高宮零司さんの作品レビュー

高宮零司
高宮零司 投稿日:11月27日 更新日:11月27日

アフターコロナを描く、革命とテロル、そして恋の物語。

ただし雰囲気は令和というより昭和。

史実でもそうだったが(チェ・ゲバラとかイケメンよな)、革命家はモテるのだ。

マクロスばりの三角関係もむべなるかな(そんな単純ではありませんが)。

 

この小説の中でも触れられてはいるが、作中も(現実世界も)世は右と左の全体主義台頭の危機のさなかにある。

Chinaがデジタル共産主義による世界覇権を推し進め、アメリカがバイデン政権によって孤立主義的傾向を強める、そして日本は減税一つまともにできない自民一弱政権、という世界の流れをうまく掬い取った作品と言えるのでは。

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