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連載中 長編 SF / 冒険・バトル

もうひとつの世界、いちばん静かな夏 原始の彼方へ

公開日時:2023年10月29日(日) 11:20更新日時:2023年10月29日(日) 11:20
話数:1文字数:642
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あらすじ

 

 

遠い未来、遥かな空。

 

人間はその肉体を捨て、人工電脳ネットワーク『アマデウス』の住人となっていた。

 

機械都市セクターの超高層ビル群は、今となっては人間という種族のいない世界である。

 

コンピュータネットワーク上にアクセス可能となった時代。

 

人々は有機的な肉体を捨てることで、その個々の情報そのものを電子に変換し、半永久的な寿命を手に入れることに成功していた。

 

今や「人」と「機械」とを区別する境界は存在していなかった。

 

時間の流れは統合化され、その活動領域は4次元的な量子領域にまで拡張していた。

 

 

「人」とはなにか?

 

「言葉」とは一体なんだったのか?

 

 

電子の海に満たされた粒子と波の彼方で、かつての地上の人々が、——探していたものとは?