第一章・第二十六話【コミケとライブ】が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
026【コミケとライブ】
『此処最近、全然ベースを弾いてませんね。私って、ホントダメですよね……ははっ』
はい、こんにちわ。
いつも皆さんに大切にして頂いてる♪倉津の眞子ちゃんで~~~す♪
そして、そんな風にベースも弾かずに遊んでばっかりの私が、今、何処に居るかと申しますと……
えぇっと……あっと……実は、今日はですね。
奈緒おねぇ様に、ちゃんと外出のお許しを頂いた上で『コミケの最終日』にやって来ちゃいましたぁ~~~♪
眞子としてのコミケは初参戦なので気合十分、ヤル気満々ですよぉ(٩( ''ω'' )وむん!!)。
……あぁでもですね。
此処に来る際に、ある条件提示されての参戦なので。
奈緒おねぇ様から1つ、大切な頼み事をされちゃったんですよね。
それが、なにかと言いますと……
奈緒おねぇ様ったらね。
私をコミケに行かせてくれる代わりに『私にも面白そうなBL本を一杯買って来い』って無茶な注文をするんですよね。
本当に困ったおねぇ様です。
でもでも、私、そう言う方面の本は良く解らないんで……どうしようかなぁ?困ったなぁって途方に暮れてたら。
真琴ちゃんのネット友達である『ネットさん』って方が、そんな私の悩みに対してメールを返して来て下さったんですよ。
それでね。
ネットさんに、私が相談を持ちかけたら。
彼は快く相談に応えてくれた上に、問題になってた『BL本を集めてくれる』って話になったんです。
これについては、本当に助かりましたよ♪
勿論……最初は、厚かましいと思ったんで、一旦、ちゃんとお断りしたんですよ。
けど、彼ったらね。
凄く優しくて、親切な人だから、もう1度、眞子に対して『それ位なら任せてくれて良いよ』って言ってくれたんですよ。
もぅ、この言葉には感激!!
なんかね。
そこまで言って貰っちゃったら、逆に、断り辛くなっちゃって……結局の所、ついついネットさんにお願いしちゃいました♪
でねでね、更にネットさんは、コミケにはサークル参加なんだけどね。
眞子がコミケ初挑戦で右も左も解らないだろうって思ってくれて『余りのチケット有るから一緒に入る』って誘ってくれたのね。
なんか、見ず知らずの私に此処までしてくれるなんて思っても見なかったから、此処でも凄~~く嬉しくなっちゃって……
あの、その……なんて言いますか。
そのまま……また……『お願いします♪』ってメールを返信しちゃった。
でもね、こんな貴重なチケットを、眞子の為なんかに使って貰うなんて……良いのかなぁ?
眞子って、本当に悪い子だよね。
だから、此処は深く反省……
***
……そんな訳で!!
私は、今、サークル参加用の出入り口にまでやってまいりましたぁ~~~♪
でわでわ、此処からは『先に並んでくれてる』ネットさんに連絡を付けて、早速、合流したいと思います。
勿論ですね。
お世話になってるだけでは、義理も人情もあったもんじゃありませんので。
此処に来るまでに、ネットさんの為に、沢山の暖かい差し入れを持って来たよ♪
これなら、少しは喜んで貰えるかな?
喜んで貰えると良いなぁ……
それじゃあ、それを確認する為にも、ちょっとネットさんの元に行って来ますね♪
『☆倉津眞子のドキドキ!!わくわく突撃コミケ初参戦レポートぉ~~~はじまりぃ~☆』
用意は良いかな?
レディ~~~♪ゴォ~~~♪
……あぁ、なんかシラネェけど異様に疲れたな。
イキナリ初っ端から『慣れない小悪魔眞子モード』なんぞ、やるもんじゃねぇな。
いやはや、これは失敗失敗。
あぁ、因みになんだがな。
イキナリこんなアホな事をして『俺の女性化が一気に進んでしまっているのではないか?』っと心配してくれた心優しい人もいるかも知れないんで、一応言って置くが……その辺に関しては大丈夫だからな。
余計な心配はしなくても良いんだぞ。
確かに俺は、前々日に、何処かの可愛い誰かさんの手によって、少し女の快楽に溺れてしまったとは言え、まだまだ俺の心は男のままだからな!!
あの程度の事で、俺の男としての心が揺らぐ訳がねぇからな。
だから、此処は安心してくれて大丈夫だ。
それに、こんな馬鹿な事をやってられるのも今の内だけ。
今から俺が向かう場所は……まさに本物の戦場。
此処からは男だとか、女だとか余計な能書きを垂れてる場合じゃねぇんだよ!!
あの場で待っているのは、ただ只管、他人を出し抜いてでも、同人誌を奪い合うだけの熾烈な争奪戦が待ち構えてるだけの場所だからな。
もぉ、こんな風に気を抜いて遊んでる暇なんぞ一瞬たりともねぇんだわ。
何事にも動じずに、真っ直ぐに目的の物をGETするのが此処からの使命だからな!!
……ってな感じで。
俺は、そんな欲望の風が渦巻く戦場へと足を踏み入れて行った。
そんな折……
『ぴゅ~~~~』
「やだ!!もぉ、今日が風キツイよぉ~」
だっ……大丈夫だ!!
今のセリフは、真子の姿を想定しての言葉が出たに過ぎないからな!!
俺の女性化が進んで、本能的に出たセリフじゃないからな!!
違うんだよぉ~~~!!信じてくれぇ~~~!!
……ってか、周りの野郎共!!
何を顔を赤らめながら、ジロジロと俺を見てやがんだ!!
見てんじゃねぇ!!
ぶっ殺すぞ、テメェら!!
(↑八つ当たりをして、必死に誤魔化そうとする俺)
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
そして今回から始まった第二十六話【コミケとライブ】なのですが。
倉津君、相変わらず、打たれ強いと言うか……立ち直りが早いと言うか……
基本的にアホなので、前々日に散々な目に遭ったのも忘れ。
真子と言う立場を利用して、コミケに遊びに来てやがりますです(笑)
しかも、いつの間にかネットさんと言う人物と交流を深めて『サークル参加』でコミケに入ろうとしてやがりますです(笑)
まぁこの辺に関しては、本当に呑気と言いますか。
今ある現状を受け入れる順応性の高さは、これまでにも散々見てきて貰った部分なので、多少な、この暴挙も納得して貰えると思いますです。
……っと言いながらも。
少々、奈緒さんの快楽地獄の影響が残ってるみたいですがね(笑)
さてさて、そんな中。
今から、密かに交流を深めていたネットさんと言う人物に遭いに行く訳なのですが。
彼も、少し変わった人なので、どんな人か興味を持って頂けましたら、是非、また遊びに来て下さいね~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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