最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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1277 全てが繋がって行く崇秀の思惑

公開日時: 2024年8月3日(土) 00:21
文字数:2,003

●前回のおさらい●


 奈緒さんに3つの方法を授かった眞子。

されど、それに関して、どうにも気になった事があるようで……

「あの、奈緒ネェ。ちょっと質問」

「うん?なに?」

「あのですね。なんで、そんな急に、崇秀さんとのHに肯定的なんですか?前は散々ダメだって言ってませんでしたか?」

「えっ?あぁ、そこ。……そこはね。アンタの態度を見てたらさぁ。もぉ、成る様にしか成らないかなぁって思ってね。半分諦めた訳よ」

「なるほど、そう言う事でしたか」

「まぁでも、程々にね」

「ですね」


なんて、H談話に一応のケリが付いたので、そろそろ消灯しようと思ってベットから立ち上がったら……


突然、携帯電話が鳴り始めた。


着唄は……『LOVE LOVE LOVE』

これは間違いなく、崇秀さんからの電話ですね。


……けど、少し妙だなぁ。

私の部屋は、廊下を挟んで前の部屋なのに、なんでわざわざ電話なんかして来る必要性があったんだろう?


奈緒ネェが居るとは言え、直接、部屋に来てくれても良かったのに……



「あぁ、はい、もしもし」

『あぁ、どのギターで弾こうかなぁ……』

「うん?なんだこりゃ?」


なんか凄い小さい声なんだけど、崇秀さん、こんな時間からギターを弾くんだね。


なんだろう?

突然インスピレーションが湧いて、新曲作りでも始めたのかなぁ?


なんだか意図がよく解らないから、取り敢えずは、このまま様子見だね。



「うん?どうしたの、眞子?誰から?」

「あぁ、崇秀さんです。なんか崇秀さん、今から新曲作るみたいですね」

「えっ?こんな時間から作曲?近所迷惑とかに成らないの?」

「あぁ、それは成らないですよ。なんせ崇秀さんの部屋も、私の部屋も防音完備ですから」

「うわっ!!セレブだねぇ」

「あの……奈緒ネェの家も、そうだったと思うんですけど」

「うん?あぁ、そう言えば、そうだったね」

「あの……自分の家なんですけど……」


忘れてるし。



「ははっ、ごめん、ごめん。……って言うかさぁ。そんな事より。仲居間さん、新曲に、なんかの意図があって、眞子に電話を掛けてきてるんじゃないの?だったら、私にも聞かせてよ」

「あぁ、はい、勿論ですよ」


……なんて、仲良く2人で、新曲を聞いたのが間違いの始まりでした。


***


 ……6分程の曲が終わった。



「あの、奈緒ネェ。……さっきのオナニーの件、もぅ一回、考え直させて貰って良いですかね?なんか気持ち的にダメな様な気がしてきました」

「うん、だよね。……その考えで正しいと思うよ」


ホントあの男だけは……この部屋に盗聴器でも仕込んでるじゃないの?


なんで、ガン黒ギャルをお題にした曲を唄ってる筈なのに。

そんなタイムリーに。

①誰かに気遣って『そうせざるを得なかった女の子達の悲しみ』や。

②そうしなければ価値を見い出せない『無価値な自分を嘆いた』曲とかをバラード調に唄うかなぁ?


それ……完全に今の私の事じゃん!!


……なんて思ってたら。

この後、向こうの部屋に居る2人の話し合いがあって。

崇秀さんが、明日の奈緒ネェの東京ドームライブで、今の曲を使う事を提示。


それ故に、嫌々ながらも、曲の命運を押し付けられた真琴ちゃんが、必至に曲作りをし始めた。



「ハァ、奈緒ネェ……これはどうも、ゆっくりと寝てる場合じゃない様ですね」

「ハァ、だね。……今日は疲れてるから、出来れば早々に寝たかったんだけどなぁ」

「ご愁傷様ですね。でも、奈緒ネェと、真琴ちゃんだけに苦労はさせませんよ。私も、お手伝い致しますから、明日のライブの為にも頑張りましょう」

「ありがと……眞子好き。頼りにしてるわよ」

「えへへ……どもです」

「「でも、ハァ~~~~~っ……」」


お互いの顔を突き合わせて、大きな溜息を付いてから、ベースを手に取り。

明日のライブに向けて、崇秀さんの作った新曲を完成させる為に、曲を思い出しながら曲弾きを開始した。


真琴ちゃん1人じゃ、完全に手に余る完成度の曲だからね。


こりゃあ、嫌でもお付き合いするしかないよ。


ホント……寝る直前にやってくれたよ。


笑い話にも成らないよ。



『ぷっ!!確かに、こりゃあ、オマエの言った通り、面白い話だな。笑えたぞ』


崇秀さん、なんか言った?


もしなんか言ったとしてても、そんなの全然面白くないから!!


……終わり。


***


次回予告。


ハァ~~~ッ……なんか、なにもかもを見透かされてる様でヤナ感じですね。

これだけ曲と、私の心理状態がシンクロしたんじゃ、なにもヤル気が起きませんよ。


まぁそんな訳なんで、あまり次回予告をする様な気分に成れませんので、次の話の冒頭で、今回の件の事の顛末をお伝えしますね。


そんな訳で次回……


『Fool girl & Prologue 3B-GUILD`s live』

「お馬鹿ちゃんと、3B-GUILDライブの控え室」


……っで、お逢いしましょう。


なんか不穏なタイトルだね。


あぁでも、本編は、素直ちゃん達3B-GUILDのライブの話をさせて貰いますので、決して、真琴ちゃんみたいに今回の愚痴だけを言う訳ではありませんよ。


ご安心下さい。



それにしても……ホント、崇秀さんだけは、やれやれだよ。


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


実は今回のお話、ちょっとした悪戯心も加えておりまして。

全く【眞子とは関係ない】様な【ガン黒】の話が、実は、裏では繋がっていた、なんてものを表現してみましたぁ(笑)


所謂、ちょっとした言葉のトリック遊びですね。


まぁこれを、奈緒グリライブ編の最後に持ってくるのも、どうかとは思ったのですが。

曲を、翌日のライブに使う事を前提に書いたので、此処も繋がりがあると言う事で許してください。


さてさて、そんな中。

次回からは三大ライブ第二弾【3B-GUILD編】が始まります!!


こちらは、奈緒グリ編とは違い、完全にライブをメインにした話に成りますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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