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守護霊やハイヤーセルフも自分自身ではないか

公開日時: 2022年6月29日(水) 15:36
文字数:3,432


 ハイヤーセルフとは高次元の自身を意味し、私達が「自分」と感じている意識や自我とは別物だと考えている人もいるかもしれません。

守護霊や指導霊の存在は、昔から日本に馴染み深い存在で、人間を霊的に外側から守る存在として信じられています。そして、過去世の記憶も、"昔は「自分自身」ではあったものの、今はそうじゃない"という前提です。


 しかし、これら全てひっくるめて、"今この瞬間の自分"の意識だと私は考えるようになりました。何故なら、海外の研究で「意識はどうやら身体の外に存在するエネルギーかもしれない」という報告がされているからです。

 

参考資料

 https://www.psychologytoday.com/intl/blog/think-well/201906/does-consciousness-exist-outside-the-brain

 

 But according to the decades-long research of Dr. Peter Fenwick, a highly regarded neuropsychiatrist who has been studying the human brain, consciousness, and the phenomenon of near-death experience (NDE) for 50 years, this view is incorrect. Despite initially being highly incredulous of NDEs and related phenomena, Fenwick now believes his extensive research suggests that consciousness persists after death. In fact, Fenwick believes that consciousness actually exists independently and outside of the brain as an inherent property of the universe itself like dark matter and dark energy or gravity.

人間の脳や意識、臨死体験現象を50年にわたって研究し、高い評価を得ている神経精神科医のピーター・フェンウィック博士の数十年にわたる研究によると、この見解(意識は脳が生み出している)は正しくない。当初、臨死体験や関連する現象が、非常に疑い深かったにもかかわらず、フェンウィック氏は現在、自身の広範な研究が死後も意識が持続することを示唆していると考えている。実際フェンウィック氏は、意識はダークマターやダークエネルギー、あるいは重力のように、実は脳の外側に独立して存在する宇宙そのものに備わった性質であると考えているのだ。


 

■自由意志がないわけではない

 

 オーラが視える方はよく、「オーラは何重にも層がある」という話をします。私は、その一番内側の身体に近いオーラというのは、実は意識そのものなのではないのかなと思うのです。感情の起伏によっても色が変化するらしいですが、まさにそれは意識の変化に連動して感情が起伏していると考えると納得がいきます。

例えば、意識が何らかのきっかけで赤色に変化した時、その周波数を受け取った脳が"怒り"という感情として認識する。だから私たちの心は怒りで満たされる。怒りで満たされた時、相手を殴るのか、言葉で主張するのか、黙って耐えるのかは、当人の"自由意志"によって変わってくるのでは?

 

 ハイヤーセルフや守護霊は、オーラの外側のエネルギーの"1つの表現形態"ではないでしょうか。当人の状態や時期、視る人によって、守護霊の姿が変わっていく。厄年に応じて守護霊が交代するというのも、人間が人生を経ていくにつれ、意識がどんどん変わっていくからという可能性もありますよね。

 

 

■過去世は自身のシミュレーション


 量子力学では、過去・現在・未来、あらゆる瞬間に私たちや世界は同時に存在していて、現在のこの瞬間から選び取っているだけだという解釈をしているので、過去世の記憶も同様に、"今の私が「もし過去別の時代に生まれていたら"どんな人生があったか、どんな選択肢を取っていたか"というシミュレーションに近い情報なのではないかと考えています。

だから、過去世の記憶はあらゆるパターンがあり、視る人によって、本人の意識のありようによって変わっていくのです。過去世が根本的な解決にはならない、というのはそういうことだったのですよね。


 過去世によるご縁も、言い換えれば、過去・現在・未来において、繋がる可能性の高い人達のこと。その縁は障害になることもあるし、協力関係になることもある。ZPF(ゼロ・ポイント・フィールド)において、ネットワークが出来上がっている人達のことなのでしょう。

この既存のネットワークを活用して生きるのもいいし、新たにネットワークを構築しようと試みてもいい。引き寄せの一環として、"過去世の記憶"を利用してみるのも、具現化を早める1つの方法かもしれません。



 

■ヘリオセントリックは意識、ジオセントリックは現実


 「そうはいっても、ハイヤーセルフや守護霊は自分と全然違うことを言ってくるのに、自分とは思えない」と言う方もおられるかもしれません。そういう存在を感じる・視える人ほど、自分との違いをよく認識しているのでしょう。

その違いは、占星術で解決出来るかもしれません。


 西洋占星術には、ヘリオセントリックという概念があります。計算方法は違いますが、インド占星術にも分割図という概念があります。西洋・東洋問わず、占星術には目的によってホロスコープを変えて読み解く手法というのが存在します。

これらは「意識には色んなパターンがある」という量子の非局在性に基づいているのではないでしょうか。


 個人的な見解ですが、ヘリオセントリック(以下ヘリオ)という太陽視点(天動説)のホロスコープは、まさに宇宙から太陽系を見下ろした視点です。これは意識に相当し、一方のジオセントリック(以下ジオ)のホロスコープ(一般的に占いで使われる図)は、意識であるヘリオセントリックが、脳や身体を通して心に現れた現象を示している可能性があります。


 ヘリオとジオの惑星の位置は当然ながら若干違います。特に内惑星(水星・金星・火星)の位置は大幅にズレており、内惑星は自身が扱いやすい範囲にある惑星だといわれているので、意識しているのに行動出来ないという矛盾が発生します。

例えば、ヘリオでは金星が牡牛座にあるのに、ジオの金星が牡羊座ならば、理想と現実に隔たりがあります。身体を使う現実では、ジオしか使い方を知らないので、何をどう頑張っても牡牛座の金星のような恋愛(あるいはお金の稼ぎ方)は出来ないと思い込んでしまうのです。しかも、いざ牡牛座の金星のように振舞おうとしても、身体は牡羊座金星しか反応出来ず、頭痛が起きたりなどの拒絶反応が起きる可能性もあります。


 

 

■ジオセントリックは確かにエゴだけれども…


 ジオは身体という肉体を守るために防御反応をするのです。つまりジオはエゴ(自我)だと言い換えることも出来るでしょう。

ただ、私はヘリオで生きられることが勝ち組でアセンションした人々だと言いたいわけではなく、エゴを抜ける必要があることとないことのバランスを取るべきだと言いたいのです。


 理想の人生を具現化する上で障壁となるものはヘリオを意識して行動する、命を守るべきところはジオを意識する、というように。

全てヘリオで生きるのであれば、肉体(ジオ)は要らないという判断になるので、寿命を全う出来るどころか早死する可能性だってあります。

意識が具現化する際に100%一致しないのは、このヘリオとジオの違いがあるからです。100%一致させようとするのではなく、「ヘリオがジオで具現化する時は、どう変わるのだろうか?」と考えながら、ジオに負担がない程度に修正していく方が無理がないだろうと思います。


 ですから、霊能者の方に「守護霊が~」「ハイヤーセルフが…」「過去世が―」と言われても、「そうか、今の私の意識の一部なのだな」と受け取ればいいのです。彼らはそういう表現の方法しか今まで知らなかったのだし、私自身もクライアントに説明する時はそう言います。そうしないと分かりにくいですし、「今のあなたの潜在意識がそう言っています」と言ってピンと来ない世代の方もいるからです。

 

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