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呪忍 八匹の犬が、いま呪いの牙を剥く!

公開日時:2020年9月1日(火) 19:18更新日時:2020年9月2日(水) 04:20
話数:73文字数:181,769
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あらすじ

タイトル名『呪忍(じゅにん)』

里見八犬士。

安房(あわ)里見家初代『里見義実(さとみ よしざね)』の安房統一において、その力を遺憾なく発揮した、その名を知らぬ者がいない一騎当千の強者達。

しかし、それも今は昔の物語。

 

時は流れ、永禄十年白露(はくろ)(1567年9月初頭頃)。

中央では織田信長なる者が、彼の亡き義父斎藤道三の所領美濃を手中に収めた頃。

八犬家(はちけんけ)は謀叛(むほん)の罪を背負い、一所(ひとところ)に押し込められ、今や家名は風前の灯。

 

その八犬家の窮状を救わんと立ちあがるは、五代目八犬士筆頭犬坂生野種智(いぬさか いくの たねとも)。

 

彼が新八犬士に与えしは、犬坂家が誇る智をもって生み出した、失われた初代八犬士の呪いの力と宣教師から得た技術と知識の混合物『呪言(じゅごん)』。

 

命を代償に行使しする『呪言』の力をもって狙うは、北条家当主『北条氏政』の父『北条氏康』が居すわる難攻不落の居城小田原城。

 

北条の大軍勢が関東統一の為に里見の領土を侵略せんと進撃するさなか、間隙をつき、八匹の狂犬の牙が氏康の喉に喰らいく。

北条子飼いの乱波(らっぱ)集団風魔衆の力をもってしても、正体不明のこの恐るべき力を止めることはかなわぬかと見えた。

 

だが、しかし!

その風魔衆に力を貸さんと、密かに忍び寄る者達がいた。

名を一夜(いちや)衆。

美と知をもって、夜の帳に生き情報を切り売りする、諜報特化の忍びの一族

一族の中から八匹の獣の前に立つのは、妖艶に微笑む魔性の娘乙霧ただ一人。

一族の更なる発展の為、彼女は風魔衆の中から、自身と子宝の相性の良い男を婿に迎え入れるべく、風魔が氏康より与えられし使命『八犬士討伐』に力を貸すこととなる。

 

一族の存亡と発展を懸け、いま呪いと忍びの技が火花を散らす。

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