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ワナビにすらなれない俺達は-want to be- ワナビだと自称する貴方を殺すための小説

公開日時:2020年9月7日(月) 15:10更新日時:2020年10月8日(木) 18:24
話数:20文字数:50,284
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1496
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890.2
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35
レビュー
2
作品評価
9.3
わたしの評価

あらすじ

「貴方はワナビですらない。ワナビを自称しているだけのゴミクズよ」

 

貴方は本当に《ワナビ》ですか。

作家に成りたいと願って、渇望していますか。

かつて望んだ夢を斜に構えて諦めて――ワナビを言い訳の言葉にしていませんか。

これはワナビにすら成り切れずにすがりついている人を殺すための小説です。

 

ラノベ部――それは、自らをワナビと自称する人間の、墓場だった。

 

9/14 2つ目のレビューを頂きました!是非ともそちらを御一読ください!

9/22 いつも応援ありがとうございます! 大変励みになっております……!

9/27 食欲の秋イベントということで、コメディグルメスピンオフ『ワサビにすら慣れない俺達は』を投稿しております。宜しければそちらもご一読ください。

10/5 只今中盤〜終盤を鋭意執筆中です。納得のいく物を作るために励んでおりますのでもうしばらくお待ちください。

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全てのレビュー

とこー
とこー 投稿日:9月15日

何度かTwitterで見かけつつ、読もうかと迷っていた作品ですが、つい先程、1話を読みました。

そこで、作品全体のパワーにガチ惚れしました。ワードセンスとか、作品の流れとか、全体的にパンチが強くて好きです。

書き専の方もweb小説界隈には多いですが、そんな方でもこの作品は読む価値がありますよ、きっと。

何より、ラノベ好きで、「書きたいな」と思ったことがあるなら絶対胸に来る一作です。

5人の読者がこれを役に立ったと思っています
Tokyotype94
Tokyotype94 投稿日:9月7日 更新日:9月7日

 創作界隈にとっては小説投稿サイトが空気のような日常風景になって久しい2020年。

 そんな今だからこそ(いや、はるか昔から)

 

「『作家』とは、どのラインにいる書き手を指すのだろうか?」

 

……という命題が重くのしかかる訳です。自分を評価する上でも他人を評価する上でも、これは避けられません。

 

 作品を書き上げることなのか。投稿サイトに上げることなのか。ネット投稿作の書籍化なのか。公募新人賞受賞なのか。ヒット作の輩出なのか。コンスタントな新作リリースなのか……etc。当然、人によって細かな判断基準や価値観は異なるものと思います。

 

 ただ一つ言えることは、より『作家』に近づくにはより多くを書いて、より多くに読ませて、より多くの感想を得ることが必要で、突き詰めるところ

「みんなが認める結果」

「理想的な認められ方」

に結びつくわけです。

 

 だからこそ、この作品のキャラクター達は序盤早々に現実と理想の狭間で悶え苦しんでいます。そして、これからずっと、もがき続けるのだろうと思います。

 諦めて終わりにするにせよ、納得できる何かを掴むにせよ、自分で決着をつけるその日まで……

 

 

 更新が楽しみな作品です。

4人の読者がこれを役に立ったと思っています