第三十九話、始まるよぉ~~~(*'ω'*)ノ
039【海に行きました……災難です】
テントと、3本ほどのパラソル設置を終えた俺は、灼熱の太陽を浴びながらコーラ片手に3人の到着を待った。
しかしまぁなんだな。
この、浜辺で女の子達を待ってる間のドキドキわくわく感って、まじタマンネェよな。
女の子達が『いつ来るか?』『まだ来ないのか?』って、そんな事バッカリ考えながら、そわそわしながら海岸で待つのは、非常に心地が良い。
このなんとも言えない期待感!!
これだけの事なのに、心臓が容易くドキドキしちまうんだよなぁ。
……って言ってもだな。
①『強い波に水着を攫われて、そのまま気付かずに手を振って、オッパイポロリ』
②『思った以上のきわどい水着で、見えそうで見えない乳首の堪能』
③『水着が海の中で外れて『いや~ん』とか言って手ブラで隠す』
以上の様な、安易にエロゲー内で起こりそうなチープで下衆いイベントを期待してドキドキしている訳では決してない。
寧ろ、そんな、あまりも有り得ない光景は眼中にないんだ。
俺が彼女達に欲しているものは、もっとリアリティーがあり、俺の自己の欲望を満たす話。
それを頭の中で妄想するだけで、虚構の嘘臭いイベントなんかより、マジでドキドキする。
そんな俺が、一体、なにを求めているかと言うとだな…・・・
なんて言うかな。
世間で言う、美人だとか、可愛いだとかって言われているカテゴリーの中で生きてる女の子が、今、こうやって待ってるだけの自分の元に駆け付けてくれる事。
……実は、たった、それだけの事で俺は満足なんだよ。
まぁ、この部分だけを聞けば。
安っぽく、至って極有り触れた感じに聞こえるかも知れないが、実際は、そんな単純な話じゃない。
だってよぉ、この海岸で、ただあの3人を連れてるだけで、俺の欲望は完全に満たされる。
まぁなんて言うか……あれだよあれ。
本音で言っちまえばだな。
そんな女の子達に囲まれて、バリバリ『優越感』って奴に浸りたいんだよな、俺って下衆野郎は。
だって考えても見てみろよ。
①向井奈緒。
小柄で全体に線が細い。
それでいて小顔で整った美人顔。
序に、大量の女性フェロモンを周囲に撒き散らして、歩くだけで男は必ず振り返る。
早い話、彼女を1人を連れてるだけで、十分に周囲を魅了して、確実に注目を浴びる。
②有野素直。
コチラも奈緒さん同様、小柄な体だが……注目すべきは、なんと言っても、惜しげもなく膨らんだ巨乳。
その上、顔は可愛い系……まぁ俺から見ればアニメキャラみたいな女の子な訳だ。
それでいて、全体の感じとしては、大人しいお嬢様なイメージを醸し出している。
当然、奈緒さんとは違うタイプの女の子を連れる事によって、俺に対する周囲の嫉妬は2倍になる。
③ステラ=ヴァイ。
長身で、中学生離れした均整の取れた肉体の持ち主。
俺の見立てだと、身長:168cm・B:87・W:59・H:83と言った所だろう。
顔については、可愛い系と美人系を足した様な顔をしているので、一般受けしやすい顔だ。
それでいて、金髪碧眼の外人だし。
基本的に他を寄せ付けない冷たそうなイメージを受ける所は、中々マニア受けするだろう。
だったら、この3人を連れて歩いたら、どうなるよ?
俺って、凄い嫌な奴に見えないか?
海辺で美人・可愛いの女の子を3人も取り揃えた男なんて居たら、湘南に居る『ナンパ目的の虚しい男共』からみたら大顰蹙ものだぞ!!
そりゃあもぉ、最高の優越感に浸れる訳だ。
……でだ、そんな3人が、もぅ直ぐ水着に着替えて、3人同時に俺の所に駆け付けくれる訳だ。
こんな幸せん事は、一生の内に1回ありゃ良い所の大イベントだぞ。
それが妄想じゃなくて、今現実になろうとしている。
ならドキドキしねぇ方が、どうかしてるってもんだ!!
これは、そこら辺の安い女とHするよりも、十分『男冥利』に尽きるってもんだよ。
ふははははは!!
……だが、そんな俺の目論見は、そう簡単には達成される事はなかった。
そんな風に、俺の考える様な幸せな時間が訪れる事はなかった。
此処から思いも寄らない妨害に、今から遭遇する事になるからだ。
(;´д`)トホホ
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>
また冒頭から、例によってロクデモナイ事を考える倉津君ですが。
早くも暗雲を立ち込めてきた様子(笑)
世の中、そんなに甘くは無いのですよ(ΦωΦ)フフフ…
さて、そんな中、次回、どの様な悲劇が起こるのか、ご注目下さい♪
少しでも気に成りましたら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(*'ω'*)ノ
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