プロゲーマー特殊部隊のセイクリッドソング

中川優成
中川優成

序章・この世界とプロゲーマーの特殊部隊

公開日時: 2020年9月16日(水) 12:25
更新日時: 2020年10月2日(金) 11:33
文字数:2,071

2058年9月1日


この日は、RPGプロリーグ始動記念大会が5000人の会場で行われている。


今、オンライン上にあるRPGユニフィケーションという、大会公式ゲームでプロゲーマー達が戦っている。


試合中盤眩しい光が空からさす緑豊かな神秘的な森を2人で走り抜ける。


「この試合でダークエルフが仕掛けてくるんだよね!!」


私は、一緒に走るマリアカーレヂィに話しかけた。


マリアちゃんは私と同じプロゲーミングチーム、ブレイブラビットのメンバー。


この先の都市部には既に同じチームのリク・セイクリッド君と工藤未来(くどうみく)君と神崎颯馬君(かんざきそうま)がいる。


「美樹ちゃん!!残り人数がもうすぐ20人!仕掛けてくるとしたらここだよね!」


初めのクエストのストーリーが終わり得た経験値で初めの80レベルから90レベルになっていて魔法も進化してる。得た報酬でHP回復用の回復ベルやMP回復用のMPベルも手に入れた。

これから他のプレイヤーとのチームバトルの為走っている。


都市部に着いたらアクアプリンスというチームがリク君と未来君と颯馬(そうま)君と戦っている。

相手は3人。


「遅れてごめん!未来君!マリアちゃんと一緒に後衛から援護お願い!」


「了解!美樹さん!左11時方向R5F2T2P3!!(屋上5階建ての建物の2階に2チームいてプレイヤーは3人いるよ。)」


「分かった!ありがとう!警戒しつつ戦おう!」


後ろから、未来君の銃弾が飛び、アクアプリンスの男性メンバーの頭に当たると、氷の竜巻の魔法が発動する。



『スターアイスブレイク!!』


たまらず攻撃を受けた相手は、たまらず前に飛び出て氷に覆われていて星型の氷が放ってる刀で私に真上から斬りかかる。


私は、わずかに動き相手の攻撃を受け流し避けるとそのまま胴を斬った。



『ボルケーノスターストライク!!』



当たる瞬間に星型の炎が飛び交う青い竜巻が相手を包み、青い炎に覆われた星型の炎が飛び交う刀で斬って相手はHPゼロになった。


背後から斬ってくる相手を次々に避けながら相手を斬り飛ばし、相手の体重移動を利用して前衛のリク君、中衛の颯馬君に誘導する。


戦闘の末倒される残り20人になった。


残り20人になるとコロッセオに指定されたエリアで最後の1チームになるまで戦うの。


そのエリアに強制で量子テレポートするんだけど、私達は警視庁から出動要請がかかった。


私達はゲームの武器や魔法を具現化する犯罪者と戦ってるプロゲーマーの特殊部隊、エクスシアのメンバーなの。


東京の大学病院の中庭。

噴水とお花畑がある綺麗な場所。

空には綺麗な夜空と月が見える。


『エクスシアエレメント!!ブルーファンタジア!!』


私達はエクスシアプログラムを使ってゲームの武装を具現化して白がベースて金色の縁の騎士の格好になって戦う。


『セイクリッドソング!!』


この歌で相手の闇の心を浄化してゲームの魔法や剣技を使って戦いHPをゼロにして警察が逮捕する。


犯人が捕まった時私達の目の前に男の人が現れた。

恐ろしいくらいの闇のオーラ。

静かな威圧感に圧倒される。


「ダークエルフ・・・。」



「大天使セフィラムの魂、そうか。お前が高橋美樹か・・・」



「お父さんとお母さんとお兄ちゃんを!!」


私は、怒りに任せ斬りかかった。


「消したと言いたいのか?」


『グラビティレイ!!』


ダークエルフの魔法で私は、膝を着き動けなくなった。


「転生してまで俺達を倒しに来るなんてな。」


「この世界でも、人間を滅ぼそうとするの?共存や平和は望まないの!!」


「この世界の地球は俺達先祖の母星じゃない。確かに関係ないはずだ。だけど、似た星がたまたまあった。似てるから滅ぼし、手に入れる。上はそう決めた。」


「そんな、そんな理由で殺さないで!!平和を望まず戦いを望むなら手をとりあえないなら、私は戦う!」


そのダークエルフの男性は私のネックレスの携帯型PCに触ると、武装が解除されて私はエクスシアエレメントと言っても武装の具現化出来なくなった。

魔法も解除されてる。


「平和か・・・。俺達が滅ぼすんじゃない。ダークエレメントというゲームの武装や魔法を具現化するソフトを使い人間が勝手に戦い滅ぼすんだ。」


「でも、裏で手を引いてるのはあなた達でしょ!怒りや憎しみを超えた先に優しさや平和があるの!!」


私は、HPCから木刀を具現化すると構えて斬りかかった!!


「なるほど、エクスシアエレメントを使わなくても、使えるのか・・・。面白いな・・・特別に教えるよ!お前家族は・・・」


私は、言葉を聞き素直に信じる事が出来なかったが、それが真実であって欲しいと願った。


ダークエルフの男性は嬉しそうに笑みを浮かべると消えた。


私達は、歌い平和を望みながら戦っている。

私は、ダークエレメントで闇の心に支配された皆を歌で浄化して、元の平和な世界にしたい。

お父さんもお母さんもお兄ちゃんもいてまたいつもの何でもない大切な毎日に変えたい。


妹の結愛とプロゲーマーの特殊部隊の皆と力を合わせてダークエルフが世界の皆を殺そうとしてるのを止めて倒す!!


前世からの使命は、私で終わらせる!!


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