●前回のおさらい●
山中君のお陰もあって、順調に進むリフォーム。
ですが、定期的に休憩を取る事も大事なので、取り敢えずは2時間おきには休憩タイム♪
そして倉津君は早速、タバコに火を着けてた(笑)
「ぷはぁ~~~、生き返るなぁ~~~」
「なんやコイツ?タバコ吸うただけで生き返っとるわ。奇妙なやっちゃな」
奇妙じゃないぞ。
此処は、全然、奇妙じゃないんだぞ。
「アホか。タバコ吸う奴にとっちゃあ、この瞬間が一番ホッとすんだよ。FFのエリクサーに匹敵する回復力だぞ」
「そうなんか?そのエリクサーとやらが、何かは知らんけど。ケッタイな習性やのぉ」
エリクサーは知らなかったか。
でも山中よぉ。
オマエも中学生なら、最低限FFと、ドラクエ位は押さえとけな。
ドラムばっかり叩いてたら、その内、学校で一般学生との話題に着いて行けなく成るぞ。
これは忠告だ。
そして、話が上手く乗らなかったので、話を転換してやる。
「まぁ、吸わん奴には、この感覚は解らんわな。……しかしまぁ、なんだな」
「なんやねん?」
「最初に此処に来た時は、家の中を見て、絶句絶望したもんだが。綺麗にすれば、綺麗に成るもんなんだな」
「まぁな。まだ外観やら、内装やらが、かなり残っとるから、全然終わってはせぇへんけど。まぁそれでもや。俺が来た時よりは、ちょっと位、マッシには成っとるやろ」
いやいや、その辺については、マッシなんてレベルの低い話じゃねぇよ。
俺が来た時なんざ『こんな所、人の住む所じゃねぇ』って、一人で発狂するぐらいの酷い惨状だったからな。
それに比べりゃオマエ。
もぉ、これは、十分に人が住める域じゃねぇかよ。
オマエを褒めるのは、非常に不本意で不愉快な気分になる話なんだが……マジで大したもんだ。
だから、もぅひと頑張りしろ。
(↑余計な一言(笑))
「いやいや、この時間だけにしては十分過ぎる程の出来栄えだと思うぞ。言いたかないが。こりゃあマジでオマエのお陰だわ」
「なんやオマエ、気持ち悪いな。なんぞ含みがあるんちゃうやろな」
ギクッ!!含ミナンテ無イヨ。
(↑棒読み)
「いっ……いやいや、今回に限っては、マジで感心しただけだ。ダメ人間の淫獣でも、なにか1つ位は取り得が有るもんだなってな」
「まぁなぁ。淫獣かて生き物や。なんか一個ぐらいやったら、世間の役立つ技能ぐらいやったら持ってるやろうしのぉ。俺も人の役に立てて嬉しいわ。……って!!誰が淫獣じゃ!!」
長い長い。
ボケが長いですぞ。
「アナタ様ですぞ。……ってか淫獣」
「なんや?」
「結局、淫獣で良いんかい!!」
「余計な突っ込みはイラン。んで、なんやねん?」
Σ(゚д゚lll)ガーン!!
お笑い大好きの関西人、山中師匠が、俺のツッコミを完全に拒否しただと!!
オマエ……熱でも有るんじゃねぇか?
つぅか、疲れて、ダルイだけだな。
すまぬ。
「いや、なんて事はねぇ話なんだがな。素直とは、どうなってんだ?」
「ブッ!!なっ、なんやねん急に。なんで、そないな話題が、脈絡もなく湧いて来るねん?」
「いやな。本当に、なんて事ねぇんだけどな。さっき、俺の話をした時、俺には、奈緒さんが必要だったって話に成っただろ」
「おぅ。成ったのぉ」
「だからよぉ。オマエにも、必要な人間が居ると思うんだよな。……っで、それが『素直なのかなぁ?』って思って、聞いただけだ」
「あぁ、なんや、そう言う事か。……けど、そう言う捉え方すんねんやったら、今の所、アリスは微妙やな」
あれ?そうなのか?
話題を変える為に適当に振った話なんだが、なんかシリアスな方向の話に成ったな。
……いや、嘘。
実はさっき、あの話が出た時からズッと気にはなってたんだよな。
「そりゃあまた、なんでだよ?」
「いやな。確かに俺はアリスの事が好きゃけどやな。まだ『お互いを支えあって行こう』って言う程の認識ではないんやわ。ドッチかって言うたら、今はまだ『庇護対象として手元に置いておきたい』って思うてる節が強いんやわ」
「あぁ、そう言う事な。……確かに、今の素直じゃ支えあうって感じじゃねぇもんな。子供っぽい面が抜け切ってないし」
「まぁ、そやな。そやから、まだ、付き合うたとしても、オマエの所みたいな関係には成られへんのちゃうか」
なるほど。
人の捉え方によっちゃあ、恋愛の形も様々な形に成るもんなんだな。
なので、この場合はどちらかと言えば『庇護対象』とか言ってるが『素直と普通に恋愛を楽しみたい』って感じの雰囲気だな。
しかしまぁ、恋愛は、付き合う相手によって変幻自在に変るもんなんだな。
「ふ~~~ん。……っで、結局、進展の方はどうなんだよ?」
「今の所、進展なしやな。……まぁ、そやけど、別にオマエに拘っとる様子はないみたいやねんけどな」
「だよな。まぁ実際の話は解んねぇけど」
「まぁな。そやけど、オマエに対する片思いが終わった所で、直ぐに、次の恋愛に行ける程、アリスは器用やないからなぁ。……まぁ、そやから、今の所はゴチャゴチャ言わんと、アイツのタイミングだけを待ってたんのが、俺の役目なんちゃうか?」
「だな。……けど、オマエって、ホント我慢強いよな。俺なら、そんな我慢は到底出来ねぇぞ」
即断即決。
相手の心にズケズケと入って行くのが、俺と言う生き物らしいからな。
俺は面倒なのが苦手だ。
欲しい物は、どうやってでも欲しいし。
「まぁなぁ。そやけどオマエ。我慢出来ひん言うたかて、自分が一番欲しいもんやぞ。それやったら、ちょっとぐらい我慢するもんやろ」
「まぁなぁ」
「それにのぉ。オマエんとこみたいに、トントン拍子に行くのも珍しいぞ」
「そうなんか?前にもオマエ、そんな事を言ってたけどよぉ。そんなにウチって珍しいか?」
「そやな。オマエと、奈緒ちゃんは相性もえぇみたいやし。お互いが尊敬しあって、本気で好き合ってるやんけな。こんな奇跡的なカップル珍しいぞ。ホンマ、色んな意味で羨ましい位、お似合いやで」
オマエ……そんな良い風に、俺達の事を見ててくれたんだな。
実は、良い奴なんだなオマエって。
いやいやいやいや。
前々から見所のある男だとは思っていたんだが、此処まで俺等の事を良く理解してくれてるとはな。
よっ、良かったら、俺のタバコ吸うか?
何本吸っても良いぞ。
(↑基本的に調子の良い俺)
「そっ、そうか?じゃあよぉ。オマエと、素直が、俺と、奈緒さんみたいな関係に成れると良いな」
「ホンマやな。俺も、是非そう成って欲しいもんやわ」
あら、今度も、やけに素直ですな。
オィちゃん、またしても驚きですぞ。
……っとまぁ、そんな会話が休憩中にあって。
俺が二本目のタバコに火を着けた時、突然、コチラの方に向かってお化け4tトラックが現れ。
俺と、山中の真横に横付けされた。
なんだコイツ?
『危ねぇ真似しやがるなぁ』っと、思ってたら……おや?
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>
どうやら倉津君。
最初に壁を塗っていた時から気に成っていた『素直ちゃんの話』を休憩中にブッ込んで来た模様ですね(笑)
そんで、その回答が「特に進展なし」との事なのですが。
特に迷惑されてると言う訳でもなさそうなので、案外、山中君と素直ちゃんは、このまま上手く行くのかもしれませんね。
構いと、構ってチャンで、相性も良さそうですし(笑)
さてさて、そんな会話が終わった所で。
なにやら4tトラックが、倉津君達の元にやって来たみたいなのですが。
一体、何物が現れたのでしょうか?
まぁこの時点で『助っ人』っと言う事だけは間違いないのですが。
果たして、助っ人としても、誰なのでしょうか?
……ってな話を、次回は書いていこうと思うのですが。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
因みに、この人物。
以前にも出演したキャラクターなんですが、当てたら凄いです(笑)
読み終わったら、ポイントを付けましょう!