第三十八話【奈緒と真琴の一週間】が始まる様ぉ~~~(*'ω'*)ノ
あぁっと此処だけは、読むなら最後まで読んで欲しいです。
ちゃんと、こうなってるのにはオチがありますので(笑)
038【奈緒と真琴の7日間】
この間のゲリラライブを行なったのが、確か金曜日……
それで今日は……もぉ火曜日か……
あの時点で、奈緒さんとの貴重な時間残りが一週間しかないってのに、もぉ早くも3日も経っちまったんだな……
時の経つのは、早いもんだ。
後、残り4日、奈緒さんとは、どうして過ごしたもんだろうか?
今の状況の俺には、もぉ良く解らない……
『もぅ直ぐ、彼女が居なくなってしまう』なんて感覚は、今の今に成っても、全然、実感が湧いて来ないしな。
そう思わせる様な3日間を、俺達は過ごしている。
***
あの赤レンガの事件があった当日。
俺と、奈緒さんは、あそこから仲良く手を繋いで、上星川にある彼女の家に行き。
3日間の間、一切合切、外界との交信を絶ち。
完全に2人切りの世界に入り、奈緒さんの家に篭ったまま時を過ごしていた。
しかも、必要最低限の食事と睡眠時間以外は『己が欲するまま、肉欲に溺れてだ』
勿論、俺も、当初は初体験だったから、動きもギコチナク、緊張もしていたもんなんだが、何回も奈緒さんと体を重ねる事にドンドン小慣れて行き。
いつしか俺は、中毒性の高い彼女とのSEXに嵌り、執拗なまでに彼女の体を求めはじめていた。
だが、それは、なにも、俺だけに限った事ではない。
彼女の意思を尊重する意味でも、コレは、大いに必要な行為だとも捉えられる。
何と言っても奈緒さんは、彼女の宣言通り『病的にH好き』だからだ。
故に……この今日までの3日間で、彼女と行なったSEXの回数は、既に数え切れない。
これを違う視点で見た場合、俺が『彼女の欲するタイミングを、察知してあげなくてはならない』と言う事でもある。
それ故にだ。
何気なくにでも、彼女と目が合ったら、俺は、何かのスイッチが入った様に、病的に彼女の体を求めてあげる必要性がある。
勿論、これ等の行為は、全てが彼女の為に行っている行為であり、決して、俺だけがHをやりたい訳ではない。
奈緒さんが、ただのH好きだとは言え……矢張り、女の子。
俺から求めてやった方が、彼女も性欲を貪り易い……俺は、そう考えた。
それ故に……それらのSEXを行なった場所は、なにも『寝室』に限定されていた訳ではない。
家中の至る所で、この行為を行う必要性がある。
例えばだ……
『台所』で、奈緒さんが食事の用意をしていようと……
『玄関』で、奈緒さんが配達員を見送った後であろうと……
『居間』で、奈緒さんが寛いでいようと……
『風呂場』で、奈緒さんがシャワーを浴びていようとも……
果てには『トイレ』で奈緒さんが用を足していようと……
奈緒の希望するがまま、彼女を犯し尽くしてあげなければ成らない。
この様な出来事から、俺自身もドンドンと奈緒の感覚に近付いていき。
奈緒シンドロームに罹って、止まらないぐらい『SEX中毒の患者』になっているのは、もぉ言うまでもない事だろう。
それ程までに、奈緒の前後の穴。
若しくは、彼女の口は、蕩ける様な快感を与えてくれる、とても甘美なものなのだ。
特に奈緒がフェラチオをしている時に、えずく姿は、なんとも言えない感覚に陥ったものだ。
あの瞬間は、堪らなく彼女を征服した気分に成る。
その序と言ってはなんだが、俺は、奈緒の快楽に誘う穴と言う穴に、何度も何度も飽きる事も無く、挿入と、射精を繰り返してあげた。
これには彼女も、多少は満足してくれた様子だった。
その様に、この3日間は、奈緒の希望通り、朝から晩までSEX三昧の毎日だった。
故に、そんなSEXばかりしている生活だから、それによって生じた性行為の臭いが、室内に篭って酷い状態になっている。
完全に外の世界から遮断されたこの家は、隅々に渡って汗と精液と愛液……そう言った、人間の出す分泌物の匂いで満たされている。
それに準じて、大量のティッシュが部屋中にバラ撒かれ。
そこら辺一体には、奈緒が、自分の女性器を拭いたままのモノが散乱している。
もぉ以前みたいに、山中や素直がテストの勉強をしていた時の様な小奇麗さは何所にもない。
この家は、異臭と、ティッシュに塗れた小汚い部屋に様変わりしている。
恐らく、俺の推測ではあるが、今、此処に入って来る者が居たら、この惨状に、気分を悪くして吐く事に成るだろう。
『世界で一番不快な場所』
それが、今のこの家の名称だと思える。
―――俺も、もう人としてダメかもな……奈緒のせいで、元々ダメだった人生が、もぅ一段階高い次元で人生を踏み外しちまった。
これじゃあ、人間としての理性も、ヘッタクレもあったもんじゃない。
ただの獣以下の生き物だ。
若しくは、奈緒の為だけに存在する、精子を注入するだけの機械だ。
そんな事を言いながらも、今もSEXに疲れ果てた奈緒の姿を見たら、無意識にチンコが反応する。
……しかも、奈緒は女陰から、俺の精液を『ドクドク』と垂れ流し、早くも、次のSEXを強請り始めている。
なんとも言えない様な姿だが、これが、俺の最愛だと思われていた女の姿でもある。
実に無様だ。
でも、最低限度、これを受け入れてやらなければ、奈緒は、誰とでもHをしてしまう可能性がある。
だからもぉ、どうしても俺は、この女とHし続けなければならない運命なんだろうな。
この女は、それが解っていても止められないのだからな。
『ごくっ』
そんなエロい物を、惜しげも無く見せられたら……
いや……奈緒が、そんなものをわざと見せつけて俺を誘ってる以上、それを無視してやる訳にはいかない。
ミットモネェ女だが、なによりもHが好きなんだから、これは仕方が無い事だ。
再び俺は、奈緒の体を貪り始めた。
「えっ?クラ、もぉ嫌……嫌だ……ねぇ、もぉ止めてよクラ……もぉだめ……もぉ出来無いよ。お願いだから、正気に戻ってよクラ……体が痺れて、もぉ動けないよ」
そう言って奈緒が、再び、上手くSEXを懇願してくる。
呆れた淫売っぷりだ。
なにが『正気』だ。
なにが『もぉ出来無い』だ。
なにが『正気に戻って』だ。
頭のおかしいSEXジャンキーが、今更、なにを言ってやがる?
オマエは、大人しくなぁ、俺だけの為に股を開いてりゃ良いんだよ、このボケ!!
わざとらしい事をぬかしてんじゃねぇよ。
しかもオマエ、ワザワザ動けないフリをしてまで、犯して欲しいのかよ。
何所までスキモノなんだよ。
……はぁ。
もぉ解った、解った。
オマエは体が動けなくて、Hをしたくないって設定で、話を進めりゃ良いんだな。
それでオマエは満足なんだな。
はいはい。
なにやら奈緒は、自分を納得させたいらしく、そんな面倒臭い設定を、俺に強要してきやがった。
仕方が無いから、コイツの話に乗ってやる事にする。
演技で嫌がる奈緒の足を、大きく開いてSEXの準備を整えてやる。
はぁ~~~、どこまでも世話の掛かる女だな。
更に、奈緒の穴を横に広げてやり。
垂れ流される奈緒の愛液と、俺の口から分泌される唾液を、お互い混じり合せてやり『ペチャペチャ』と淫猥な音を立てながら、俺は無言のまま、無心で舌を入れたり出したりして愛撫してやった。
「あぁ……もぉ嫌だ。……辞めてよクラ……嫌だよぉ……」
そんな彼女の声が聞こえてるからこそ。
これは、ほぼ永続的に継続しなければならない義務がある。
―――俺は、コイツの彼氏なんだから、これは仕方が無い事なんだ。
こんな淫乱女に捕まってしまった俺の運が悪かったと、もぉ諦めるしかないんだろうな。
「グスッ、お願いだから、クラ、もぉやめて……これ以上やったら、私……グスッ」
「……奈緒、なに言ってんだよ?ホントは、まだ全然足りないんだろ。もう少し、もう少しだけな」
「クラ……お願いだから、やめて……もぉ無理だよぉ」
奈緒が涙を流して懇願するもんだから、俺は、それを見て、更にナニがイキリ立つ。
コイツは、きっと、ワザとこんな事を言って、俺の嗜虐心を煽ってるだけだ。
だから……本当は、ただやりたくて仕方ない。
これは、奈緒の為にやってやってる行為だ。
「なぁ、後一回だけ。……そうしたら、もぉ辞めるからさぁ……良いだろ奈緒、頼むよ。なっ、なっ、後一回だけな」
「やめて。もぅ、お願いだから、辞めてよ……もぅいやだ……もぅいやなの……あっ……いあやぁあぁ~~!!」
上手い事を言って、自分が悲劇のヒロインにでもなったつもりなのか、コイツは?
嫌だねぇ。
馬鹿じゃないのか?
オマエはさぁ、性欲を抑えきれずに、誰にでも股を開く淫売だろ。
他の奴に迷惑を掛けちゃイケナイから、俺が、そう成らない為に、みんなの替わりに、やってやってるだけなんだぞ。
これは、俺也の優しさと配慮だと思えつぅの。
既に奈緒は、腰にも力が入らず。
抵抗する力を、もう1欠片も持っていない様な素振りをする。
コレもまた上手い演技だ。
それが俺には十分わかっていたので、問答無用で、彼女の穴にねじ込んでやった。
これで、俺が悪い様に見えて、オマエも、自分自身を正当化出来るだろ奈緒。
ご要望通り『悲劇のヒロイン』とやらの演出も出来てるんだろ。
良かったな。
しかしまぁ、こうやって見ると、女ってのは貪欲な生き物だな。
こんなボロボロの状態でも、性を貪り、体を過敏に反応させてくるんだもんなぁ。
呆れる貪欲さだ。
現に奈緒も、言葉では拒絶しながらも、再び快楽に溺れていってるもんな。
見てるだけで、悲しくなる生き物だ。
でもな、それは神様が、そう決めたんだから仕方が無いか。
これが現実なんだろう。
俺は『グチャグチャ』っと言う、どうしようもなく淫猥な音をたてる奈緒のアソコを見ながら、何度も、奈緒に挿入を繰り返してやった。
奈緒は、文字通り淫乱な女だ。
世界の終末が来ても、Hを辞める事は無さそうだな。
哀れな奴……
***
……んな訳が無い。
いやいや、申し訳ない、申し訳ない。
今までの話……全部、嘘だからな。
俗に言う、俺のノンフィクションって奴だな。
―――うん?なんで、そんなアホな真似をしたかって?
いや、まぁなんつぅかな。
俺がHした途端、豹変して、おかしくなるキャラだったら面白いかなって思ってよ。
ちょっとだけ『脳内妄想の話』を、エロ小説風に考えてみたんだな……これが。
……って言うのもな。
今な、2人で、あまりにも、まったりした時間を過ごしてたもんだからよぉ。
ついな、そんな話も有りかなぁとか思っちゃったんだよな。
いやいや、本当に申し訳ない。
っで……聞いた感じ、どうだったよ?
ちょっと位は、俺のエロ妄想にビビッってくれたか?
まぁ、そうは言ってもだな。
賢明な奴なら、当然、直ぐにバレたとは思うし……俺自身が『世界一大切にしている奈緒さん』を、あんな酷い扱いする訳がない。
それにな。
幾ら、こんな特別な事態が起こったからといって、急に、あんな馬鹿な真似をする必要性なんて、どこにもねぇんだよな。
俺にとっちゃあ、特別な変化なんていらねぇんだな……これが。
要は、いつも通りで良いんですよ……いつも通りで。
んでだ。
一応、あの後の実際の話をしたらだな。
あの後な。
赤レンガ倉庫から、2人で腕組みなんてしながら、ラブラブのまま上星川の奈緒さん家まで仲良く帰って来てだな。
1回……いや、3回連続でHをしたまでは、事実なんだけどな。
その後の3日間は、結構、普段と、なにも変わらない生活を送ってたりするんだよな。
だから当然、あんなアホな事態は起こっていないし、起こり様も無い。
2人で……
時間が経つのも忘れて、遅い時間までツマラナイ事を話してみたり。
糞ショウモナイお笑い番組を見て、大笑いしてみたり。
偶に、思い立った様に楽器を弾いてみたり。
演奏中に、突然、弦が切れて慌てて楽器屋に行ったり。
奈緒さんが風呂に入ってるのを覗こうとして、顔面に石鹸が飛んできたり(非日常)
……っとまぁ、先の宣言通り、至って、普段通りの生活をしていた訳ですわ。
まぁ、まったりし過ぎた時は、2人で無駄に頬を染めながら、徐に『チュ~』とかもしたけどな。
それを除けば、別に、特別な事は何もしていない。
今は一緒に居る事だけで、十分なんだよな。
まぁけど、そうは言ってもだな。
正直な俺の心境を言えば、あんな事情で奈緒さんに逢えなくなるのは、非常に辛いんだけどな。
しかし……しかしだ!!
男として……いや!!奈緒さんの彼氏として、その感情を表面化させる訳にもいかない訳だ。
奈緒さん自身が、必死に考え抜いた上での『苦汁の選択』をしてまで決めた事を、今更になって、俺が否定する様な野暮な真似は、絶対したくないからな。
それに『辛い』と思ってくれてるのは、奈緒さんも同じ。
だったら俺は、自分を殺してでも、せめて、最後の最後まで、彼女を笑顔で送るべきだとも思う。
まぁそれ以上に、奈緒さんには、一杯楽しい思い出を持って、目一杯の良い笑顔で、新しい旅立ちを欲しいしな。
そんな訳で、俺は、いつも通りで良いと思ったんだな。
これが俺にとっては、一番幸せな時間だからな。
―――まぁ、これに……奈緒さんが『満足』してくれてるか、どうかは謎だけどな。
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>
いやはや、38話の冒頭からアホな事を考えたものですね。
ご理解頂けてるとは思うのですが。
【アホ中学生の必死に考えた妄想を、冒頭でお伝えしてみましたぁ】
まぁ勿論、こんなアホな文章を入れる必要性は、そこまでなかったのですが。
倉津君が、突然、奈緒さんとの行為に嵌り。
奈緒さんが言っていた様な【暴力的な性格に成ったら面白いかなぁ】っと思ってネタとして入れてみました。
まぁまぁ、どうやら本当に行為はあった後は、穏やかに生活を送っている様ですが……本当にこれで良いのでしょうか?
その辺を次回からじっくりと話して行きたいと思います。
なのでまた良かったら、遊びに来て下さいねぇ~~~(*'ω'*)ノ
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