●前回のおさらい●
困った下着を着用していた美樹さんに貸した(プレゼントした)眞子の新品の下着。
だが、その下着を着用した美樹さんからは、とある違和感が……(笑)
「あぁ……胸が、ちょっと……ぶか付いてるね」
「あぁヤッパリ、ダメでしたか?パット入れますか?」
そうなんだよね。
美樹さん身長は高いんだけど。
それに比例せずに、あんまり胸が大きくないから、貸す話が出た時からその部分の懸念したんだけどなぁ。
やっぱり、そこが顕著に出てるのに気づいちゃいましたか。
けど私、パットって持ってないんですよね。
「ねぇ、眞子……」
「はっ、はい?なんですか?」
「今、なんか言った?」
「へっ?」
「あたしに、パットがどうとか、こうとか言わなかった?」
( ゚д゚)ハッ!……しっ、しまった。
心の中で思っていた言葉が、ついついポロッと口から出ちゃってたよ。
って言うか、これじゃあ素直ちゃんと同じだよ。
「ぷぷっ……流石に、美樹には、眞子のブラは無理が有ったかぁ。基本的に美樹と、眞子じゃ、胸のサイズが違い過ぎるもんね」
「はい?……なんか言った?そこのペチャパイさん?」
「……あぁ?誰がペチャパイだって?まぁ、美樹と違ってね。これが良いって人は、山程居るんだけどねぇ~~~」
「それ……どんなマニアなの?貧乳はステータスってか?」
「あの、悪いんだけどさぁ。自分に自信が無いからって、人の悪口を言うの止めてくれない?身長に比例しない大きさのクセに」
「そう言う事を言う?まな板に、そんな事を言われる筋合いはないんだけど?奈緒の胸って、どこに付いてるの?背中だっけ?その肩甲骨とか?」
「アンタ。……マジで泣かすわよ」
うわっ、うわっ!!喧嘩しちゃダメですよ!!
仲良く仲良く。
オッパイが小さい者同士なんだから、貶し合いなんかせずに仲良くして下さい。
「あぁ、あの、すみません。私のブラのせいですから、喧嘩しちゃダメですよ」
「「あぁ?」」
「ちょ!!……ひひゃい!!ひひゃい!!ひゃめひぇひゅひゃひゃい!!ひゃんで、ひょんにゃひょひょひゅゆんでひゅか!!」
痛いですよぉ……
なんで2人して、私の頬っぺたを、ガマ口みたいに引っ張るんですか?
口が痛いです……
大体、私、なにも悪い事は言ってないじゃないですか!!
それと、人のオッパイ『パシパシ』叩くの辞めて下さいよぉ……
「こんな脂肪の固まりぶら下げて、調子に乗ってるんじゃないわよ!!」
「なにが『私のブラが悪い』よ。馬鹿にしてるの!!」
「ひひぇにゃいひぇひゅよ~~~」
えぇ~~~、だって……これしか言い様が無いじゃないですか!!
貧乳って言ったら、絶対に100%の確率で怒るじゃないですか!!
これでも、目一杯オブラートに包んだんですよぉ!!
「なになに?そんなに胸が大きいのが偉いんだぁ。だったら良いなぁ、眞子わぁ。羨ましいなぁ~~~。オッパイ独裁者だねぇ~~~」
「ひひゃい!!」
「ホント、これ、引き千切ってやろうかなぁ、腹が立つなぁ。無駄に腫れ上がっちゃって、これ、なに山脈よ」
「ひゃひゃひゃ、いひゃいひぇひゅっへ!!」
そんなに怒らなくても良いじゃないですかぁ。
大体にして知らないですよぉ。
胸なんか、こんな風に勝手に大きくなっただけなんですからぁ。
怒るなら怒るで、私の母親の遺伝子に怒って下さいよ。
てか!!もぉ痛い!!
「痛ッ!!……もぉいい加減にして下さいよぉ!!私が、なにをしたって言うんですか!!喧嘩してるから止めただけじゃないですかぁ!!」
「あっ、なんかオッパイが怒ってる」
「誰がオッパイですか!!それに怒りますよ。頬っぺた、どれだけ痛かったと思ってるんですか!!もぉ2人して意地悪ばっかりしたら、仕舞いにビィビィ泣きますよ!!」
「でも、さっきの一言はないんじゃない?自慢にしか聞こえなかったんだけど」
「じゃあ、なんて言えば良いんですか!!どうしたら、2人の喧嘩を止めれたって言うんですか!!教えて下さいよぉ。さぁ、早く早く!!」
本当にもぉ。
勝手に喧嘩し始めた上に、コチラにまで被害を拡大させないで下さいよぉ。
大体ですねぇ、そんなに『胸の大きいのが罪』だって言うなら、なにも悪い事してないのに、素直ちゃんは大罪人ですよ。
即刻処刑になりますよ。
「そうだけどさぁ。……胸の大きい子って、結構、こう言う事をされる運命じゃない」
「そんな運命に要りませんよ!!大体ですね。私だって好き好んで、こうなった訳じゃないんですから!!勝手にこうなったんだから、仕方ないじゃないですか!!」
「それ、自慢?」
「自慢じゃないですよ!!なんで勝手になった事を、イチイチ自慢しなきゃならないんですか!!私は、胸自慢の馬鹿じゃないんですよ!!他の事も一所懸命頑張ってるんです!!それを胸ばっかり言われたんじゃ!!私の存在は、胸だけみたいじゃないですか!!そんなの嫌ですよ!!」
あぁ、でもあれだよ。
本心を言えば、自慢の胸なんですけどね。
そりゃあ女の立場としましては、無いより、有る方が、見栄えが良いんで……しかも美乳ですから。
だから、その辺は、ごめんなさい。
「けどさぁ……」
「『けど』も、ヘッタクレも無いです!!」
「そんなに怒らなくても良いじゃない。ちょっとした僻みじゃない」
「もぉ良いです。美樹さん下着を返して下さい。そんでエロパンツで、エディさんの所に行って下さい。もぉ知りません!!」
「ちょ……ゴメンって、ゴメンって、眞子。もう言わないから許して」
「……本当ですか?もぉ絶対に言いませんか?絶対の絶対に約束ですよ」
「うん、もぉ言わない」
なら許します♪
こう言う所は、美樹さん素直だから好き。
……っと成ると、後は奈緒ネェかぁ。
「じゃあ、もぉ良いですよ。もぉ怒ってませんから」
「眞子、優しいから好き」
「もぉ、調子良いんだから。……あの、奈緒ネェも、もぅ胸の事で、私を虐めちゃダメですよ」
「……ヤダ。巨乳なんて死ねば良いのに。絶滅してしまえ」
「なんで、まだ、そんな事を言うんですか?奈緒ネェの胸の大きさは、体のサイズに合っててピッタリなんですよ。贅沢言うんじゃありませんよ」
「あぁ、そうか。そうだったね。……そう言えば、クラも、昔そんな事を言ってたね。そうかそうか、ごめん眞子。勘違いだった。謝るよ」
「やっと解ってくれたんですね。良かったです」
一件落着♪
見事な大岡裁きですね♪
「ちょっと待とうか眞子。幾ら下着を貸してくれてるとは言え。今の発言だけは、本当に無いんじゃない?奈緒の胸が小さいのは、体が小さいからOKだろうけどさぁ。……じゃあ、私はどぉなるの?明らかに、体に合ってない大きさだよね」
グハッ!!
そう来ますか……
じゃあ、此処は一発、逆ギレの方向で……
「はぁ、もぉ、解ってないなぁ。良いですか美樹さん?胸の大きさなんてものは、好きな人にだけに気に入って貰えれば良いんです。他の人の事なんて関係なしなんですよ。大事な事は、本当に好きな人に気に入って貰える様にする事なんじゃないですかぁ?」
「あぁ、上手く言い返したねぇ。確かに、その通りだね。それは賛成だわ」
「そうですよね。大体にして、世の中に男性が、みんな『巨乳好き』って訳じゃないんですよ。私なんか『胸が大きくて気持ち悪い』って言われた事もあるんですから。もぉその時は、絶望感しかなかったですよ」
……ってのは、どぉでしょうかね?
確率は低いですけど、そう言う方も、結構、居られますんで。
……って言いますかね、人の胸の大きさなんて、どうでも良くないですか?
もぉ良いじゃないですかぁ。
これ以上無駄な口論してたら、頭痛くなりそうですよ。
興味のないオッパイ論争なんてしたくもないですし。
「そぉなの?でも、私、そう言うの聞いた事ないけど」
「大にして有りますよぉ。それにですね。そう言うのを、意識して無くても『将来垂れる』だの『伸びる』だの『今だけだ』とか、結構、酷い事を平然と言われるんですよ。それに将来の事を考えたら、形が良いままで居られる『小さい胸』の方が断然お得じゃないですか。乳の垂れたババァなんてミットモナイだけですよ」
あぁ……なんだろう?
なんか今の話、自分で言ってて、かなり凹んじゃったよ。
それに自爆し過ぎたからかなぁ、本当にズキズキ頭痛くなってきた。
それに今、自分で言った言葉で、変な想像しちゃったよ。
う~~~わっ、マジで垂れ乳ヤダなぁ……
もぉヤメテ良いですかね?
本当の本当に気分悪くなってきましたよ。
あの……それとは別の話なんですけど。
崇秀さん、崇秀さん。
出来ればなんですが、綺麗な内に、早く、眞子の事を貰ってくれませんかね?
眞子は綺麗なままで、崇秀さんと付き合いたいです。
……そんな厚かましい話は無理ですね。
すみません。
「あぁ、その発想はなかったね。確かに私の胸じゃ垂れ様が無いもんね。そっか、そっか、良い様に捉えたら、良い方向に考えられるもんだね」
「そうですよ。奈緒ネェも、美樹さんも、長期に渡って『綺麗な体のラインをキープ出来る』んですよ。寧ろ、ソッチの方がズルイですよ」
「そうかぁ。ごめんね、眞子。そう言うのは気付いてあげられなかったね」
「まぁ、良いですけど……結構、自爆ネタなんで凹みましたよぉ」
「ごめんごめん」
ハァ~~~、もぉ心底ヤナ感じ……
だから、精々垂れない様に、今後バストアップ運動も日課に加えて頑張ろっと……
それにしても、胸が大きいのにも、思わぬリスクがあったもんだぁね。
そう言う、目に見えて解る、体の『変調』って恐怖でしかないもんね。
……でも、若い時は、コッチの方がお得なんですけどね♪
見栄え重視なんで♪
***
まぁまぁ、そんな事もありまして。
この後、奈緒ネェと、美樹さんは、比較的喧嘩する様子もなく。
仲良く会話が弾んでいた様なので、ライブが始まる前に、私はトイレに行って置く事にしました。
まぁ当然、普通にトイレに行っただけなんで、別に、どうって言う事はないんですけどね。
……っで。
用を足し終えたので、いつもの様に、鏡を見ながら『身嗜み』チェック♪
女の子は、みんな、ナルシストなのさ。
……見た目を気にしない『心のブス』以外はですけどね。
なんて、髪を弄りながら、鼻歌交じりに、1人でそんな馬鹿な事を思ってたんだけど……
突然……
なんの前触れもなく……
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
女性の胸のサイズ。
これはまぁ、ある意味、永遠のテーマなのかもしれませんが。
胸の大きな子は、肩こり、変に注目をされるのが嫌、将来的には垂れる、等々の様々な理由から『巨乳である事を嫌がり』
胸の小さな子は、見栄えが悪い、異性に馬鹿にされる、異性が自分を見てくれない、等の理由から『貧乳である事を嫌がる』ケースが多い。
まぁでもハッキリ言っちゃえば『無い物強請りをしてる』だけであったり『他人の芝が青く見える』だけの話であって。
本当の意味で、相手方の苦労を知らずに、メリットばかりに目が行ってしまうから、こう言う発言をしてしまうのでしょうね(笑)
さてさて、そんな中。
さっきのオッパイ論争でストレスが溜まり。
疲れてしまったのか、眞子がトイレで体調不良を起こしそうな雰囲気。
果たして、この体調不良は、それが原因で起こっている事なのか?
次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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