第一章 第八話【多方面に拡大する嵐】が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
008【他方向に拡大する嵐】
『順で風で満で帆ですよ。俗に言う『順風満帆』って奴ですよ。……でも、大丈夫なのか俺?』
いやいやいやいや、この文化祭が始って以来の、ご機嫌ッスよ。
何故なら、今の自分の置かれてる現状に、なんの不満も感じてない状況なんッスわ。
(↑故に愚痴無し)
……って言うのもな。
あの済し崩し的に、嫌々始めた『メイド喫茶』の件がだな。
なんとも奇跡的にも!!あれから、なんの問題も発生せず、かなり順調に事が進んでるんだよな。
あぁ、勿論その要因としてはだな。
真上さんが作ってくれた衣装が完璧だったのが、まずは、その要因の1つではあるんだがな。
あの衣装を見る以前から、ウチのクラスの女子達の活気が尋常じゃないんだよな。
『何故か?』つぅとだな。
武藤から紹介された、謎のオッサンが考案した『上島式ダイエット』
あれが、女子達の体と、かなり相性が良かったらしく。
早い奴は、ダイエット初日から絶大な効果を上げてるらしいんだ。
その効果は、日に日に、多かれ、少なかれ目に見える効果が有るので、その話題性は、今じゃウチのクラスのみならず、他のクラスの女子にすら注目を浴び始めてる始末。
勿論、そうなったら、好評なダイエットの出所であるウチのクラスの女子達は鼻が高く。
日々ヤル気が向上して行ってんだよな。
しかもだ、それに付随して、あのモジャモジャが作ったCGデータが、彼女達のダイエット心に拍車を掛けてくれている。
『これも何故か?』つぅとだな。
実は、あれなぁ。
データを弄ってみて初めて解ったんだが、スッゲェ高性能な物でな。
女子の日々のデータを入力するとな。
『今現在の彼女達の体型』
『過去の体型【ダイエットを始めるた初期段階】』
そんで『理想とする体型』のCGが重なって、現在の進行率ってのが明確に出るんだよ。
だからな、そのCGを見るたびに、女子達のテンションが目に見えて解るぐらい上がって行くんだよな。
でだ。
此処からが、この件で一番凄い所なんだが……
あの『上島式ダイエットメニュー』に付け加えて『適度な運動』ってのを、女子達が自らの意思で始めたんだよ。
まぁ当然、個人でやってる奴も居るし、数人で徒党を組んでやってる奴も居るんだがな。
此処で更に恐ろしい事に、クラスの女子全員が、誰ひとり欠ける事無く、この『適度な運動』って奴を、ダイエット開始当初からやり始めてるらしいんだよ。
これには、俺も吃驚仰天だ。
お陰で、ダイエット進行率が遅れている女子は0。
今の段階では、一人の脱落者も居ないまま現在に至っている。
そんでだ、ダイエットの進行が上手く行ってる際に、タイミング良く、真上さんから『衣装』が届いた訳だ。
そしたら女子達は、衣装の可愛らしいデザインに、当然の如くテンションが上げ上げ。
これは当然の事だが、真上さんの手早さが無ければ実現しなかったテンションの上がり方なんだが、兎に角、今回は、全てに置いてタイミングが良い。
まぁ、唯一問題が有るとすれば『ブスの木根琴美』が、此処一週間程、体調不良を理由に学校を休んでる事だけだ。
ここに関してだけは、やや懸念材料ではあるんだが。
この木根の件以外は『メイド喫茶』は、順風満帆に行ってるって訳だ。
……っでだ。
そんな順風満帆な中、次に、カジ&グチのバンドの件なんだが。
これに関しても、奈緒さんや、馬鹿中が、俺の手助けをしてくれてるお陰で、かなり上手く行ってる。
まぁ、そうは言ってもだ。
奈緒さんも、山中もプロのアーティストとして忙しい身の上。
だから、そんなそんな、しょちゅう音楽室に顔を出せる訳じゃないんだが、自分達の時間の許す限り時間を作って、顔を出してくれている。
それでだ、そんな中に有って、特筆すべき点は『山口』なんだよな。
前々回、奈緒さんや、山中にボロカス言われて、カジがグチを助けた事が有っただろ。
あれを切欠にな、グチの奴が妙に改心して、自分から、滅茶苦茶、練習をする様になったんだよ。
その上、山中に連絡を取ってまで、空き時間が有ったら練習をつけて貰っているらしくって、最近では、かなり上手くなってきた。
これも、実に良い傾向だ。
……っとなると、当然カジの野郎も、自然と気合が入って来る。
っと言ってもな。
アイツの場合は、基本的な部分で元々唄が上手いので、驚く様な進歩はないんだが、奈緒さんのお陰で『唄い方』や『表現力』が格段に良くなっているのは事実。
それに付け加えて、自身で金を出してまで、他人のライブなんかを見に行って、マイクパフォーマンスの練習まで、やり始めやがった。
まぁ要するにだ。
『LIFE IS MUSIC』
『2人共、いつの間にか、音楽が生活の1部になりつつあるって話だ』
ホント、始めた頃のアイツ等からは、想像も出来無い姿になってる、って感じだな。
……ってな訳でだな。
無謀とも思えた『素人で組んだバンドで歌謡コンクールの優勝を狙う』っと言う件も、比較的、順風満帆に進んでる訳でゲスよ。
ホンでだ。
最後になったが、山中達『第二音楽室・しゃべり場』の連中が懸念していた、例の『真上さんの件』なんだが……これも当然、何事も起こらない。
彼女とはビジネス上での契約をしているだけなので、その繋がりである以上、前より頻繁に店に行く様にはなったが、それはそれ。
アイツ等が『第二音楽室・しゃべり場』で、ゴチャゴチャ言っていた能書きの様な事には一切成らない。
いや寧ろ、神仏に等しい真上さん相手に、そんな邪な気持ちになる筈すらない!!
つぅか、俺がそんな感じなので、真上さんとは思ってた以上に良好な関係を築けているって言うのが現状な訳だ。
そう成ったら当然、真上さんとは、そんな感じのままなので、奈緒さんとの関係も崩れる様な事も無く。
相変わらずだが、彼女と逢える日は、いつも楽しく日々を送っている。
勿論、その中には、どうでもいい様な、日常的なイベントも含まれてるがな。
例えば……
①突然、思い立った様に、奈緒さんがとんでもない悪戯したり。
②俺が、奈緒さんの風呂を覗いたりして、石鹸が顔面にぶち当たったり。
③俺が、奈緒さんの着替えを覗いたりして、手鏡がぶち当たったり。
④俺が、奈緒さんが洗濯物を取り込んでる間、奈緒さんの下着で遊んでたら、蛸足をブチ当てられたり。
……っと言った様な、実に、微笑ましいイベントは毎日の様に起こっているけどな。
基本は2人で、まったりと順風満帆に上手く行ってる訳ですわ。
(↑上で挙げたものが、既に日常だと思ってる俺)
しかしまぁ、こうやって見ると、なんと言う充実感だろう!!
全てが、万事上手く行っているぜぇ!!
んな訳で、今回の話は嫌事が何もないまま終了!!
次回の俺の活躍に、ご期待あれ!!
***
……って言いたい所なんだが、そんな訳が無い。
『人生、これ、漫画ちゃん』な俺が『何事もなく順風満帆な』ってセリフを、いつまでも吐かせて貰える程、俺を見詰る悪神が、お人好しな訳も無く。
矢張り、人生の落とし穴は、嫌と言うほど、そこら辺に沢山存在する。
そして当然、俺は馬鹿だから、そんな罠に誘われるまま、そこに見事に落ちていく。
『ポト~~ン』つぅ感じでな。
いやいや、つってもだ。
先で言った順風満帆な事態に、なんらかの変化が起こった訳じゃないんだ。
あれはあれで、思った以上にキッチリ上手く事が運んでる。
だから、アレらは、なにも問題じゃない。
今回の話は、個人的に俺に突き刺さった話だ。
そぅ……その個人的に突き刺さった話は、何故かカジから齎される羽目に成った。
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
さてさて倉津君。
なにやら、全ての事が上手く運んで、順風満帆な様子ですが。
『そうは烏賊の金玉、蛸が引っ張る』
順調な時こそ、気を抜けば、トンデモナイ自体に陥れられるのは、この物語の定番(笑)
そして今回は、そのややこしい問題は、カジ君から齎されたようですね。
……っで、なにが起こるかは、次回の講釈なのですが。
一体、どんな厄介な事が起こるのか楽しみですねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
オマエなぁ……辞めろよな(;゚Д゚) ('ω'*)嬉しいくせに
このボケ!!全然嬉しくねぇわ!!( ゚Д゚)=○))з`)フギャ!!
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