●前回のおさらい●
崇秀に対する気持ちが抑えられなくなった眞子。
だがそれは、眞子個人としての意見を尊重しているだけに間違った行為ではなく。
眞子自身も、自身の立場を踏まえた上での行動だったのだが……早急過ぎたので失敗に終わる(笑)
なんと言う気分の悪さだろ……実に不愉快極まりない!!
一生懸命やったって言うのに、崇秀のアソコはピクリとも反応しないし、寿司屋のオッさんには……パンツ見られて勃起されるし。
もぉ、死にたいよ……
……まぁまぁ、そうは言ってもね。
こうやって最悪だと思っていた気持ちも、さっきのお店『お寿司屋信玄』さんを出るまでの話であって、別に今は、機嫌が悪いって訳でもないんだよね。
いや、寧ろ、もぉこれは、上機嫌の域ですよ♪
……って言うのもさぁ。
あの後、人のパンツを盗み見する様な最低で下品なオーナーが経営するお寿司屋さんは、直ぐに出て。
今は何事も無かった様に、崇秀とニューヨークの街をプラプラしてるんだけどね。
此処でまた、崇秀が気を遣ってくれてるのか。
この間のみたいに楽しく……今度は、ニューヨークの街を2人だけで遊んじゃってたりするのよね♪
例えばさぁ。
①ゲーセンに行って、2人で『変顔』をしてプリクラ撮ったり。
②同じくゲーセンで、私が『King of fither`s97』で『26人抜き』したり。
③バッティングセンターに行って、崇秀が『3連続ホームラン』を打ったり。
④同じくバッティングセンターで、私が挑戦したら、ボールに当たらずコケて、スカートが捲くり上がって『パンツ丸出し』に成ってみたり。
⑤シルバーショップに行って、奈緒さんと御揃いの『TIM・CAMPIのシルバー・リング』を買って貰ったり。
そんでね♪そんでね♪
なんと言っても極め付けは……
最後に行った服屋さんで、崇秀が、明日のライブ用に誂えてくれた『洋服と着物を混ぜた様な可愛い衣装』を用意してくれてたのよ。
それが……もぉ~~~本当に可愛いッたらありゃしないのよ♪
それにね。
服のサイズが、計った様にピッタリ!!
まさに崇秀が、私専用に誂えてくれた衣装。
こんなに至れり尽くせりして貰って……もぉ、幸せの極みだよ♪
こんな思いも拠らない様な最高のご褒美が有るなら『全米ツアーを、手抜きしないで頑張ってきて良かったぁ~~~♪』っと実感出来る。
そんで、さっきのパンツの件はチャラ。
って言うか、私自身も急ぎ過ぎでしたので……反省。
でもね。
此処でちゃんと言って置きたいんだけど。
別に『物を買ってくれた』からって、機嫌が良くなったって訳じゃないんだよ。
例え、なにも買って貰って無くても、私は、元々崇秀と遊ぶのが大好きなので……簡単に上機嫌になっちゃってる訳さ。
まぁそれでも、こうやって気遣って貰えるのは、非常にっと言いますか最高に嬉しいです♪
ほんでね、ほんでね。
余りにも嬉しかったから調子に乗って、試しに、崇秀の腕に、私の腕を絡めて、恋人みたいに腕を組んでみたんだけど。
崇秀は、嫌がる様子もなく、普段通り、なにも変わらない様子で、これを受け入れてくれた。
特に振り解く仕草もしない。
うぅ~~~……『恋人気分』とも言える、この感触。
もぉどこまでも幸せだぁ♪
もぉね。
私と、崇秀と、奈緒さん以外は、全員死んじゃえば良いのにね。
この3人だけで、一生暮らしていきたいよ。
……まぁまぁ、此処までの経緯でよく解った事は。
私ね……
私……確実に『崇秀の事が好き』だわ。
これだけは、もぉ絶対に間違いないよ。
いや……既に『本当に大好きの域』ですね……これは。
だってさぁ。
こうやって、ただ一緒にいるだけで『ドキドキ』してるし、体もぽかぽか。
それになにより、実はさっきから、1度たりとも崇秀を直視出来てないで居るんだよね。
付け加えて、腕を組んでからは、自分の顔が『俯いたままニヤけっ放し』なのが解るぐらいだもん。
多分ね……今の私には『真琴ちゃんの欠片』は、なにも残ってない。
って言うか……ねぇ。
此処まで、色々崇秀にして貰ったらさぁ。
普通の女の子だったら、絶対に好きになっちゃうでしょうに。
きっと女の子なら、誰も抵抗なんて出来無いよ。
100%だよ100%!!
ははっ……言い訳、言い訳。
もぉ……こんな事をして喜んでる、自分が死ぬ程、恥ずかしいんですよ。
見苦しいかも知れないけど、ちょっとだけ許してね。
だってさぁ。
……まぁ、そうは言ってもね。
こんな事を言ってられるのも、崇秀の研究が終わり、元に戻るまでの期間限定だけなんだよね。
けど……もぉ、それでも良いやって理解出来てる。
眞子で居れる間だけは、精一杯、出来る限り眞子として、今は頑張って生きようと思う。
例え、それが『消え行く存在』であったとしても。
こうやって1つづつ、私が生きていた小さな証を、少しでも多く崇秀や、眞子に出逢った人達の記憶に残したいしね。
ははっ……なんか、女の子に成った時から考えたら『崇秀に対して、こんなに心境に成るなんて、思いも拠らなかったよ』
まぁまぁ……そんな私の心境は置いておいたとしても。
まずは、少しでも皆さんの記憶に残る様に、明日のラストライブは、私の持てる全ての技術を総動員して、私と出逢った皆さんがビックリする様なライブをしなきゃね♪
よぉ~~し!!滅茶苦茶、気合入って来たぞぉ!!
なにも悔いが残らないぐらい真っ白になってでも……頑張る捲くるぞぉ!!
……こうして。
私にとっては嬉しくも有り、少し寂しい気分に浸りながらも、崇秀との『大切で有意義な時間』を過ごし。
崇秀と、これ以外にも一杯遊んだ後、彼は、私を色々と楽しませてくれながらも、ホテルまで送ってくれた。
そして……崇秀は、まだ用事のあるみたいなんで、その場を立ち去ろうとする。
けど、そんな彼の姿に少し寂しさを感じてしまい。
私は、咄嗟に彼の服の袖を掴んで、満面の笑みでこう言った。
「ねぇねぇ、気を付けて、行って来てね、崇秀♪……また、明日も遊ぼうね♪♪」
「おぅ、そうだな。……じゃあ、また明日な」
もぉ……人の気も知らないで。
そんな無邪気な顔で笑っちゃってさぁ……
……イヤな奴だよ。
でも、今までなにも言わず、私の我儘に付き合ってくれた崇秀は、ヤッパリ最高だよ……
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
一見すると、この眞子の行動は『奈緒さんの事を忘れている』様な行動に思われがちですが。
実際は、そう言う訳ではなく。
奈緒さんの事もキッチリ考えた上での行動であり。
奈緒さんの件を、どうしていくべきかも考えての行動でもあったりします。
軽く見えて、そこは、かなり本人も悩んでますしね。
なので、軽々しく『ビッチ』だとかは言わないであげて欲しいです(´;ω;`)ブワッ
さてさて、そんな中。
45箇所ライブも本日をもって最終日、そこで眞子は有終の美を飾る事が出来るのか?
次回はその辺を書いていきたいと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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