SEASON1 CHAPTER1 銀髪碧眼幼女、LAへ立つ
SEASON1 CHAPTER2 実力と陰謀の学校、MIH学園
「処女であるワタシを抱いてくださいイケメン様……とでもいうのかい?」
すべてはここからはじまった。
「宗教放棄者にちょうど良い場所」
それは一体なんだろうか。共産主義のような国家体制? いいや……なにか裏があるはずだ。
「オレは暴れられればそれで良い」
結局、そこへたどり着くのだろう。
「ここがロスト・エンジェルスか、随分発展してやがる」
いわゆる中世ヨーロッパ風の世界へ転移したわけではないようだ。
「……あ? オレが九か一〇歳のガキに見えるってこと?」
そこには一〇歳程度の見た目をした銀髪碧眼の美少女がいた。
「与えられたカードで勝負するしかない」
諦観にも近かった。歯切れの良い言葉は便利だ。
「地球上に存在しない法則を操るのがオレの超能力。そして、この世界に超能力は存在しない」
つまり、なんだってできるってことだ。どんな強敵にも勝てる。
「ワタシとおまえは姉弟だ」
ようやく実力的に対等な相棒と出会った。
そしてここへ記す。
世界は変わる。自分の望むように──。
ルーシ・スターリング