最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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1470 今度は倉津君の要望

公開日時: 2025年2月12日(水) 00:21
文字数:2,057

●前回のおさらい●


 倉津君のアレを『奈緒さんの専用』と、雰囲気に流されて失言してしまった。


さて、それに対する奈緒さんの反応は?(笑)

「じゃあさぁ、もぉ一回、その私専用のモノとやらを使って置こうかなぁ。……もぅ一回位使えそうなら、欲しいなぁ」


ぐぉ……あの失言に対して、そう切り返して来ますか。

流石は奈緒さん、そんな俺にしくじりにさえ、上手く話に乗って来てくれてる。


……にしても、あれですな。

さっき、あんなに激しく何度もやった所なのに、まだ求めてくれるんッスね。

その頬を染め、指を咥えて、上目遣いで、俺を見てくるその姿は堪ったもんじゃないッスな。


こんなもん見せつけられたら。

復活するどころか、完全にフル勃起してまうわ!!



「どうぞッス。準備は、いつでも万端ッスから」


なので……『無限の子宝製造マシーン推参!!』ッス!!

&その証拠を見せる為に。

奈緒さんの可愛らしくも小さな手をとり、俺のとあるポジションに導いて行った。


アカン……触れただけでイキそうや。



「あぁ、本当だ。また、おっきく成ってるね。でも、本当に、まだやる気なんだ?」

「やらないんッスか?」

「やる。頂戴」

「結局、やるんじゃないッスか!!」

「だって、クラとだったら、何回でもやりたいんだもん」


口を尖がらせて拗ねちゃいましたな。


そんな事をしても可愛いだけッスけど。


あぁ……でも、その表情は、ちょっと意地悪したく成るッスね。

なので、以前から俺が持っていた奈緒さんに対する要望を伝えてみようかなぁ。


このチャンスに、是非、ある事をやってみて欲しいんだよな。



「あぁ、だったら奈緒さん」

「うん?なに?」

「あの、あのッスね。Hを始める前に、ちょっとHっポイ事を言って貰っても良いッスか?」

「Hっポイ事?Hっポイ事ッて、なに?どういうの?」

「いや、あの、なんて言いますかね。『女の子也の欲しい』ってのを、言葉で上手く表現して欲しいんッスよ」

「うわっ。また、マニアックな事を言い出したよ、この子は……」


えぇ~~~!!

こんなの全然マニアックじゃないッスよ。


寧ろ、普通ですよ普通。

って言うか。

男なら、目の前にいる美少女相手に、それを要求しないなんて事なんて、絶対に有り得ないぐらい普通の事ですよ。


あぁまぁ、でも、解り難かったらなんなんで、ちょっと心の中で解説しますとね。

ほらほら。

エロ漫画、AVなんかで、よく、そう言う『女の子の方から可愛く求めてくるドキドキなシュチュエーション』があるじゃないッスか。


あれッスよ、あれ。

あれを言葉にして再現して欲しいだけの話なんッスよ。


まぁ、そんな事を奈緒さんに言われたら、する前に、その時点でアレが噴出しちまう可能性はあるがな。



「1回だけッスから。ねっ、一回だけ言ってみて下さいよ」

「一回だけって言われてもねぇ。どんな感じ?それって淫乱っぽい奴で良いの?」

「違うッスよ。そうじゃないんッスよ。欲しくて堪らない感じの奴ッス」

「う~~~ん?なんか君の要求は難しいよ。それのどこがどう違うのか、私には良く解らないんだけど」


なんでぇ?


解るっしょ。

淫乱ッポイ奴じゃなくて、可愛く要求してくる感じのを俺は求めてるんッスけどねぇ……


奈緒さん程の人でも、わっかんねぇもんかなぁ~~~?



「そんなに解んないッスかねぇ?」

「全然解らないよ。……だったら、一回クラがやってみてよ」


えぇ……その可愛い言動を、厳ついだけの俺にやれと?


そんなもんやったって、奈緒さんには何1つ伝わらないどころか。

寧ろ、ホラーになるだけか、酷い罰ゲーム的なコントにしかならないので勘弁してくださいよぉ。



「嫌ッスよ。そんなの男が言ってもキモイだけじゃないッスか」

「じゃあ、解んないから、私もヤダ」


もぉ、ヤダじゃないッスよ。


やって下さいよ。


って言うか、こういうのは。

奈緒さんみたいな美少女がやるからこそ価値がある事なんっすから。


それに、こう言うお願いを奈緒さんにする機会ってのは滅多にないですから、今が俺にとっては絶好のチャンスなんッスから。


我儘言わずにやってください。


やってくれなきゃ煽りますよ。



「……ケチ」

「はぁ?ケチじゃないでしょ。大体にして解らないものを、どうやってやれって言うのよ」

「あぁ、じゃあ、もぉ淫乱っぽい奴で良いです。それで我慢しますしよ」

「妥協されたし。……なんか嫌な感じ」


だってよぉ。

煽っても尚、そうやって何回も何回も『解んない、解んない』って言われたら、俺だって妥協するしかないじゃないですかぁ。


ちょっとッスね。

『クラのアレ欲しいなぁ。奈緒の此処に挿れて欲しいの。……ねっ、お願い頂戴』

……って、言ってくれれば済む話なのによぉ。


本当は奈緒さんも、それぐらいは解ってるクセに。


奈緒さん、ズルイっすよ。



「じゃあ、もぉ良いッス。頼まないッス。お預けッス」

「あっ!!」


もぅ知らん。

こうなったら言ってくれるまで奈緒さんに背中向けて、後ろ向いといたる。


……って、やや冷たくあしらったら。

なんとなくだけど、奈緒さんなら考えて言ってくれそうな感じしね?


……なんて思ってたら、奈緒さんが背中から、ソッと俺を抱き締めてきた。


来た!!来たのか!!

このシュチューエーション!!

まさに、これは来たんじゃないか!!

(↑比類なき欲望の権化)


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


……バカップル。

仲直りした途端、ただのバカップルに成っちゃいましたね(笑)


まぁでも、こうやって少しづつでも日常を取り戻せてるであれば。

変に気を使ってギクシャクしてるよりも、それはそれで良い事なのかもしれません。


お互い自然体で居れる事が、カップルにとってはかなり重要な部分ですしね♪


さてさて、そんな中。

なにやら奈緒さんが、倉津君の要望に乗ってくれそうな様子……なのですが。


果たして、その夢は叶えられるのか?


次回は、そんな傍から見たら【どうでもいい話】を書いていきたいと思いますので。

良かったら、また遊びに来てくださいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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