「私は神様よ。だから、どんな謎にだって恋愛にだって問題があれば、文句を入れてあげる」
そう語るは、正義の心を胸に秘める栗色ポニーテールの女子高生・国立ナノカ。彼女は気になることは何でも調べようとする性格から、友人のジョウマを巻き込んで事件の渦中へと走っていくこととなる。
将棋部部長が部費を持ち逃げして、キサラギ駅へと逃げ込んだ?
彼女たちが挑むは珍妙で、それでも奥にとんでもない真相が隠されているものだった。
その先にどんな悲しい事実があろうと、真実に向き合うことこそ未来のためになると考えて。ナノカは歩みを止めることは絶対にない。
「奇跡の悪魔」、ナノカがそう呼ばれる所以に違いなく、彼女の勇気が、行動力が、誰も予想できなかった奇跡を巻き起こす。
当然、ナノカを取り巻く珍妙な人物たちも個性が光る。愉快な青春ミステリーが幕を開ける!