戦法。
性格は正義感の強い猪突猛進型。一心に学び、不乱に考え、勢いでぶん殴る。
聖輝力の低い自分を受け入れてくれた聖女フィーネに深い感謝を抱いていたはずが、好きすぎてだんだんおかしくなってきている。自覚はちょっとあるけどそれでいいと思っている。
ケーキの上のベリーは弟にあげる。
・キンメル=モロモ
首都の北の方にある田舎町から出てきた青年。金髪に鳶色の瞳の二十二歳。
ユーリがギルド『獅子の鬣』に入った頃から指導してきた先輩で、社会や組織のなんたるかを(勝手な主観で)語るのが趣味。使用武器は直剣。一人前以上の力量ではあるのだが、その性格ゆえにほとんど活かされない。
小心者で強いものにはへつらい弱いものにはいばる。ある意味とても人間らしい性格。
田舎コンプレックスが激しく、自分より田舎者なユーリが後輩になって内心とても喜んでいた。
ケーキの上のベリーは何回かに分けてちびちび食べる派。
実はシアさんの方がフィーネより三センチ背が高い。シアさんが大きいんじゃなくてフィーネが小さい。
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