イモウトパラレル

ひとりっこの俺にパラレルワールドから妹がやってきてしまった件について
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amenomikana

The 4th day 前編

公開日時: 2020年9月23日(水) 18:04
文字数:7,362

四日目の朝、妹よりも早く目を覚ましたぼくは、寝相が悪くうつ伏せに顔を枕に埋めて眠っていた妹のベビードールの背中をめくってみることにした。

そこには確かに、ゆうべ見た七色の花弁のタトゥーのようなものが存在した。ゆうべ四枚の花弁があったそのタトゥーは、今朝は三枚しかなかった。

花弁は最初七枚あったに違いない。それが妹がこちら側にやってきて三日目の昨日四枚になっていて、四日目の今日三枚になっている。

カウントダウンされているのだ、とぼくは確信した。

妹は一週間しかこちら側にいられなかったのだ。残された時間は今日を入れて四日しかないということだろう。

七色の花弁の花のタトゥーによるカウントダウンは、神隠しについて民俗学界に影響を与えたという父のもう最後の作品ではなくなった小説には書かれてはいなかった。それもそのはずだ。父のもとに母は訪れなかったのだから。

佐野教授が聞いたら喜ぶだろう。

妹が知ったらどんな顔をするだろう。

七色の花弁のタトゥーのカウントダウンについて、ぼくは誰にも言わないでおこうと決めた。

父にも、佐野教授にも、そして妹にも。

妹と別れる最後のときまで。

残された四日間を、一日一日を、一分一秒を大切にしよう。

あちら側の「ぼく」とは違う、妹に愛される兄になろう。

ぼくはそう心に決めた。

妹の頭を優しく撫でながら。


妹が目を覚ますのを待つ間、ぼくは久しぶりに携帯からミクシィにログインした。部屋にパソコンがあるのにおかしな話だなと思ったけれど。寝ている妹のそばから離れるのがいやだった。妹は携帯電話を握り締めたまま眠っていた。

新着メッセージや、日記へのコメントなどはなく、特に見るものもなかったが、戯れにマイミク一覧のページを開いてみることにした。

マイミクというのはマイミクシィの略で、ミクシィというソーシャルネットワークサイトの中での友人のことだ。ソーシャルネットワークサイトとは何であるかと言えばミクシィのことだとしかぼくには説明がつかない。

後輩の花柳などはミクシィを出会い系サイトとしてうまく利用しているらしく、ぼくが知る限り三人の女の子と性的な関係にまで至ったらしい。何度か女の子と出会う方法なんてのを誇らしげに語られたこともあった。

それは以下のような方法である。


①ブロフィール画像は必ず自分の顔が写った写真にすること。


顔がわかるということは、文字だけのやりとりになりがちなインターネットにおいては、女性からの警戒心が随分和らぐということらしい。しかし、 ただ単に自分の顔写真を載せればいいというものではないらしく、髪をセットし髭を剃り、一番お洒落な服を着て、フラッシュで顔を白く飛ばす。何十枚も携帯 で写真をとり、ベストショットを載せなくてはならないらしい。


②とにかくおもしろい日記を書くこと。


インターネットにおいては昔からおもしろい男がもてるらしい。日記であるから、その日あったことを書くわけだが、2ちゃんねるでチラシの裏にで も書いてろと言われてしまうような日記は決して書かないこと。常に読まれることを意識して、些細な出来事であっても何倍にも膨らませて脚色し、おもしろ く、読ませる日記を書くことで、女性にこの人と会ってみたいと思わせることがもてる秘訣だそうだ。


③女性のメールアドレスを自分からは決して聞かないこと。


もてない男にありがちな話らしいが、出会い目的の男はとにかく女性からメールアドレスを聞きたがるものだそうだ。知り合ってすぐにメールアドレ スを聞かれれば、女性は警戒心を抱く。それ以上の進展はもう望めないと思った方がいいらしい。ミクシィでのメッセージのやりとりは、逐一ログインをしなけ ればならず面倒ではあるが、それは女性も同じである。女性がミクシィを介してのやりとりを億劫に感じるようになれば、女性からメールアドレスを教えてくれ る。そのときにはもう、女性は完全にとはいかないまでも、かなり自分に対しての警戒がなくなってきている証拠なのだという。


そこまで来ればもう、会ってやるだけ、と花柳は得意気に話していた。

「ただ、」

と、花柳は神妙な面持ちでぼくに言った言葉がとても印象に残っている。

「メールアドレスに『プーさん』が入ってる女は、十中八九デブでキチ×イです」

きっと何か辛い思い出があるのだろう。


他にも、出会いを目的としていることが一見して分からないように、コミュニティは出会い目的とそうでないコミュニティの割合を1:9、もしくは 2:8になるようにするだとか、いろいろとテクニックを無理矢理教えられたが、ぼくはさして出会いなどミクシィに求めてはいなかったし、顔を見知った相手 としかマイミクになるつもりはなかったので聞き置いた。

花柳のマイミクは900人を越えていた。

ぼくはといえば――

マイミクが知らぬ間にひとり増えていた。

M子という名の、女の子だった。

マイミクシィの追加リクエストを受けた覚えもそれを承認した覚えもない。

M子という名の少女のページを見て、ぼくは驚きを隠せなかった。

M子は、ぼくのそばで眠る妹だった。







M子は確かにぼくの妹だった。

妹に確かめたわけではない。プロフィールを見ればそれは一目瞭然で、ミクシィ上の名前はM子であったけれど、プロフィールの本名の欄にはご丁寧 に加藤麻衣の名が記されており、現住所は中区大須とあった。顔写真などはなかったが、それは妹が二代目内倉綾音であることがばれてしまわないためだろう。

妹のマイミクはぼくひとりだった。

15歳の妹が18歳以上を限定としたミクシィに参加しているのは問題だが、そんな中高生はいくらでもいる、些細な問題だ。

こちら側に存在しないはずの妹の、あちら側のミクシィの情報が、あちら側からこちら側に適応している、ということの方がはるかに問題だ。

文芸部員たちに招待されたのかとも考えたが、妹は3日以上ミクシィにログインしておらず、妹のマイミクはぼくひとりだけだから、その可能性はない。

あちら側の「ぼく」もミクシィをしており、妹がこちら側にやってきたことにより、あちら側での「ぼく」以外のマイミクとの関係が切れて、ぼくとの関係だけが残った。そう考えるのが自然だ。

しかし疑問もある。

こちら側に存在しないはずの妹のアカウントがなぜ存在しているのか、ということだ。そんなことはあるはずのないことだった。

そこまで思案して、ぼくはさらなる疑問に気付いてしまった。

妹がこちら側にやってきた三日前、妹はぼくの携帯に電話を何度か入れている。確か父にも電話をかけたと言っていた。あのときは目の前に現れた少 女がまさかあちら側からやってきた妹だとは思いもよらず(新手の「妹」詐偽だと思っていたくらいだ)、まったく気にもとめなかったし、その後妹が携帯を使 うところを見ていなかったから気付かなかったが、あちら側から妹といっしょにもたらされ、こちら側には存在しなかったはずの携帯がなぜ使えたのだろう。

携帯もまたミクシィ同様に、あちら側からこちら側に適応している、ということだろうか。

だとすれば、妹の背中の七色の花弁のタトゥーは、妹がこちら側にいられる時間ではなく、妹がこちら側に適応するまでの時間なのかもしれない。

そのどちらでもない、ということも考えられる。

考えても結論は出なかった。

あの男の出番、といったところだろう。

依頼人が依頼を持ち込んだとき、その探偵は依頼の内容をすでに把握し、その回答までも用意している。

ぼくが三日前に電話で、妹の通う学校の生徒手帳が本物であるか確かめる方法を尋ねた探偵だ。

依頼解決の報酬に美少女フィギュアを所望する探偵は、朝比奈みくるのフィギュアを、三日前ぼくに所望した。

ぼくは妹を起こすと、

「大須に行こう」

と言った。


女の子の身支度には時間がかかる。

ゆうべお風呂に入ったのに、妹は今朝もまたお風呂に入り、しかもぼくの書いた小説を読みながら小一時間半身浴をしてくれた。ぼくが書いた小説の ほとんどはおそらくあちら側の「ぼく」も書いているはずだけれど、「ぼく」はどうやら作家としてプロデビューする前に書いた小説を妹に読ませたことがな かったらしい。

お風呂から上がった妹は、兄妹だから別に恥ずかしくないとでも言うつもりなのか、ぼくの目の前を裸のままうろついては、下着を履き、綾波レイと同じブラジャーの付け方をして、今度は下着姿のままぼくの目の前をうろつくのだ。

そのブラジャーの付け方、あんまりよくないって聞いたことがあるよ、とぼくは言おうとしてやめた。女の子と付き合ったこともないぼくが、どうしてそんなことを知っているのか問われても返答に困ってしまうから。

髪を入念にドライヤーで乾かして、ワックスを塗りこんで、またドライヤーをかけて形を整える。化粧などしなくても十分にかわいいのに化粧をす る。中学三年で化粧はまだ早いとぼくは思ったけれど、皆しているそうだ。そういうものだろうか。妹が化粧をしているのをぼくはじっくりと観察した。かわい い妹がもっとかわいくなっていく様子は見ていてとても楽しいものだったけれど、やっぱり中学三年に化粧はまだ早いとぼくは思った。

それで終わりかと思えば爪をきれいに研きはじめるのだ。

妹が身支度を終えたのはお昼を少し過ぎた頃だった。

女の子の身支度にはとにかく時間がかかる。

ようやく出かけられると思った矢先にチャイムが鳴った。

ドアを開けると、そこには部の後輩の佳苗貴子が立っていた。




「加藤さん、わたしの彼…、わたしの彼オタクかもしれないんです!」

ぼくの部屋を訪ねてきた佳苗貴子から、ぼくはそんな相談を受けることになってしまった。

ぼくは彼女を部屋に招きいれ、妹にお茶を出させた。

妹が差し出したお茶に一口だけ口をつけると、

「加藤さんは、えっと、その、エヴァンゲリオンって好き、ですか?」

彼女は、口にするのもためらうように、そう言った。

彼女の話によると、先日彼の部屋に遊びに行くと、ヱヴァンゲリヲン新劇場版のDVDを観せられた、とのことである。

その前のデートではヱヴァ特集が組まれた雑誌を手渡されて予習をさせられた、とのこと。

DVDを見終わった後は十三年前のテレビ版との違いを、延々彼女に語ったそうなのである。

しかし、彼はこれまで一度もそんなそぶりを見せたことがなかったのだそうである。

「本当に? 一度も?」

佳苗貴子が彼が付き合い始めてもう2年になるそうだ。

テレビ版との違いを語れる男が、今まで一度もそんなそぶりを見せなかった、そんなことがあるはずがない、とぼくは思ったのだ。

「あった…ふたりでコンビニで買い物するとき、いつも一個100円もするシールつきのウェハース買ってた……」

「それ間違いないよ、オタクだよ。ぼくでも集めてないよ」

「親友が声優オタクだって話してたことがあった…。その人は10年くらい続いてるラジオを今でも録音し続けてるって……」

「それ友達の話じゃないよ、自分の話だよ。ぼくでも録音してないよ」

佳苗貴子は泣きそうな顔をした。

「わたし嫌なんです! 彼氏がオタクだなんて! 絶対嫌なんです! 加藤さん、彼がオタクかどうか確かめるいい方法ってないですか!?」

彼氏がオタクだなんて絶対に嫌なんです。

たぶんオタクの部類に入るだろうぼくはその言葉に少し抵抗を覚えたが、彼女はぼくのかわいい後輩だ。ぼくは彼がオタクかどうか確かめる12の方法を彼女に伝授することにした。



①アニメキャラを「君」「さん」付けで呼ぶ。


「彼、最後に出てきた男の子のこと、カヲルくんって呼んでた…」

「それ間違いないよ、オタクだよ。ぼくも呼んでるよ」



②アニメが好きなだけじゃなく、好きなアニメキャラがいる。


「彼、シール付きのウェハース、シークレットの綾波が出るまで集めるんだって……」

「それ間違いないよ、オタクだよ。ぼくはアスカの限定テレカとか持ってるよ」



③アニメキャラの声が別のアニメキャラと同じことがわかる。


「彼、綾波レイの声が、らんまと同じだって…」

「それ間違いないよ、オタクだよ。東京ブギーナイト録音してるんだよ」



④声優の名前が言える。ちょっとしたプロフィール的なこともわかる。


「彼、綾波レイは林原めぐみだって…。看護婦さんの免許もってるって……」

「それ間違いないよ、オタクだよ。明日があるさとか読んでるよ」



⑤ふと口ずさむ歌がアニメソ……


「もういいです!やめてください!」

佳苗貴子は泣き叫ぶように言った。

「加藤さんがものすごいオタクだってこと、もうわかりましたから……」

ぼくは彼女の肩を両手でぐいとつかみ、揺さぶった。

「わからなきゃいけないのはそこじゃないだろう!」




佳苗貴子の相談に乗った後、彼女は大学の文芸誌に寄稿する短編小説を、寄稿する前にぼくに読んでもらいたい、と玄関口でぼくに言った。

なぜ彼女がぼくの部屋を知っているのかと言えば、大学に近いぼくの部屋は部員たちの溜り場になっていたことが一時期あったからだった。花柳たち がお酒を飲んで夜中に大騒ぎをしたことがあり、隣の部屋の経済学部生から苦情が未亡人の管理人さんの耳に届き、ぼくはこっぴどく叱られて部屋を部員たちの 溜り場にすることを禁止されてしまっていた。

文芸誌に寄稿された小説は、部内で批評されることになるが、部長や今では滅多に顔を出すことのない先輩たちは、批評というよりは悪意しか感じられないような酷評をしてくれる。

プロの作家でも編集者でもない、中小企業に営業職で就職するか地方公務員になるのが関の山のただの読書好きの素人が酷評なんておこがましいとぼくは思うけれど。よりによってその悪しき伝統は酒の席で行われるから質が悪い。

小説を書きはじめたばかりの後輩たちの中には、それがきっかけで小説を書かなくなった者も多く、書き続ける者も寄稿する前にぼくに一度読ませて何を言われることになるかをぼくから聞き、あらかじめ心の準備をしておく、という暗黙の了解が部内で出来上がっていた。

ぼくが他人が書いた小説の良いところしか誉めない。酷評はぼくには性格的に向いていないのだ。だが部長や先輩たちが言いそうなことを指摘するく らいのことはできる。自分にも甘いかわりに他人に甘いということを後輩たちは知っているのだ。そう言えば花柳や氷山からもメールで小説が送られてきてい た。

ぼくは小説が印刷された数枚のA4の紙を受けとると、妹といっしょに大学へ行く佳苗を送り、大学前のバス停で彼女と別れた。

バスを待つ間にぼくは佳苗の小説を読み、まず良かったと思う点を、次に部長や先輩たちが言いそうなことを携帯のメールに打ち込み、彼女に送信した。

今回の文芸誌は全員参加ということだから、部員たちは佳苗や花柳や氷山のようにぼくに一番に小説を読ませる気だろう。面倒な役回りだなとぼくは思うが、こういう風にしか生きられないのがぼくなのだと諦めた。

ぼくたちはバスに乗り、藤が丘の駅に向かう。地下鉄藤が丘駅は地下鉄のくせに地上にあり、三つほどの駅を越えるまで地上を走る。名古屋駅のひとつ手前の伏見で乗り換えだ。乗り換えた後は一駅で大須観音駅につく。

大須は、以前書いたことがあったけれど、名古屋の秋葉原といった街であり、あちら側では「ぼく」と妹の実家兼父の事務所のマンションがある街だ。

妹に案内されてあちら側にある「ぼく」たちの家を訪ねると、確かにそこに、マンション「ぴゅあハウスれもん樹」はあった。

「なんて恥ずかしい名前なんだ……」

正気のさたとは思えなかった。

「でしょー。だから麻衣、住所書くときいつも恥ずかしくて困ってるんだー」

妹は言葉とは裏腹にうれしそうに、「ぼく」たちの実家は815号室だと話し、ぼくをマンションの入り口に手招きする。妹の持つカードで入り口のドアは開いてしまった。

当然だがこちら側の815号室には妹の知らない別の誰かが入居している。

ぼくは不法侵入を試みる妹の首ねっこを捕まえてマンションから引きずりだした。

「エーン、エーン」

嘘泣きをする妹に、

「演技そんなに下手だっけ?」

と、ぼくは妹の女優魂に火をつけてしまい、マンションのある通りを抜けて商店街のある大通りで思いきり泣かれてしまった。

いや、ちがうんです、この子ほんとに泣いてるわけでも、ぼくが泣かせたわけでもなくて、この子女優なんです、まだ売れてないから、いつでも泣けるように練習してるだけで、と、ちらちらとぼくたちを見る通行人たちにぼくはそんな言い訳をしていた。

妹はぼくを困らせるのを楽しんでいる節があり、

「で、これからどこ行くの?」

と、涙をあっという間にどこかにやって、ぼくの腕に抱きついてきた。

妹の、小さな胸が、ぼくの腕にあたった。

「ゲーマーズか、まんだらけか、――ちょっと遠いけど、とらのあなかな。コスパも一応見ないとな」

妹は一単語もわからない、という顔をした。

「何買うの?」

「朝比奈みくるのフィギュア」

「誰それ」

「凉宮ハルヒの憂鬱ってアニメに出てくる、未来人?」

だったと思う。後輩に勧められて一通り見たけれど、一年もまえの話で、あまり内容を覚えてはいなかった。

「凉宮ハルヒって誰?」

「凉宮ハルヒは凉宮ハルヒだよ。主人公」

いや、主人公はキョンだっけか。

「なんで凉宮ハルヒさんは憂鬱な気分なの?」

そんなことは作者に聞いてくれ。

ぼくは、三日前に妹の生徒手帳が本物であるかどうかを確かめるために電話をしたのが知り合いの探偵で、その探偵が依頼の報酬に美少女フィギュアを所望したことなどを話した。

妹は、探偵ってほんとにいるんだね、と興味深そうに目を輝かせて聞いていた。小説や漫画の中だけの職業だと思っていたらしい。ぼくは探偵になるための学校が(探偵学園ではなくガルエージェンシーとかいう名前だった)あることなどを妹に話した。

ぼくは二軒目のまんだらけでようやく朝比奈みくるのフィギュアを見つけた。ゲーマーズでは見付からず、途方にくれていたところだったから見つけたときの感慨深さといったらなかった。

朝比奈みくるはかわいい。

朝比奈みくるのフィギュアの入った赤い箱を宝物のように抱き締めて、レジへ向かうぼくに妹が言った。

「お兄ちゃん、もてないでしょ?」

ぼくの腕の中には探偵用と自分用のふたつのフィギュアが抱き締められていた。


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