コウマが愚魔狩を始めたのは、『復讐を成し遂げるため』だった。実は、幼いときに両親を愚魔に殺された経験が彼にはある。とは言ってもこの経験はあくまで、少年時代の竜護の思い出であり、降磨竜護という愚魔狩のルーツに大きく関わりはない。その後、京都の孤児院にて保護された彼は、その孤児院で二つの大きな出会いを果たした。
降磨洋伸と、巽梓沙。この二人との出会いこそが、降磨竜護という愚魔狩のルーツに大きく関わっている――
「竜護!! 稽古はよこんか!! いつまで経ってもお前の剣渡せへんやないか!」
「はぁ? んなもんいつでもええやろ! 今じゃなくても!!」
まだ関西弁すら板についていない頃からリュウゴは既に自堕落な人間だった。そんな彼も13歳になって初めて迎える夏。セミが鳴いている中、ちょっとした反抗期を迎えていた。
「……だいたいそんな焦らんでええやん。今なんかめちゃくちゃ暑いってのに」
リュウゴの詭弁とも言える言い訳にため息を吐く降磨洋伸。孤児院を開いている彼は、京都の由緒正しい愚魔狩の一家の一人息子だった。しかし、彼が子宝に恵まれることなく、妻と死別してしまったため、降磨の血筋は途絶えていた。彼が孤児院を経営し、リュウゴをはじめとした孤児を5.6人ほど育てているのは、その悔しさの反映からか、ただ単にだだっ広い寺の中を一人で歩く寂しさからなのか――まだ13歳のリュウゴにはわかりかねていた。
「リュウゴ! あんたなあ……」
洋伸に怒られているリュウゴを見かねて近づいてきた一人の少女。彼女こそが、巽梓沙である。彼女も愚魔に家族を殺された孤児なのだが、巽の姓が由緒ある一家のものだったらしく、洋伸の計らいによって、その姓を残されていた。
「なんや……」
長い黒髪を生やした、小さな三角顔から目を反らすリュウゴ。アズサはそんなリュウゴの反応を面白がるかのように、大きくてまつげの長い目をリュウゴから反らさぬまま、一歩、一歩と近づいていく。
「コウマさんに助けてもろとること忘れた恩知らずは誰や!」
わざと大きな声で、耳元で声を出すアズサ。肩を縦に揺らしたリュウゴは顔をそらしたまま咄嗟にのけぞった。
「うるさいな!! 言うこと聞いたらええねんやろ!! したら!!」
「違う! コウマさんへの恩返しって言うつもりで一生懸命せえ!」
アズサの強気の言葉に、コウマはゆっくりと立ち上がり、雑巾を取りに倉庫へと向かった。
――俺も降磨や……。
この孤児院に引き取られた時期は、圧倒的にリュウゴの方が早かった。ここで暮らして8年が経った12歳の冬、同い年の巽アズサがやってきたのである。しかし、1年も経たぬうちに気づけば双子の姉のように振る舞う彼女がいた。当然、ほかの孤児もいたにはいたが、年の離れた子がほとんどだったリュウゴにとっては、なかなかどうしてか気にくわない部分が多かった。
「リュウゴはほんまに……」
「……まあまあ、梓沙、そんなカリカリなさんな。あいつ……ここで過ごしてた期間が長すぎるもんでな、自分の家みたいな感覚になっとるだけや」
そうか……と、アズサは頷いた。
「……自分の家に私らみたいな他人がどんどん来るのって、やっぱいやなんかな」
「まあ、俺としては俺のことを本物の親父と同じくらいに思ってくれるようになったかと、感慨深いんやけどなあ」
感涙をこぼすフリをする洋伸に苦笑いを見せるアズサ。しかし、彼女も呆れているという様子は見せず、どこかうれしそうな表情さえ感じさせていた。
◆
「リュウゴ」
夕食の後、蝉時雨とともににわかに聞こえ始めるカラスの声。少し綺麗になった寺の縁側に仰向けでへたり混むリュウゴに向かって、巽アズサが見下ろしながら言葉をかけた。
「……なんやねん」
「稽古、頑張ったやん」
「……うるさいな。別にええやろ。もうすぐ剣もらえるらしいから頑張ったっただけやねん」
リュウゴは寝返りを打ってアズサから視線をはずそうとする。アズサはにっこりと笑ってリュウゴの横――縁側に座り込んだ。
「リュウゴ、コウマさんから降魔術習ってるんやって?」
そう、ちょうど1年ほど前、中学に入学することになったリュウゴは、洋伸から降魔術を習っていた。降磨の血筋は途絶えようと、降魔術は途絶えさせてはいけないという洋伸の意向を、反抗期らしからぬ気遣いで、リュウゴは少なからず汲み取っていたのだ。もちろん――きっかけは家族を愚魔に殺されたことに起因するのだが、降魔術を習っていたこの1年間は、そんな復讐心などどうでも良いほどに充実していたのは確かだった。
「……せや。もう降魔の剣だって扱える技術は手に入れてるねん。あとは自分の刀もろて実際に愚魔殺して魂宿らせるだけやねん」
目線は相変わらず反らしたままだったが、声色が少し明るいと感じたアズサの口角はまた上がった。
「……なにわろとんねん、気持ち悪いな」
あきれたリュウゴに対し、アズサはまた笑う。
「……気持ちわるないわ。ほんなら頑張ってよ。私の両親殺した愚魔も、できたら殺してや」
「お前の両親も……って、そうか。ここの寺に来よる孤児は、みんなそうか」
しばし無言の時間が流れる。カラスが巣に帰ったのか、空は浅葱のような深い青色に変わっている。
「……俺な。才能あるらしいねん」
「へえ、すごいやん」
「うん……」
無言が気まずくて放った自慢話は、あしらわれると思っていたリュウゴ。思わぬ返答にどぎまぎする。
「……洋伸からも、こんなに対魔力のある人間はそうそうおらんって……身ごなしも状況判断も、抜群やって」
「……うん」
一切の顔を見ることなく言う言葉を、アズサは同じく薄暗くなる空を見ながら答えている。
「……俺、ちゃんとやったら、ちゃんとすごい愚魔狩なれるかな。愚龍っていう、バケモン強い愚魔倒せるくらい……つよなれるかな」
「……愚龍っていうんや。リュウゴの親殺したん」
頷いたところはアズサからは見えていないはずだが、彼女は続けた。
「私の両親を殺したのは、紅蓮閻魔と浅葱閻魔っていうねん。ちょうど、こんな夕焼けみたいな空の色をした真愚魔と、もうすぐ夜のときの空の色をした愚魔。いやまあ、あんときは愚魔なんて言葉も知らへんかったから、赤鬼と青鬼に食われたとぐらいしか、思ってなかってんけどな」
初めて聞いた彼女の打ち明け話に、リュウゴは驚く。あまりにも彼女が、気丈に振る舞っているから、あまりにも彼女が、しっかりと自分を保っているから――リュウゴには、アズサがものすごく強い人間に映っていた。
「……お父さんもお母さんも、私を守って死んだらしいねん。『私だけは助けたるから』って……『お前は絶対にこの化け物共を従える力を持ってるから』って……『なんとかする力持ってるから』って……」
「……そうなんか」
無愛想に聞いている――フリをしなければ、自分の動揺が見抜かれそうで嫌だったのだ。
「……俺が殺したるわ」
「……へえ。かっこいいとこあるやん」
たった一言。この一言で、アズサが底抜けに明るく笑うものだから、リュウゴは思わずうつむいた。
「せやったらちゃんとコウマさんの言うこと聞いて頑張らなあかんな」
「……せやから、俺も降磨やって」
アズサは目を点にした。そう、思い出したのである。昼間、洋伸の言っていたことを。
「……リュウゴって、結構孝行息子やんね」
「……はあ? 誰が孝行息子やねん」
眉をひそめるリュウゴと、眉を八の字にして笑うアズサ。この二人が過ごしたその夜は、静かに――静かに更けていった。そう、2体の愚魔が、孤児院を襲うまでは。
◆
「睦実! 青葉! 奏美! 哲平! 梓沙! 竜護!!」
6人の孤児たちを必死に走り回って探すのは、降磨洋伸――この孤児院を営む、一人の愚魔狩。頭髪の薄くなってきた頭を、お坊さんとしてきれいさっぱり丸くできたので、上手にごまかすことができたもんだ――なんて笑っていられたのも、昨日までの話。
「愚魔や!! 愚魔が来とんのや!! どこにおるんや!!」
時間は夜11時――小さな子どもたちは明らかに寝室にいる時間――なのだが、二体の愚魔の出現に際し、大きく動揺をしていた洋伸は、自分がどこにいるのかもわからなくなるほど我を忘れていた。
「なんでよりによって……梓沙の両親――巽サンらを殺した愚魔が来よんねん……」
そう、この孤児院に現れた二体の愚魔――浅葱閻魔と紅蓮閻魔。2体の愚魔である。日愚連京都支部に所属しておらず個人の愚魔狩だった降磨洋伸もその名を知っているほどにアズサの両親は有名な愚魔狩だった。そんな彼らを殺した愚魔が――ここに来ている。しかもきっと……娘のアズサを狙っていたということにも気づいていた。
――まずは自分と同じくらい戦える竜護と合流すべきやろか……いや、でも……真っ先に合流すべきは梓沙や。あの子は……巽サンらのためにも俺が守ったらなあかん!!
洋伸が奔走している間、リュウゴとアズサはともに逃げていた。そう、もうすぐ背後に、紅蓮閻魔と浅葱閻魔が来ていたからだ。
「あかん……! 強すぎる!! 降魔術うんぬんの話やない!! 絶対戦ったらあかんで!」
アズサはそう言うが、リュウゴは戦おうという意志を見せる。
「なんでや。炎を纏う紅蓮閻魔と、冷気を纏う浅葱閻魔……二体ともお前の言うとった赤鬼と青鬼やろが!! お前の両親の仇敵なんやろ!」
「せやけど!! 私はリュウゴが死ぬ方が嫌や!! 戦わんとって!!」
歯を食いしばってリュウゴの服の裾を引っ張るアズサ。孤児院となっている寺は燃やされ、木々は凍らされ……火事と吹雪が同時に襲ってきたような、熱波とも寒波ともとれる気の波が二人に襲いかかる。
「ぐううッ!!」
無意識に対魔力をコントロールする力に長けていたリュウゴは熱気を受け止める。そして――横のアズサも同じように対魔力でガードしきっていた。そう、彼女も底知れぬ対魔力の持ち主。
「……でも、あいつらお前を狙とる。俺が倒さな、お前が狙われ続けるねんぞ!!」
「……」
黙り込むアズサ――そう、彼女は、愚魔を引き寄せる体質の持ち主――餌魔なのだ。故に、底知れぬ対魔力の持ち主でもあり、愚魔にとってもスーパーフードである。
「でも、あんな大きな愚魔、一人で一体倒すのも難しいのに……二体相手なんて……」
「無理やない!!」
コウマはアズサを連れて縁側から部屋の中へ入っていく。
「客間に日本刀があったはずや! それがあればまだ戦えるッ!」
「あんた対魔力の込め方わかってるん!?」
畳を走る。襖を開け、より奥の部屋へと逃げていく。後ろの柱が崩される音。木々の割れる音。愚魔は追いかけてきている。
「当たり前や!!」
客間に入り、飾ってあった日本刀に手を伸ばした。左手にはアズサの右手が握られている。右手に日本刀を握り、振り返った。
「俺は……俺は天才なんや!!」
◆
リュウゴはまず、紅蓮閻魔を相手に回すことにした。アズサの右手を左手でぐっと握りしめ、絶対に自分の後ろをはなれないように、右肩にアズサの左手を添えさせた。しかし、敵の愚魔が吐く炎、常に発している熱風。なかなか近づけずに攻撃ができない。もう一体の浅葱閻魔――周囲を凍らせている愚魔の方にも気を回しながらアズサも守らなければならないというのは、年端もいかない少年にとっては荷が重い。
――術が使えねえのがきつい!! 専用の降魔の剣もらっとくんだった!!
自分が――稽古をサボった日々。今思い出すべきではなかった。彼を包む後悔をもみ消すように、熱い熱い愚魔の息吹が視界を包んでいく。遠くまで吹き飛ばされた二人。
「リュウゴ!」
「効かへん! ちょっとやけどしただけや!!」
右手が焼けるように痛い。痛がるどころか強がる彼は立ち上がる。
「……お願い逃げようや!!」
「……俺は死なへん。絶対に! 俺がこいつ殺したるって!!」
アズサは首を横に振る。
「いいッ!! ごめん! 私がいらんこと言うたから! お願いッ!!」
背中に温かいものを感じた。
「……」
リュウゴは思い至る。アズサは、顔を埋めて泣いている。
――わかってる。アズサ守りながら戦うんはきつい。けど、二人で逃げられるほど敵はザコやない。
一度、アズサの手を振りほどいたリュウゴ。
「……ごめんな……俺がもっと強かったら……お前の手ぇ握りながらでも戦えてんけどな」
「……リュウゴ」
彼女の肩をつかみ、くるりと回す。背を向けさせた。
「あっちの方に多分、洋伸がおる。ムツミやアオバたちを保護して逃げる準備しとるはずや。多分、お前を待っとる」
「リュウゴは……」
アズサが振り向こうとするのを、リュウゴは止めた。
「俺は……洋伸が助けに来てくれるまでの時間稼ぎや」
「……あかんて」
「ちゃう。洋伸はお前が来なチビらのオモリから離れられへんのや。お前が洋伸の代わりにチビらを逃がしたってくれ。そしたら……洋伸が俺を助けに来てくれる」
アズサは、ゆっくりと頷いた。
「ほな、頼んだで」
「絶対生き延びてや」
「……わかった。約束したるわ」
両手をぐっと握り、アズサの頭の上に額をぽんとのせたリュウゴ。
「いけ」
「うん」
振り返ったリュウゴ。二体の愚魔の動きが速いわけではないのが救いだった。まだ、少し離れている。遠くなる足音を聞きながら、リュウゴは刀を構えた。
「うおおおああああ!!」
距離を詰める――走る。跳ぶ。高く――高く。跳躍力は並の人間よりもずっと、ずっとあると自負していたから、愚魔の頭を飛び越えるつもりで跳んだ。
「うりゃッ!!」
紅蓮閻魔の後頭部に回り込み、刀を刺す。痛がっている様子も何もないが、深くは刺さっていない。
――あんまし効いてへんやんけッ!!
すぐに刀を抜く。肩の上に乗っていたのを払い落とそうとする愚魔の右手を華麗なステップでかわし、右手の小指に一太刀浴びせた。
慟哭――これは効いている。
――二体相手でどこまでやれるかわからんけど……行けるッ!! 洋伸が来たら戦えるで!!
リュウゴは「いける」と、そう感じた。そんな一瞬の隙――気の緩みを、浅葱閻魔が見逃さなかった。
暴風のような音が耳元から聞こえてきた。そして、聞こえていたはずの耳から凍てつく痛みを感じる。
――冷気ッ!
紅蓮閻魔もろとも凍らせようと言わんばかりに冷気を自分めがけて吹いている浅葱閻魔。次は紅蓮閻魔の両手が飛んできて、自分の身体をつかんだ。ぐっと力を込める紅蓮閻魔の太くて紅い両腕。体幹部に激痛が走る。
「うぐッ!」
放り投げられた。衝撃、激痛、寒さで感覚のなくなった両手たち。リュウゴは今、一番死を身近に感じていた。
――あかん。
約束を、約束を果たさなければならない。ならば死ぬわけにはいかない。立ち上がろうとするが、感覚がない。背骨をやられたのではないかとさえ……嫌な予感がよぎる。
――凍らされとるんや……。
周りの雑草に霜が降りていることに気がついたのだ。
「降魔術ッ!! 双頭龍」
この声は――俯いていた顔を上げた瞬間、頭髪のない男。自分――そう、リュウゴを見て笑っていた。後ろにうごめく小さな龍が二匹。
「……竜護。お前……」
「助かるわ……ほんま」
リュウゴを抱えるように持ち上げた洋伸。二匹の龍はそれぞれ紅蓮閻魔と浅葱閻魔の元へと飛んでいく。
「あの二匹に任せて、お前は逃げろッ!!」
「……なんでや! おかしいやろ!! 俺も一緒に戦ったら勝てる!」
洋伸は、少し、うれしそうに――でも、どこか悲しそうに笑った。
「梓沙をあれ以上泣かせたんな。はよ行ったれ」
息が詰まった――洋伸は、何かを悟っていたのだろう。両脇に、千切れた龍の鱗が転がっている。
次の瞬間――洋伸の足下に爆撃のような、炎の塊が落ちてきた。
◆
「……ひ……ろのぶ」
リュウゴは全身に軽いやけどこそ負ったが、意識もあったし、動くことも出来た。それでも視界はぼんやりしていた。洋伸の気配を感じ、這う。
「洋伸!!」
声にならないしゃがれた声で、洋伸の名を呼ぶ。
「おう……竜護。さすがにタフやなあ」
倒れている洋伸を見つけ、駆け寄る竜護――直後、絶句した。
「お……おい、身体が……」
両足がちぎれて、胴の端からは臓物が飛び出ていた。初めて見る光景に気管を何かが逆流してくるのがわかった――が、ギリギリのところで堪える。
「……おい!! 足がッ!!」
「……俺はここまでや。しょーじき……もう戦えへんわ。この降魔の剣、やるから……梓沙らに追いついて、最後まで守り抜いたってくれ」
「……なんでや!! 洋伸ッ!! こんなところで死ぬなや!! 俺ら二人で戦ったら勝てたはずやろ!!」
洋伸は――高笑いした。満身創痍を思わせないような、大きな声が夜空に響く――轟々と燃える炎が、ぼんやりと暗い月を霞ませていた。
「満足や。お前は強いよ。それだけは誇れる。一緒に戦えへんかったんはちと悔しいが、お前守って死ねたんなら本望や」
この言葉をきっかけに、後悔が、どっと胸をこみ上げてきた。せき止めていた理性が崩れ、涙を止めることができない。
「稽古サボりまくってすまんかった! 言うこと全然聞かんくてすまんかった!! 梓沙泣かせてもたんもすまんかった! 最後まで足手まといですまんかった!!」
「ふっ……別にええよ……息子ってそんなもんやろ」
「……親父」
洋伸は、安らかな顔で笑った。
「やっと……俺を親父と認めてくれたな……」
降磨洋伸は目を閉じた。愚魔にも負けないほどの慟哭を――炎が渦巻く夜空に向かって上げたリュウゴ。
そして――降磨竜護は、降魔の剣を手に取り、立ち上がった。目前に、紅蓮閻魔がいる。
「……俺は……ずっと思っててんで」
――俺は降磨洋伸の息子、降磨竜護やって。
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