最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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1464 つぼ

公開日時: 2025年2月6日(木) 00:21
文字数:2,061

●前回のおさらい●


 沙那ちゃんを隣の部屋に寝かし付けてきた倉津君。

その後は当然、奈緒さんに居る部屋に戻って来たのだが。

何故か奈緒さんは、アッチのスィッチが入ってるご様子で、いきなりキスをしてきた(笑)

「なっ、奈緒さん、どっ、どうしちゃったんッスか、急に?」

「……家族が欲しい」

「へっ?」

「だ・か・ら、私とクラの家族が欲しいのよ」

「はい?なんで、また急に?」


なにこれ?本当に、なにこれ?

全然状況が理解できないんだけど???

ただ単に俺は、沙那ちゃんを寝かし付けに行っただけなのに、なんでこう言う話になるんだ?



「いや、他でもないんだけどね。クラがさぁ、沙那ちゃんを寝かしつけに行く姿を見てて。なんか『幸せそうで良いなぁ』って思っちゃってね。私も、そんなクラとの子供が欲しいなぁって、幸せな家族が欲しいなぁって思っちゃったのよ」


そこ?そこなんッスか?


わっ……解らん。

女の人の、こう言う突発的な感覚だけはサッパリ解らん。


まぁただ、確かに沙那ちゃんみたいな可愛らしい子供なら、俺も欲しいと思ってはいるが……



「そっ、そうなんッスか?」

「うん。なんかね。父親が、娘を寝かし付けに行く姿って『グッ』っと来ちゃったんだよね。私も、そう言う家族が欲しいなぁって……ダメかな?」


奈緒さんは、そう言いながらも、潤んだ瞳で俺を見て来るんだけど。


あぁでも、そう言えば奈緒さんの家庭って、結構、無茶苦茶な毒親だから。

ひょっとしたら、そういう経験があまりないからこそ、そういう風に思う部分があるのかもしれないな。


だったら……



「いやいやいやいや、無論、全然良いッスよ。寧ろ、願ったり叶ったりだから、ドンッと来いッスよ」

「本当?」

「あっ、当たり前じゃないッスか。俺が、奈緒さんに、なんの不満が有るって言うんッスか。そんなもん微塵もないッスよ」

「そぉ?……嬉しい♪」


っと言った様に、彼女の要望を聞いてあげるのが吉だよな。


まぁそうは言っても、現状じゃあ問題がない訳でもないんだけどな。

結局の所、奈緒さんが、そこをどう思ってるのかが重要な部分な様な気もするし。



「……あぁでも」

「うん?あっ!!コ~~~ラ。また君は、野暮な事を言おうとしてるでしょ」


いやまぁ、俺が懸念する部分は、それで正解なんッスけどね。


要するに、立場ッスな……立場。


奈緒さんは、世界的なアーティストなんッスからね。

子供が欲しいと思っても、そう簡単に、それを認めちゃっていいものか悩み処なんッスよ。


って言うか、例え俺じゃなくたって、誰だって、そこは自然と心配しちゃいますよ。



「いや。確かに、野暮な事を言おうとはしてるのには間違いないんッスけどね。奈緒さん、本当に、それで良いんッスか?後悔しませんか?」

「しないよ。する訳ないじゃない。なんで私が、後悔なんかしなきゃイケナイのよ?」

「いや、そうッスけど」

「あのねぇクラ。なんで、いつも、そこで『私が後悔する』って思うのかなぁ?クラ相手に後悔なんてする訳ないでしょ。もっと自信持ってよ」

「自信って言ってもッスね」

「こんな私を、こんなに愛してくれてるのはクラしか居ないんだから。それぐらいの自信は持って貰わないと困る。私は、君だけの為に存在してるんだよ」

「・・・・・・」

「……っで、こんな事を言う私を、クラは、どぉ思ってくれてるのかな?胸に聞いてみよ」


ギャウ!!

どうしたもんかと考えてたら。

なんちゅう可愛い事を言ってくれるんッスか、この人は?


しかも、この人。

そんな事を言いながら、言葉通り俺をギュッと抱き締め。

俺の胸に耳を当てて「本音」を聴こうとするんだぞ!!


なんッスか、それ?


そんなの可愛らしい行動をとられたら、考えが吹っ飛んじゃうじゃないですか!!


って言うか。

これだけ近くで、手の届く範囲に、俺の最愛の人が居るんだから、そんな事されて我慢なんぞ出来るかぁ!!


もぉ知らん!!もぉ知らんもんね!!


奈緒さんは、俺だけの嫁じゃあ!!

(↑今回は、マジでヘタレ無しだ)


***


 ……1時間経過。


しおしおしおしお……


勢い良く、奈緒さんの中に、一杯、吐き出しちゃいましたな。


性も、根も、全てが尽き果てて。

チ〇コとキ〇タマが痛く成る程、何回も大量に吐き出しちまいましたな。


それはまるで、魔界村のアーサーが死んだ時の様に、干からびて『カラカラカラカラ』ってなる感じだ。


そんで、奈緒さん艶々。


俺、しおしおの骸骨。


トコトン吸い尽くされた感じですな。


だってよぉ。

奈緒さんの中って、メッチャ気持ち良いんだもんよぉ。

それに何回やっても飽きないから、無限に精子が、奈緒さんの中に放出されて行くちゅうの。


気持ち良過ぎッスよ。


ダメっすよ。


これも反則ッスよ。



……なんて思いながら。

俺の横で、布団の中で寝転がっている奈緒さんをジッと見てみると、かなり満足気な様子。


そんで、そんな風に奈緒さんを見ていると、不意に目が合っちまった。



「ふふっ……クラ、一杯出しちゃったね」


そう言いながら、悪戯な笑みを浮かべる奈緒さんは、俺の腕を取って腕枕にする。


おぉ……これは、今までした事がないから『初体験』だな。


なんかよぉ。

本当に身を任せて貰ってるみたいで、これ、スゲェ良いな!!


ただ……長時間は、腕に痺れが出るだろうから無理だろうけどな。


いや、そうじゃないな。

腕が痺れようと何をしようと、これは継続すべきことだ!!


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


奈緒さんのツボって……(笑)


まぁまぁ、この辺は、少々男性には解り難い心境なのかもしれませんが。

女性には、自身の体の中に『子を成す事』が出来る故に、こういう雰囲気に成った時、スィッチが入ってしまう事があるらしいです。


なので、矢張り、この辺のイニシアチィブは女性にあるものだと思います。


ですがね。

逆に言えば、その女性のツボと言うのさえキッチリと把握して置けば。

付き合っている男性は、その辺のコントロールも出来るのかもしれませんよ。


まぁ勿論、そこに信頼関係がないと不可能でしょうが(笑)


さてさて、そんな中。

奈緒さんに吸い尽くされ、魔界村のアーサーの如く干乾びた倉津君なのですが。

この後、念願の腕枕をしながら、どんなトークが繰り広げられるのでしょうか?


まだまだ、奈緒さんに言わなきゃいけない事が沢山なりますしね。


そんな感じの話を、次回は書いていきたいと思いますので。

また良かったら、遊びに来てくださいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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