如月朔矢(きさらぎさくや)は幼い頃からTVゲームが好きで学生時代の大半をゲームで過ごし、ゲームの感想のレビューを無名でネットに書き込む日々を送っていた。
その後、高校を卒業してフリーター暮らしから数年後、平凡な学歴でも雇用してくれたゲームライターの会社『パーフェクトワンダーバードノベル』の社員として就職した朔矢。
年期があって趣きはあるが、中身はブラック企業で、おまけに貧乏な会社のせいか、どの会社も受け持たないクソゲーの記事の依頼ばかりだった。
上司の鷹見猛(たかみたける)にこき使われ、鶴賀浜麻衣(つるがはままい)から励まされる忙しい毎日。
そんな何もかも未熟な朔矢に新たなる刺激をと、新作のロールプレイングゲームのリアルタイムでの記事作りを任される。
朔矢は入社して三年目にして、初めての上司からの指名で喜び、VRゴーグル使用のゲーム内にダイブするのだが、そこもやっぱり、とんでもないクソゲーの世界だったのだ。
※この掲載している作品は全てフィクションであり、実際の人物・団体・事件などは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。