●前回のおさらい●
バスで、海岸にあるステージに到着した倉津君一行。
女性陣が着替えに入りそうな雰囲気だったので、バスから先に降りようとした倉津君だったが、何故かバスの扉が開かない(笑)
しかも、その上、女性陣は、倉津君が居る状態のまま着替えを始める始末。
ただ……その中で、素直ちゃんだけは着替えられずに困っていた。
「うん?素直どうしたの?着替えないの?」
「あっ、あの、僕……真琴君が居るんで……その……」
ほら、ヤッパリだ。
素直は、まだそこまで大胆な事が出来る年齢じゃないからな。
これは仕方がねぇよな。
「あぁ、そっかぁ。後ろ向いてても、クラだったら覗くかもしれないもんね。……じゃあ、みんなで素直を囲ってあげるから、その中で着替えるってのは、どぉ?」
「あっ……けど」
「大丈夫だって。それだったら、どうやってもクラには見えないからさ」
「本当……ですか?」
「うん、大丈夫、大丈夫……多分」
「あっ、あの……じゃあ、向井さん、お願いしても良いですか?僕だけズッと着替えない訳にもいかないんで……」
「良いよ……ねぇ、ごめん、みんな。素直が、このままじゃ着替えられないみたいだから、ちょっと素直を囲ってあげてくれる」
『『『『『『『『良いよ』』』』』』』』
おぉ……素直の奴、奈緒さんのお陰で、上手く事なきを得た様だな。
……な訳が無い。
この後、素直の不用意な『ある言葉』を発端になって大変な事になる。
「あの……これで、ホントに、真琴君からは見えてませんか?」
「うん。大丈夫だって、心配しなくても兄貴君からは見えないよ……多分」
「あっ、はい。あっ、あの、あっ、ありがとうございます美樹さん。みなさん」
そう言って、漸く、素直の着替えが始まった。
まぁコチラには、素直単体のゴソゴソと着替える音しか聞こえないんだが……これは中々良いな!!
その姿は、この体勢からじゃ、全く見えないんだが、俺の後ろで、あの巨乳が揺れてると思うとだな……うひひひ。
(↑アホな妄想をする厨ニ病+下衆い俺)
「ねぇねぇ、素直ちゃんのオッパイって、生で見ると、ホント大きいね。Fカップ大きいね」
「あっ、あの、あの、椿さん。真琴君が居るんで、あんまり、そんな事を言わないで下さい。……恥ずかしいです」
「どぉして?浩ちゃんも、おっきいオッパイ好きだよ」
おぉ……謎めいた嶋田さんの秘密の癖(へき)が1つ明らかになったぞ。
嶋田さんて、実は『オッパイ星人』だったんだな。
「えっ?えっ?でも、こんなの重たいだけだし、肩凝るし、全然、良い事なんて無いですよ」
『『『『『『『ピキッ!!』』』』』』』(椿さん・ステラを除く)
あっ……それは不味いぞ。
そのセリフ……あまり良い言葉じゃないから、もう辞めた方が良いぞ、素直。
なんか非常にヤナ音が、数人から聞こえたし……
「そっかなぁ?女の子の胸は、小さいより、大きい方が、断然お得だよ。一杯ね、胸の谷間が出来るから見栄えが良いんだよ」
「でも……こんなに馬鹿みたいに大きかったら、逆にミットモナイだけですよ。胸なんて小さい方が、絶対に良いです」
『『『『『『『ピキッ!!』』』』』』』(椿さん・ステラを除く)
あぁ素直……それは、明らかに禁句レベルの言葉だぞ。
その言葉は、巨乳だから言える事であってだな。
普通サイズや、小ぶりな人から言えば、それは単なる嫌味にしか聞こえないもんなんだぞ。
可哀想だが、少し痛い目を見る事になるな、コリャ。
「ねぇ、素直。胸……ちょっと触って良い?」
ほら、言わんこっちゃない……始まったよ。
「えっ?あっ、あの……どうしてですか?」
「別にぃ……ちょっと触ってみたいなぁって思っただけ。女同士だから、別に良いよね。まさか嫌とか言う?」
「あっ……いえ……あの、じゃあ、ちょっとだけなら」
「ありがと……どれどれ、Fカップとは、如何なるものかな?」
『ぽよぽよ』
「うわっ、重ッ!!ホントに、こんな重さがあるんだ」
「そうなんですよぉ、向井さん。こんなの、ホントに重いだけなんですよ」
「あっ、あの、素直、あたしも触って良いかな?ちょっとだけ……ほんのちょっとだけで良いからさぁ」
「えっ?あの……はい」
「あっ、良いなぁ……じゃあ、じゃあ、私も触りたい」
「えっ?あっ、あの……」
「あっ、ごめん。私はダメだった?」
「あっ、いえ……そんな」
「じゃあ、ちょっとだけ触らせてね」
「あっ……はい」
『ぽよぽよ』
声からして、美樹さんと真美さんの仕業だな。
「あぁ、凄いね、これ……どうやったら、こんなに大きくなるんだろ?」
「多分、遺伝かなんかじゃない」
「あっ、あの……美樹さん、揉まないで下さい」
「ねぇ、素直。素直のお母さんって胸大きいの?」
「いえ、あの、母は、そんなには大きくないです。なんか僕だけ、こんなんになっちゃって」
「うん?『だけ』って事は、素直は姉妹が居るの?」
「あっ、あの、おねぇちゃんが1人……あの、あの、真美さん、それより揉まないで下さい」
「ふ~ん。そうなんだ。っで、おねぇちゃんの胸は、そんなに大きくないんだよねぇ」
「えぇっと、姉は、確かBカップだったと思います……あの、そんな事より」
「そっか。じゃあ、遺伝の線はないんだぁ」
「あっ、はい……ですから、あの、そろそろ」
コリャ3人に、胸を揉みたおされてるな。
可哀想だがな、素直。
胸の大きい人間は『そう言う目に合う運命を背負ってる』と思うから、諦めて3人が飽きるまで付き合ってやれ。
「ひゃ!!」
「それにしても、素直って、腰のラインが綺麗だね」
「あの、あの、理子さん。くすぐったいですから、腰の辺りを触るのはやめて下さい」
「あぁ、ホントだ。腰のラインも綺麗だけど、肌の肌理も細かくて、全体的に吸い付くね。凄いね、素直って」
「あの、あの、元香さんもやめて下さい」
あぁ、とうとう5人がかりか……
こりゃあ、数人掛りの痴漢に遭ってる状態と、なんら変わらねぇな。
「それにこの足、見てよ。無駄毛が全然無いのよ。触った感じ、脱毛した気配も無いよ」
「ちょ……千尋さん!!」
いや、6人か……この調子だと、咲さんも加わりそうだな。
「どれ?あぁホントだ。綺麗な足」
「あっ、あの、あの……」
やっぱりな。
予想通り、咲さんも加わったよ。
しかしまぁ……女の子って、なんであんなに同姓の肌を、みんなで触りたおすんだろうな?
自分自身にも同じものがあるんだから、敢えて、他人の肌を触らなくても良さそうなもんなのにな。
「あっ、乳首立った」
「うぅ~~~~、立ってません!!」
「あっ、ホントだ。素直って、そういう気が有るんだ」
「ありません!!」
「だって……明らかに、これ、立ってるよ」
「もぉ嫌だぁ~~~~~~!!」
いや……美樹さんに、真美さん。
幾ら、素直が地雷を踏んだからって、それは、あんまりにも酷いんじゃないですか?
性的興奮がないとしても。
そんだけ、みんなに触り倒されたら、普通の女の子だったら、誰だって乳首ぐらい立つもんでしょうに。
それ……絶対、解ってて、意地悪を言ってるでしょ。
それに一応ッスね。
素直って、俺の事が好きなんですよ。
それを知ってて、そんな言葉を言っちゃあいけないッスよ。
あまりにも可哀想じゃないですか。
やり過ぎッスよ。
なので俺は目を閉じたままの状態ではあるんだが、この美樹さん、真美さんの態度に反論の異を唱える。
「ちょ、ちょっと、悪戯するにも度が過ぎてるッスよ。素直が可哀想じゃないですか」
「うわ~~~ん、真琴君……助けて」
「ちょ、ちょっと、素直!!そっちはダメだって、君、胸が出しっ放しだよ!!」
「えっ?あっ!!」
「あっ!!兄貴君、後ろ、危ない!!」
オイオイ……今の素直の『あっ!!』ってなんだよ?
それに美樹さんの言う『危ない』って、なにが危ないんだよ。
この背中越しの状況だと、なんも見えねぇから、言葉だけが頼りなんだが……言葉に少し危険を感じた俺は、みんなには悪いとは思いつつも咄嗟に振り返り。
少しだけ目を開けてみると……
『むにゅ~~~』
……続く。
やめぇい!!
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>
( ´,_ゝ`)プッ
まぁなんと言いますか。
悪ふざけも良い所なんですが……意外にも女性に聞いた所、こう言う事は多々あるらしいです(笑)
特に漫画の如く、いらない事を言った巨乳の子は、ほぼ100%やられるそうです。
さて、そんな漫画の世界の様な状況の中。
最後の『むにゅう~~~~~~』は、なんだったんでしょうね?
まぁ、それが次回のお楽しみと言う事で。
また良かったら遊びに来て下さいねぇ~~~(*'ω'*)ノ
読み終わったら、ポイントを付けましょう!