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焼印の魔銃士 ~理不尽な冤罪で魔力封印の焼印を押されて追放。未来を断たれた少年は、魔銃を手に成り上がる。追放した国は魔族に攻められて滅亡しましたが一切手助けしません~

公開日時:2021年2月6日(土) 22:59更新日時:2021年2月14日(日) 17:00
話数:10文字数:25,620
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あらすじ

「―――謀反者の息子リベル・ライニスよ。貴様を焼印刑に処す。二度と魔杖士として生きられぬ身体にしてやろうぞ!」

 

優れた魔杖士を輩出することで知られる魔杖大国ハイヴェイン。

貴族にして宮廷魔杖士の父に育てられ、自身も魔杖士としての将来を嘱望されていた幼い少年、リベル・ライニス。

しかし父親が王宮内の腐敗、そして父の才能を妬んだ国王や貴族によって謂れのない冤罪を着せられた時、リベルの生活は一変した。貴族としての身分を奪われ、二度と魔杖士として生きられないようにその身体に【魔力封印】の焼印が焼き刻まれる。

 

しかし、その時は誰も知らなかった。リベルは、一国に必ず一人は必要な「均衡の魔杖士」の素質を持っており、それが無ければその国は魔力の安定を失い、邪悪な魔に飲まれて存続できないことに………。

 

まだ幼い身で王都中を引き回され、家族同然に思っていた魔杖士や、王都の人々からも壮絶な暴力と侮辱を一身に受け、奴隷として売られるリベルだったが、そこに駆け付けた老義賊スカイエルに助け出され、安全な他国へと連れていかれる。そしてその庇護の下で〝銃士〟という新たな未来と出会うことに。

 

数年後。16歳になったリベルは銃士として一人前となり、第2の故郷を出奔。やがて銃士としての才能と実力を発揮して、出会った仲間と共に「最強」の道へと至る。

 

………一方、リベル親子を貶めたハイヴェイン王国は「均衡の魔杖士」を失い、魔杖士たちが魔法を使えなくなり、失政に次ぐ失政によって他国からも見捨てられた結果、魔族の侵攻により筆舌に尽くしがたい地獄絵図が作り出されることとなる。