今日から【最後まで奏でられなかった音楽】の本編が始まりまぁ~~~す(*'ω'*)ノ
倉津君の活躍にご注目!!
(お間抜けな方で……(ボソッ))
なんか言ったか?( ゚Д゚) (・´з`)ぴゅ~ぴゅぴゅぴゅぴゅ~♪いや何も。
『恋愛泥沼編』
1-001【俺って……】
1997年10月某日
「ダメだダメだ……マジで、なに1つ上手くいきゃしねぇ。なんなんじゃ、こりゃ!!」
そんな風に、冒頭から頭を抱えながら、そう呟く俺の名は倉津真琴。
このどうしようもなく糞間抜けな物語の糞主人公様だ。
そして、あの湘南の一件以来(序章の最終ライブ)俺は、こんな微妙に欝な感じで毎日を過ごしている、お間抜け野郎でもある。
けどよぉ、ちょっとは聞いてくれよ。
あの後、なに1つとして良い事なんぞ無いんだぞ。
そしてまた、なにも良い事が起こる気配すらも無いんだぞ。
それなのに、どうやれば、愚痴も言わずに『良い傾向に向かってる』なんて言えるんだよ?
まぁまぁそれでも、一応はな。
俺だって、この悪循環を断ち切る為に、なにもして無い訳でもないんだぞ。
本当に、一応ではあるんだが、これから来るインターネットの時代の幕開けを睨んだ俺は、即座にパソコンを購入して、崇秀の造った『GUILD』のシステムを最大に活用。
そこで、最強のバンドを作るべく、バンドのメンバーを探しを始めてはいるんだからな。
だから、なにもせずに愚痴だけ行ってる訳じゃないんだ。
だが……その結果は、どうだよ?
そのメンバー探しを始めて2ヶ月以上も経とうと言うのに……未だメンバーは誰一人として見つかってはいない体たらくっぷり。
それどころか、俺如きの耳でも『ダメだ』と判断せざるを得ない人間としか交流が取れていない始末だ。
そんな自分の情けない現状に、さっき言った言葉が、自然に口から飛び出して行った訳だな。
んでだ、そうやって、ただ落ち込んでても仕方が無いので。
一応、此処数ヶ月、毎日の様に、他のバンドのヘルプとかをしながら、自己の腕だけは淡々と磨いていたって訳なんだが。
結局の処、それにしたって、ベースが、ちょっと上手くなった以外、俺はなんの進歩もして無いって事に繋がっちまうんだよなぁ。
まぁそりゃあな。
HELPに行ったバンドの中には、俺なんかをバンドに誘ってくれる奇特な奴等も居るには、居た訳なんだがな。
確かに、そんな事例も、幾つかは有ったんだがな。
どの誘いを受けたバンドも、どうにもこうにも、全体的にしっくり来ない。
別に『特別なにかが悪い』とか、そう言うんじゃないんだが。
なんと言うか……以前に居たバンド(名無し)のインパクトが強過ぎて、奴等の演奏じゃ満足出来無いと言うか、正直言っちまえば、余り自分の音楽にマッチしてるバンドとは思えないんだよな。
そりゃあよぉ。
超絶ギターリスト嶋田さん。
オールマイティ・ミュージシャン奈緒さん。
パンククィーンの素直。
んで、何処で湧いて来たのかは知らないが、オマケでドラムの山中。
そのレベルの人間を求めていちゃあ、いつまで経っても、メンバーなんて集らねぇ事ぐらいは、俺にだって解ってんだぞ。
あの人達の演奏や、声質は、失礼な言い方かもしれないが『レア』な上に『異常』だ。
現実問題として、あんな人達とは早々には巡り会う事はないだろう。
けどなぁ。
奈緒さんに『最強のバンド』を作るなんて大見得切っちまったもんだから、今更、下手に妥協も出来ねぇんだよな。
ヘチョイ連中を集めて『最強のバンドが出来ましたぁ』なんて、罷り間違っても言えねぇしよぉ。
なので、どうにも、こうにも八方塞な状況が続いてる訳だ。
まぁただ、この辺は自業自得と言えば、自業自得なんだがな(苦笑)
いや、まぁな……本音をぶちまけて、正直に言ってしまえば、俺は、奈緒さん以外のメンバーは、別に誰でも良いんだがな。
さっき言った『最強』って文字が邪魔して、そうもいかん訳だ。
さてさて、この抜け道の無い長い長いトンネルを、どうやって抜けたもんかね?
まいったなぁ。
……そんな俺の苦悩の日々は続く。
出だしから(;´д`)トホホ
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
さてさて、とうとう本編が始まった訳なのですが……
イキナリ愚痴るぐらい、上手く行ってない様ですね(笑)
まぁ奈緒さんに大見え切った以上、しょうがないと言えばしょうがないのですが。
相手の演奏に満足出来ないのなら出来ないで『育てる』っと言う概念がイキナリ欠落してますね。
……って事はぁ。
やっぱり倉津君はアホのままですね(笑)
さてさて、そんなスタートを切った倉津君なのですが。
この後、テンプレ小説の様に、何か良い事があるのでしょうか?
それは次回の講釈。
また良かったら遊びに来て下さいねぇ~~~(*'ω'*)ノ
ケッ、期待してねぇよ( ゚Д゚) ('ω'*)それは賢くなったものですね(笑)
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