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王道ファンタジー冒険譚!とタイトルにもある通り、王道ファンタジーとして充分楽しめる小説だと思います。ただ単に面白いというだけではなくて、いわゆる作家や芸術家が伝えたいというメッセージ性があるじゃないですか、それがしっかりと伝わってくる作品のように感じました。この物語を通して、自分は何のために生まれてきたのかとか、みんなのために何の役に立つことが出来るだろうか、そう考えながら読んでもらえると、より一層楽しめるのではないだろうかと思います。皆さんも是非読んでみてください!
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
王道ファンタジー冒険譚!とタイトルにもある通り、王道ファンタジーとして充分楽しめる小説だと思います。ただ単に面白いというだけではなくて、いわゆる作家や芸術家が伝えたいというメッセージ性があるじゃないですか、それがしっかりと伝わってくる作品のように感じました。この物語を通して、自分は何のために生まれてきたのかとか、みんなのために何の役に立つことが出来るだろうか、そう考えながら読んでもらえると、より一層楽しめるのではないだろうかと思います。皆さんも是非読んでみてください!