最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
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第一章・第八十九話 Not best.it`so better(『最高』じゃなくて『良かった』程度』)

1458 愚痴じゃないんだ……いや、愚痴か

公開日時: 2025年1月31日(金) 00:21
文字数:1,575

第一章・第八十九話【Not best.it`so better(『最高』ではなく『良かった』程度)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 089【Not best.it`so better(『最高』ではなく『良かった』程度)】


 『なんて言うべきかな?奈緒さんには、どう言えば良いんだ?まったく良い言葉が浮かんでこねぇな』


 少々無謀で、無茶な事柄が含まれた案件になりながらも。

今後のサイト運営をして行く上での方針が、漸く、ある程度決まり。

軽い祝杯程度に、小1時間程、3人で酒を飲み交わした後。

モジャが、眞子を、崇秀の家まで送ってくれる事が決定したので、店の前で2人の後姿が見えなくなるまで見送った。


此処までが、前回の最後なんだが……


まぁ、これ等の事象については、特に、これと言った問題に成るべき点はないんだが。

その中で唯一、不安要素が有るとするならば。


『モジャが、密かに眞子の事を想ってる節が見受けられる』……事。


此処だけは、少々不安要素が無い訳でもない。

突然『送り狼』にでも成られたら、最悪の極みな状況に成りかねないからな。


……けど、そんな言葉とは裏腹に、俺は、意外と2人の事を信用している。


なんと言っても眞子は、あれでいてガードが固く、シッカリしてるし。

モジャはモジャで、酔った女に手を出す様な卑怯な真似をする奴じゃないと思えるからだ。


まぁ普段の態度や言動。

それに見た目が常に咥え煙草でダルそうにしてるから、モジャはおかしな奴だと思われがちなんだが。

アイツ、めちゃくちゃ人間が出来てるからな。


そんな訳で、一応2人を信用して、これを見送った訳だ。


……っで、そうやって2人を見送った後。


俺はと言えば、少々酒に酔ったのか。

いつも以上にチンタラとチャリを押しながら、家路に付いていた。


だが、比較的、気分良く酔ってる筈なのに、ご機嫌なビートを刻む様な心境じゃなかった。


何故なら、家に帰れば、まだ奈緒さんの問題が解決していないからだ。


まぁ、そうは言ってもな。

これも前回の最後で言った様に『全員を許す』と心に決めた以上。

別に奈緒さんに対して『どうの、こうのと説教を垂れよう』とか思ってる訳じゃねぇんだ。


この場合、許すにしても、どんな言葉を使って許しをあげるかが肝心な部分。

これを上手く言ってあげれないと、奈緒さんの心に変な蟠りだけが残っちまう結果になりそうだからなぁ。


なので、家に帰りつくまでに、此処を重点的に考えなきゃいかん訳よ。


だが、そうは言ってても、上手く事が運ばないのが俺。

そんな許す気持ちが大いに有ったとしても、その許す為の良い言葉が、何故か上手く浮かんで来ない。


いや寧ろ、なに1つ浮かんでこない。


なんと言いましょうかね。

『もぉなにも言わなくても良い』……って、さっき眞子の時に咄嗟にやったみたいに、ちょっと気障な事を言いながら『奈緒さんをギュっと抱き締めてあげる』なんて、糞テレビの三流ドラマみたいなこっ恥ずかしい大技も有るには有るんだがな。


それは、なぁ~~~んか違うんだよな。

自分の中で『それは違うだろ』って、心が轟叫んでやがるんだよな。


マジで、なんて言うか、そういう臭い演出をするのではなく。

もっとちゃんと気の利いた言葉を使って、眞子の時よりも、もっと彼女を優しく包み込んであげたい気分なんだよな。


……まぁ、そんな言葉を、何かの拍子に思い付いて行動に移したとしてもだな。

所詮は、俺なんかに似合うとは、到底、思えたもんじゃないんだが。

けど、今回の件で、奈緒さん自身が、かなり落ち込んでるだろうし、色々と傷付いてる部分も有るだろうから。

出来るだけ、そう言った心のケアまで十分にしてあげたい気持ちに成っているのだけは偽りではない様だ。


そんな訳で、チンタラとチャリを押しながら、色々と無い知恵を絞って考えてはいる訳なんだが。

結局、なぁ~~~んも思い付かない間に、家の近くまで到着してしまってたりする。


あぁ……脳タリン過ぎて最悪だよ俺。


もぉ、どうすんだよこれ?


誰でもいいから、誰か助けてくれぇ~~~!!


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


毎回、倉津君が主人公の会では、恒例に成ってる愚痴で始まった訳なのですが。

今回に至っては、自分に対する愚痴に成ってしまったという珍しい展開。


まぁ、奈緒さんの事なだけに、これはこうなってしまっても仕方がないと思います(笑)


しかも、それを家に到着するまでに考えなきゃいけないのに。

結局は、なにも思い付かなかったと言う体たらくっぷりなので、そりゃあまぁ、自分を責めたくもなるってもんですよ。


さてさて、そんな中。

この後、また行き当たりばったりで行動する羽目になった倉津君なのですが。


そんな状態にあっても、なんとかして奈緒さんの心のケアまでしてあげる事が出来るのか?


次回は、その辺を書いていこうと思いますので。

良かったら、また遊びに来てくださいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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