第一部
神崎一樹は異世界に渡る能力を得た。
異世界は魔術や魔族が実在し、ファンタジー要素溢れる世界に一樹は魅了される。
その世界では一樹が持ち込む食品、酒類、医薬品が重宝され、一財産を築くことができた。
一樹は某小説の影響を受け、奴隷の購入に興味を持ち、資金を手に商会を訪れた。そこで元貴族だったという家族と出会い、その家族の一人娘に強い関心を持った一樹は彼女ら家族を買い取った。
一樹が持ち込んだ物品に強い興味を示した王侯貴族は一樹を王城へ招待した。そして、王城でその国の姫と会食する事となり、その席で魔族討伐の取引を持ち掛けられる。
幾日が経ち、再び王城へと招かれる一樹。招待主はその国の王子だった。王子は一樹の能力に関心を持ち、魔族達が巣食う魔大陸への侵略戦争の助力を求めてきた。その対価として、屋敷と一人の女の元冒険者を譲り受けた。
王子は魔大陸への侵略戦争を国民に宣言し、国民達は大いに沸き立った。しかし、それと同時に魔族からの宣戦布告を受けるのだった。