アタラクシアの夜、ルミナの朝 〜魔法が自由に使えない世界にて、純粋無垢な銀髪少女は夜になると自由に魔法を使える最強の黒髪魔女に変わってしまいました〜

公開日時:2021年10月11日(月) 21:15更新日時:2021年11月30日(火) 21:15
話数:48文字数:134,121
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あらすじ

 この世界には、自由に使える魔法がない。魔法を使えるのは、魔法石という貴重なモノを持っている特別な人間だけ。

 しかし魔法石を持っていても、使用回数と使用できる魔法の上限が決められた制限だらけの魔法しか使えないこの世界に、一人の少女が現れる。

 

 銀髪の少女――ルミナが死にかけていたところを魔石使いのノワールに拾われた時、彼女は過去の記憶を全て失っていた。唯一知っていたのは、自分の名前だけ。

 しかしルミナには、本人ですら知らない秘密があった。それはルミナが夜に眠る時、彼女の中から現れる黒髪少女のアタラクシアという存在だった。

 純粋無垢なルミナと違い、正反対の大人びた性格のアタラクシアは――後々、この世界で最も異端な存在となる。

 アタラクシアには、魔法石を必要とせずに魔法を行使できる特別な魔法使い――この世界で魔女と呼ばれる空想上の存在だった。

 

 過去の記憶を失っているルミナは、仕事で世界中を旅するノワールと共に自分探しの旅をする。

 その旅の中で、ルミナは様々な人間と出会い、成長する。そしてルミナと共に旅をするノワールも、彼女をキッカケに自身の過去に向き合うこととなる。

 そうして二人が旅をしていくことで魔女という存在が明らかになっていき、世界に魔女という存在が知れ渡る時――世界は変わりだす。

 

 

 これは魔石使いの青年”ノワール”と記憶を失った少女“ルミナ”が旅をする物語。

 そして夜になると、ルミナから現れる“アタラクシア”という魔女について知る物語。

 

 

※基本的に毎日21:15に更新の予定です。