リドルは薬作り以外、なんの取柄もない少年だった。
彼はある日、パーティーを追放されてしまう。途方に暮れるリドルだったが、偶然にも傷だらけの魔族を発見した。
怪我人に人間も魔族も関係ない。
そう言って少年は、魔族の青年――ギルガドの傷を癒した。
だが少年は知らない。
ギルガドの正体が、世界最強と呼ばれた魔王だということを。
これは一人の少年と魔族による、心温まる物語(予定)。
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