序章 トラック運転手!
第一章 異世界?
第二章 遭遇?
第三章 町?街?え?
第四章 拠点
第五章 ギルドの依頼
第六章 神殿と辺境伯
第七章 王都ヴァイゼ
第八章 リップル子爵とアデヴィト帝国
第九章 神殿の価値
第十章 エルフの里
第十一章 ユーラット
俺は、大木靖(おおきやすし)。
趣味は、”ドライブ!”だと、言っている。
隠れた趣味として、ラノベを読むが好きだ。アニメやコミカライズされるような有名な物ではなく、書籍化未満の作品を読むのが好きだ。
職業は、トラックの運転手をしてる。この業界では珍しい”フリー”でやっている。電話一本で全国を飛び回っている。愛車のトラクタと、道路さえ繋がっていれば、どんな所にも出向いた。魔改造したトラクタで、トレーラを引っ張って、いろんな物を運んだ。ラッピングトレーラで、都内を走った事もある。
道?と思われる場所も走った事がある。
今後ろに積んでいる荷物は、よく見かける”グリフォン”だ。今日は生きたまま運んで欲しいという依頼だ。
え?”グリフォン”なんて、どこに居るのかって?
そんな事、知るわけがない。依頼された荷物を、依頼された場所に、依頼された日時までに運ぶのが仕事だ。
日本に居た時には、つまらない法令があったが、今ではなんでも運べる。
え?”日本”じゃないのかって?
拠点にしているのは、バッケスホーフ王国にある。ユーラットという港町だ。そこから、10キロ山に向かえば、拠点がある。拠点に行けば、トラックの整備ができるからな。整備だけじゃなくて、改造もできる。
え?バッケスホーフ王国なんて知らない?
そう言われてもな。そういう物だと受け入れているだけだからな。
え?地球じゃないのかって?
言っていなかったか?今居るのは、異世界だぞ。
俺は、異世界のトラック運転手だ!
トレーラやクルマが製造できる万能工房。
ガソリンが無くならない謎の状況。使えるナビシステム。
なぜか読める異世界の文字。
故障したりしても、止めて休ませれば、新品同然に直る親切設計。
望んだ装備や設備が実装される不思議な工房。
ご都合主義てんこ盛りの世界だ。
相棒とともに、制限速度がなく、俺以外トラックなんて持っていない。
異世界を気ままに爆走する。
レールテの物流は俺に任せろ!
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注)誤字脱字が多いです。見つけ次第、直していきますが、更新はまとめてになると思います。