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連載中 長編 現代世界 / 戦争

獣は還らない けだものはかえらない

イラスト:青楊(ロゴ)
公開日時:2021年1月30日(土) 08:00更新日時:2021年7月28日(水) 12:00
話数:55文字数:273,617
ページビュー
528
ポイント
782
ブックマーク
7
レビュー
1
作品評価
8.3
わたしの評価

あらすじ

第二次世界大戦後期、薬物強化した猛獣を『獣兵』として兵器投入し敗戦を免れた大日本帝国。

全ての宗教を禁止し、倫理と信仰を捨てた軍事政権を樹立した日本に全世界が震撼した。

時は経ち西暦二〇〇〇年、軍国として君臨する大日本帝国が新たに開発しようとしていたのは、獣と人間を融合した『獣人兵』だった。

北海道の研究所を脱走した『獣人兵』を巡り、各国の刺客と帝国軍の血みどろの争いが始まる。

 

※この物語はフィクションです。実在の人物・団体には一切関係ありません。

※一部過激な表現を含みますが、各宗教・団体の信条や人種・制度を否定・差別する意図は無く、あくまで作中の演出です。

※上記演出を許容できない方には閲覧を推奨しません。

※作者は如何なる神・宗教も崇拝していません。

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天方セキト
天方セキト 投稿日:2月19日

この作品は第二次世界大戦がもう終わった日本が舞台。我々の世界とは違ってまだ「大日本帝国」名乗っている世界線であります。軍隊を捨てていない日本というわけですね。

 

 ただシンプルにミリタリーであるのではなく、この作品は薬物強化を施した獣がいるという点です。従来の獣とは全く違ったスペックを持つ兵器としての獣が使われているという設定。もうこれが好きすぎてたまらない。狼はスペックが上がり、知能も上がっているので命令に忠実な立派な兵器になっていたりします。

 

 戦争は終わっているのにどこか古風な口調のキャラが多いのもこの世界の設定であることが活かされているのでしょう。あらすじにもある通り血みどろな戦いも多いです。だがしかし、そんな血みどろな戦いの中で発生する謎や「獣兵」の存在など読者を惹かせる仕掛けがいっぱい。

 

 このケダモノ達の活躍を是非とも覗いてみましょう! オススメです。