最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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736 変貌

公開日時: 2023年2月12日(日) 00:21
文字数:2,489

●前回のおさらい●


 眞子の不用意な言葉が切欠に成り。

崇秀と奈緒さんが、男女の行為にまで至ってしまう。

「ヤメ…テ……もぉ辞めて下さい、ぐすっ、ぐすっ、奈緒さん、崇秀、お願いですから……」

「おっきいぃ~~~……凄い……あぐっ……アソコが変になる」

「奈緒……お待ち兼ねの物は満足か?」

「うぅ~~~ん、満足……だから、もっと深く入れて……奥にコンコン当たるぐらい捻じ込んでぇ」

「さぁ~~て、どうすっかなぁ」

「お願い……お願いだから……もっと奥まで下さい……」

「んじゃま、いってみますか」

「はぁあぁ~~~あぁぁぁあっ……あっ、あっ、あぁあああっ……」


奈緒さんヤメテ……


崇秀も、本当にヤメテって!!



「おい、奈緒。今度は、俺が下になってやるから。オマエ、俺の上に乗って、好きに動いてみろよ」

「うん。今度は、私の凄いのを見せてあげるね。……あっ、あっ、あっ、あっ」

「ほぉ。矢張り、なかなか上手いもんだな」

「崇秀、気持ち良いよ。こんなの初めてだよ」

「はいはい。ゴチャゴチャ言わずに、もっと好きに動いて……それで、一回でも俺をイカシテみろよ」

「うん……いっ、いっぱいイカシテあげるね……」

「はいはい。口動かさずに。腰動かせ」

「ああぁあぐぅうぅうぅ~~~、ああぁああぁ~~~~~」

「もぉ良いよ……やめて下さい、お願いします!!……こんなのおかしいよぉ……」

「崇秀……崇秀……崇秀……」

「奈緒さん……やめてって!!」


やめてくれない……何を言っても辞めてくれない。


どうしたら良いの……


奈緒さんがぁ……私の奈緒さんがぁ……



「ほら、イケよ。さっさとイケ。……後がつかえてんだ、さっさとイケ」

「いや……もっと、私だけを見てよぉ……眞子なんて、どうでも良いから……」

「えっ?嘘?あっ……」


そんなぁ……


眞子なんて、どうでも良い、なんて言わないで。

奈緒さん、そんな悲しい事を言わないで下さい。



「なんだよ。さっきは綺麗事を言ってた割に、やっちまったら独占か?とんだ姉妹愛だな」

「だって……崇秀のこれ……気持ち良すぎ……誰にもあげたくない……眞子、ごめんね。おねぇちゃん、これ欲しいから。ヤッパ、さっきの話はなしね……アンタは邪魔だから……」


邪魔……



「素直なこったな……ほらよ、なら、ご褒美だッ!!」

「あぁあぁ~~~かあぁあぁ~~~あっ、あっ、あっ、あぁ~~~イクゥ~……イヤだ。もっと、崇秀を感じてたい……イヤだ……イキたくないよぉ……はぁはぁ……」

「強情な……どこまで持つかな?ほら!!ほら!!おら!!」

「あぅ……あぅあぅあぅ……あぁああぁ~~~ん」


奈緒さんがぁ……


とうとう崇秀との行為でイッちゃった……


私の眼の前で……

何も出来ずに、ただただ2人の行為を言葉で止める事しかなかった私の目の前で。


こんな光景見てられない……



「ふん……ナンダカンダ言っても、まだまだ奈緒も可愛いもんだな」

「はぁはぁ……はぁ……はぁはぁ、ごめん……ね。こんなに簡単にイッちゃってゴメンね。でも凄く気持ち良かったよ。だからもぅ一回良い?もう一回しよ」

「オイオイ、もう一回も良いけどよぉ。その場合、眞子は、どうすんだよ?」

「はぁ……良いから……放って置けば……どうせ、なにも出来無いんだから、もぉ眞子なんて、どうでも良いんじゃない?私だけを見てよ」

「まぁ……そうだな。それに奈緒とのHは気持ち良かったからな。……奈緒にするわ」

「ふふっ、ありがとう♪大好きだよ崇秀」

「なんか、そう言われると、SEXだけみたいな言われ方だな」

「そんな事ないって。男としての甲斐性があって、Hまで上手いなんて、崇秀は全部が最高。非の打ち所なんてどこにも無いよ。だからもぉ、眞子の事なんて忘れて、私だけのものになって。私だけの崇秀に」


えっ?


今、奈緒さん、なんて言ったの?


今の発言は、私の聞き違いですよね?



「待て待て。確かに、それも悪くはねぇ提案ではあるが、さっきしたバッカリの約束だってぇのに、そんな直ぐに、それを反古しちまうのは良くねぇんじゃねぇの?」

「もぉ、そんな些細な事なんて、どうでも良いじゃない。それに妹はさぁ、崇秀がワザワザ相手なんかしなくても、どこか他で男を捕まえるでしょ。眞子はモテるんだし、そうやって崇秀以外の男共にでもチヤホヤされて生きて行けば良いじゃない。本人も、そんなに悪い気はしてないみたいだし」


えっ?ちょっと。

奈緒さん、私、そんな事は思ってないよ。

私、そんな事は微塵も望んでないよ。

これからも奈緒さんと、崇秀と一緒に仲良く生きていきたいと思ってるんだよ。


なのに、なんで、そんな嘘を言うの?


それに奈緒さんは、私の事を、そんな風に見てたの?


それとも私は、奈緒さんから見たら、そんな女にしか見えないの?



「う~~~ん」

「けどもぉ私には、崇秀しかいない。もぉ貴方しか愛せない。私を、こんなに好きにさせといて、それでもまだ、眞子なんかに拘るって言うの?」

「いや、そう言う訳じゃないんだけどな」

「大体にして、眞子って、そこまで良い女かなぁ?」

「へっ?」

「まぁ確かにさ、眞子の見た目は可愛いわよ。でも、クラならまだしも、眞子の性格って、あんまり良くないと思うのよね。なんか、女に成ってから、妙にふわふわしてるし、いつか浮気とか平気でしそうじゃない?」


なんで?

どうして奈緒さん、そんな事ばっかり言うの?


まるで、私の存在が、崇秀の中から消えてなくなって欲しいみたいな、そんな言い方を。


奈緒さんにとって、今の私の存在は、そこまで邪魔なの?

消えてなくなって欲しいぐらい、邪魔な存在なんですか?



「けどなぁ……」

「それになによりさぁ。妹は、私と、崇秀が結ばれる事を望んでるんでしょ。本人もそう言ってた訳だし。だったら、なにも眞子なんかに遠慮する必要性なんてなくない?この子が、心から望んでる事なんだから、そうしてあげた方が、この子も幸せに成れると思うんだけど」

「あぁ……まぁなぁ」

「それに眞子も、いつまでも崇秀に依存してちゃあ、この子の成長の阻害する事にも成るだろうしね。だからもぉ、一層の事、眞子の事なんて忘れちゃって、私だけを見た方が良いんじゃないかな?それが、きっとお互いの為だよ」


そんなぁ……


こんなの私の望んだ事じゃない……


どうして、こんな事に成っちゃったの?


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


崇秀との行為に至った途端、奈緒さんの態度が突然変貌し。

まるで眞子を除外したがる様な言動をし始めたのですが、一体、何故、奈緒さんは、そんな態度を取る様になったのでしょうか?


奈緒さんにはもぉ、あれほど好きだった眞子や倉津君への愛情が無くなってしまったのでしょうか?


次回は、その辺の事情を書いていきたいと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


しかしまぁ、昔の昼ドラみたいな展開に成ってきましたね(笑)

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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