主人公、大村純は、IT企業であるD社に勤めるシステムエンジニアである。彼は、毎日の仕事に体力・気力共に搾り取られていた。
仕事に忙殺される毎日が続くと思ったある日、純は深夜残業の帰り道に巨大な黒い毛玉に遭遇する。
大村はその毛玉を持ち帰り、『ケサラ』と名付け、思う存分モフモフする日々を送っていた。
しかし、ある日変化が起きる。『ケサラ』が美少女に変化していたのだ。
ケサラは言う。「私は、不幸を吸い取る」と。
――これは、社畜システムエンジニアと不思議な毛玉少女の物語である。