150話記念 作品設定 という名の覚書
世界編になって色々と独自設定が出てきているので自分の為も含めて世界の設定資料集です。
理解しなくても全然平気ですが、知っていると色々と目安になるでしょう。
○曜日と年設定について
曜日は7日周期
木、水、地、火、風、空、夜 で夜の日が仕事休みの安息日
神々に由来している。
年は14カ月。
木、水、地、火、風、空、夜 に主神を表す星月が加わって8月
木の|一月《いちつき》、木の|二月《につき》というように同じ月が2回ずつ回り
4カ月ごとに春夏秋冬に分けられている。
一月は28日(一週間四回巡り)うるう年などはない。
新年は星月が終わった後の木の月の初日。
誕生日を個々人が祝う習慣は無く、そもそも誕生日は忘れ去られており冬が終わったら一年過ぎた、と思う程度。
○時間について
一日十四刻。一刻は現実世界でいうと一時間半~二時間。
体感でいうなら一日二十四時間とそんなに変わりない印象。
時間も神の七神分割。
午前中が一の木の刻、一の水の刻、というように流れ、昼の半分が二の刻の始まり。
夜の半分が一日の終わり、新しい一の刻の始まり。
都会では一の地刻が朝の始まりとされているのでその時間に最初の教会の鐘が鳴り、夜の始まりとされる二の風刻まで一刻ごとに時間を知らせる。
○お金の単位について
お金の単位は少額銅貨 100円 中額銅貨 500円 高額銅貨 4~5000円
少額銀貨 10000円 高額銀貨 10万円 金貨100万円
(ふんわりイメージで)
十枚で上の硬貨と交換。
金貨以上の高額貨幣はなし。
精霊金貨はエルトゥリア独自のもので、エルトゥリアが鎖国している間に作られたもの。
銅や銀の鉱山がなく、むしろ金の方が良く採取できたエルトゥリアの中での単一貨幣。
小国で、生活のメインは物々交換ですんでいたエルトゥリア。
あんまり国内ではお金を重要視してなかったのでエルトゥリアの中では1万円程度の価値のものだったがその美しさと外の世界に殆ど出なかった希少性から、鎖国、王国滅亡コンボで外での価格は爆高。
今、王都で仮に売りに出されると 金貨50~100枚くらいで取引される。
○国について
世界は一つの巨大な大陸で全て陸続き。
大陸の中央に神が今も神が存在するとされる大聖都 ルペア・カディナ
そこから、雛菊の花びらのように七国が取り巻いている。
全世界の人間に不老不死を与えたのが神、なので信仰はとても高い。
不老不死について
どういうシステムで世界中の人間に不老不死を与えているかは不明。
ただ、神の恩恵という形で授けられるもの。
何もしないで不老不死になることはできない。
不老不死は500年前の発生時に生誕していた者は不老不死を得るか、得ないかを選ぶことができた。
(不老不死を得る、ということを拒否すれば得ないことができる、という形。
神に忠誠を誓うという事なので、エルトゥリアの民は精霊の力を選び神の恩恵を拒絶した。
若返りはできないので、老人などはそのまま静かに死を選んだ人もいる)
その後、生まれた者は神に寄付をすることで、不老不死を得る儀式を受けて不老不死になることができる。
(子ども上がりと呼ばれ、一段低く見られる傾向)
不老不死になった時点で、国に住民として登録され、納税の義務と自由権が与えられる。
不老不死を得ない子どもは基本的に人間として数えられないが、所有者には権利があるとされていて、所有者のいる子どもを許可なく奪ったりすることは原則禁止されている。
不老不死は、その時点で体が固定されて変化しなくなるということなので、子どもが迫害されている現状、子どもの状態で不老不死を得る者はいない。
最速の大人に見える外見になった時点で、不老不死を得ようとする者が殆ど。
最初に若返ることができなかった大人の中には若い姿でいられる不老不死者を羨む者も多い。
自分から年老いることを選択し、老年に入ってから不老不死になった皇国の第三皇子ライオットは例外中の例外。
魔王の島 精霊国エルトゥリア
魔王の島は位置的にアルケディウスの斜め上に本州と淡路島のイメージである。
場所は解っているけれど、険しい崖と暗礁に囲まれているため、船での侵入はほぼ不可能。
空を飛ぶ魔法、技術は現時点ではないのでたった一か所の転移門以外、500年侵入の方法が無かった。
気候は青森、北海道イメージ。
桃(ピアン)は北限、リンゴ(サフィーレ)は良く採れる。探せばサクランボもあるかな?
サトウカエデ(カエラ)の木があり、メイプルシロップが良く採れる。
鮭も北上して来る。今後ホッケも出したい。
資源はもうこれでもか、というくらい豊か。
北限な果物、野菜も大地の精霊の力が強いので割と育つ。
特に鉱山資源が豊富で、外の世界ではアーヴェントルクでごく僅か採れるくらいの希少鉱物カレドナイトが豊富に採れる。
銀、銅その他は今一だが、金も実はカレドナイトと同じ鉱山で採れていた。
宝石も豊富だが重要視されていない。
外の世界に存在する魔術師の杖、精霊石は全てエルトゥリア産。
精霊石の作成方法や流通経緯についてはまだ不明。
ただ、精霊術士が術の媒介にできるほどの精霊石の現存するものはかなり少なく、不老不死発生後様々な理由から精霊術士は激減。
全世界を探しても100人はいないのではないかと見られている。
子どもの方が精霊術を使える術士になりやすい傾向があるので、物の解る大人は子どもに精霊術を使えないか試してみたりもする。
一方で神職者が精霊術士の代わりに様々な精霊を使役する術を行使する。
神によって不老不死を与えられた、という建前から神殿の権力は各国で絶大。
木の国 皇国 アルケディウス
皇王国とも呼ばれその名の通り王様は皇王 息子は皇子と呼ばれている。
別名木の国 木材が豊富で、木工と木を原料として使用する金属加工業が盛ん。
一方で鉱物資源にはあまり恵まれず金属は隣国アーヴェントルクからの輸入が主。
また木材以外の植物は東北気候なのであまり恵み豊かな方では無かった。
果物は良く採れるが食料品流通以前は、ほぼ観賞用だった。今は貴重な収入源とされている。
七国をはっきり曜日(神様)の名前で呼ぶようになったのは不老不死発生後のことだが、それぞれの土地に個性があるので普通に馴染んでいる。
水の国 フリュッスカイト
詳細不明 水が豊富でガラス細工が有名とのこと
地の国 エルディランド
詳細不明 養蜂や牧畜が盛ん。
砂糖も採れる温暖な地域。
多分、かつては農業国
火の国 プラーミァ王国
同じ王が500年変わらず王を務めている七国の中で、外見&即位時期的に一番若い王様が王位についている。
(不老不死発生直前に王の死去と、王位継承があったため)
王妹ティラトリーツェがアルケディウスの第三皇子に嫁いでいる。
前王の妹のフィエラロートも現アルケディウス皇王に嫁いできた経緯アリ。
温暖通り越して南国。
気候はほぼ沖縄かそれよりもっと暑い。
火の国と呼ばれているけれど、あんまり暑くて火を使う工業とかはあまり行われておらず、武術鍛錬に重きを置く騎士、戦士の国。
他国に比べると色々と元気な国で、隣国には手加減の無い戦をすると嫌われ気味。
砂糖、胡椒が特産。
食文化死滅後も、王族とかは娯楽として食事を節目などにするので、そこそこ需要があり栽培されている。
戦士の疲労回復用に角砂糖や飴のようなものを携帯、食する習慣があり。
価値があると意識していないけれどヤシの実やバナナ、パイナップルも多分ある。
風の国 シュトルムスルフト
詳細不明 染色が盛ん
空の国 ヒンメルヴェルエクト
詳細不明 植物の織物が盛ん
夜の国 アーヴェントルク
アルケディウスの隣国 険しい山と自然が特徴。
高地の為、羊を飼っての羊毛採取からの毛織物と鉱山関係が主産。
一方で農地としては向いていないので不老不死以前はかなり苦しい生活を強いられていた。
戦では伏兵、罠などの使い方に定評がある。
○能力 ギフトについて
子ども(不老不死を得ていない者)のみが使える能力、と現在は(フェイに)定義されている。
精霊の力を借りる神職、精霊術士のそれとは違うその人間が持つ特殊能力。
子どもをある程度育てないと基本解らない能力なので、はっきりと能力の概要を知っている者は殆どいない。
存在そのものを知らない者も多い。
特殊能力を持っている子がいても、その人物の特性と思って子ども全体に能力発現の可能性があると感じているのは、ある程度の知識を持った子ども上がりくらい。
そして子ども上がりはそれを基本吹聴しない。
不老不死を得た時点で自分の能力は消えてるし、子どもを利用されると自分の立場も下がる為。
基本的に本人が生きるのに必要な力、求める力が発現する事が多い。
使用回数や連続使用に制限はなく思う通りに仕えるが、視力、聴力などの場合コントロールが難しく不幸な結果になることも。
能力を磨き上げる事でさらなる高みに上がれるという説があるが、そこまで生存し、かつ不老不死を得ないで成人する子どもはほぼいないので詳細は不明。
とりあえず、基礎知識のみ
知らなくても平気ですし、文章内でも今後書きますが、ざらっと流し読んで頭のすみっこにでも置いておいていただけるとより楽しんで頂けるかと思います。
読み終わったら、ポイントを付けましょう!