全てのレビュー
この物語は、純和風旅館の豪勢な夕食のようだなと思っている。
ラノベらしい異世界転生モノとしてのワクワクドキドキに
ヒリリとしたシリアスな展開がある一方、
漫才のような軽妙なセリフの応酬に
淡いラブコメの甘酸っぱさ……
そして日常系アニメを思わせるような穏やかな時間が流れて……と、楽しい要素が満載で、ついつい食べ過ぎてしまう。
そういう多彩さに心が踊り、人々が惹きつけられているのかもしれない。ぽい〜んと。
始まりは少し暗いかもしれないけど、魅力あふれるキャラクター達が集まっていくうちにどんどんコント集団に……じゃなくてw
打ち解けあう事でみんなが居心地好くなっていく、その経緯を観るのがとても好きだなぁ〜と思う。
四十二区がどう変わっていくのか確かめたくて、何度も何度もこの店に訪れてしまう。
今日もまた、きっとあたたかな笑顔で迎えられる事だろう。
さて、今日は何を食べようか……
なろう時代からずっと読んでいて、ずっとレビュー書きたいなぁと思っていたんですが、切っ掛けがなくて、初めてレビューします。
なろうをはじめネット小説は現実世界恋愛ジャンルを中心に読んでいるのですが、更新があれば異世界ジャンルであるにもかかわらずこの作品を一番最初に読んでしまうくらい大好きな作品です。
と言うのもこの作品、異世界とついていて実際魔法や獣人族等出てきますが、問題と解決は現実であり得ることであり、なおかつ異世界であることの必然性もあることから、異世界異世界しておらず読むやすい作品なんですよね。
またタイトルに詐欺師とついているにも関わらず、ほとんど誰も傷つけない、読んでホッとするほっこりする、笑いあり涙ありで、更新されると実家に帰ったかのように安心しながら読んでしまいます。
なろうでは初更新から5年半も経っていると言うことでキャラクター数もかなり多いのですが、書き分けもしっかりされていて、その場面に登場しているキャラクターはどれだけいても分かるし、思い浮かぶんですよね。すごいことだと思います。
この作品のおかげで結婚出来たと言っても過言では無い作品なので、本当に思い入れのある作品なので再度更新されると聞いて本当に嬉しかったです。
と言うのも私はどちらかと言うと二次元では貧○派なのですが、この作品を読んでから巨○もいいなぁ、安心するんだなぁと思い始め、その後今の妻である女性(巨○)に出会ったので、この作品を読んでいなければ貧○でないからと興味を示さなかったかもしれないなぁ、と考えると、この作品を読んでいて良かった、と思わずにはいられません。
タイトルで実家のような、と書きながら最後に実家を離れる話で締めてみました。