2049年。人類は、VR空間ハコブネと呼ばれる架空の町で暮らしている。
働く必要もなく、食い扶持にも困らないハコブネで、人の価値は財力や腕力ではなく人格になっていた。
2020年代以降の記憶を持たない青年、ハトヤマは、ハコブネの治安管理を行う組織LiVLAの管理人、クソガキという少女に出逢う。
右も左もわからないハコブネで、ハトヤマは現在の人の価値観を目の当たりにする。