最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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1276 軽蔑しませんか?

公開日時: 2024年8月2日(金) 00:21
文字数:2,048

●前回のおさらい●


 崇秀とのHが上手くいかなかった理由として、無意識下で残ってる男性心理ではないかと推察する奈緒さん。

そして、その対応策として「今まで以上にリラックスした環境を作る」「騎乗位で無理矢理ぶっさす」そして最後に「相手想って自慰行為をする」っと言う3つの策を挙げられたのだが……自慰行為だけは禁じ手だと思っている眞子は。

「本当にした事あるわよ。……って言うか。女の性的衝動は男の比じゃないからね。1度でもHしちゃったら、そんなのに堪えれる訳ないじゃない。口には出しては言わないないかも知れないけど、みんな、結構、普通にしてたりするよ」

「そう……なんですか?」

「うん。そうだね」

「あの、じゃあ、これを聞いて良いものか、凄く微妙なんですけど。素直ちゃんや、ステラさん。それに美樹さんや、真上さんまでしちゃってるんですか?」


非常に失礼だとは思ったのですが。

最も解り易い人を例に挙げて、パターンを4つにしてみました。


『G1オナニーやってるかも杯』です。


(マーク) (出走人)  (理由)

◎本命……美樹さん。 前から噂有り。彼氏が出来て逢えない時間があるから。

○対抗……素直ちゃん。実はちょっぴりHな子。性に対しても興味津々だから。

▲単穴……ステラさん。違う方向で打ち込むものがあるので、やって無さそう。

…無印……真上さん。 絶対にやってて欲しくない。イメージに合わないから。


……っとまぁ、私の予想は、こんな感じなんですけど、奈緒ネェは、このレース、どう予想しますか?


度が過ぎて、失礼過ぎますね。


すみません。



「う~~~ん。まぁ、素直は、あれだけHに興味を持ってるし、基本的に重い恋愛体質だから確実だろうね。あと……美樹に関しては、かなり生々しい話を聞きかされてるから、ほぼほぼ確定だろうね」


矢張り、本命と対抗は予想通りですか。



「じゃあ、ステラさんと、真上さんは、どうですか?」

「そうだねぇ。ステラは、興味無しって顔しながら、コソッとやってるムッツリ・タイプかなぁ」

「あぁ、なんとなく解る感じですね」

「……っで最後に王家さんなんだけど。彼女は、ちょっと特殊だから、そう言う事をする必要がないと考えてるんじゃないかなぁ」

「えっ?真上さんって特殊なんですか?」

「うん。まぁ、これ自体は、私の推測に過ぎないんだけど。あの子は、そう言う事をしてみようって感情すら持ち合わせてないかもしれないね。誰も彼もを、同じ目線で見てる筈だから、あまり人に対して好きとか嫌いの感情の起伏がないと思うのよ。だからオナニーとかはしないんじゃないかな。っと言うか、必要性を感じてないんじゃないかな」


男女問わず、人を分け隔て無く見てるって事かぁ。

奈緒ネェの推理が正しければ、真上さんは次元が違いますね。


まさに聖人レベル!!


でも……真上さんって、そう言う人でもないと思うんだけどなぁ。

オナニーしてるとか、してないとかは別としても。

凄く表情豊かで、ちょっぴり恥ずかしい事を言った時なんか、照れたりして、丸まったりするしなぁ。


なので此処だけは、奈緒ネェの意見とは言えちょっと納得できないかも。



「あぁ……」

「まぁまぁ、これは私の推測の範囲での話ね。それとそんな風に特殊な子でもない限り、誰でも1回や2回は経験した事が有ると思うよ」

「そうですかぁ。……でも、そうなると、性的欲求を抑えられる人って、どうやって抑えてるんですかね?何か秘訣でもあるんですかね?」

「う~~~ん。そうだねぇ。可能性的に言えば、性に対して、あまり良いイメージを持ってない子が、基本的には性的欲求を抑えられるんじゃないかな。もしくは極度の潔癖症とか」

「あぁ、そっか。嫌なイメージを持ってたら、そう言った事をしませんもんね」

「そう言う事。まぁけど、私自身が、そう言う面では奔放な方だから、あまり参考には成らないかも知れないけどね。別に、必要以上に抑える必要なんてないんだし。体もそう言う風に出来てるんだから」


確かにそれも然りな話ですね。


もし必要のない感覚なら、男女問わず、この感覚が存在する事自体が不可思議な話ですもんね。

それに『男の人はOKだけど、女の人がオナニーしちゃおかしい』って言うのも、かなり変な話ですもんね。


でも、本当に、そんなん単純な発想で良いのかなぁ?


まだちょっと不安が残る感じですね。



「あぁ……あの、奈緒ネェ」

「うん?なに?」

「あの、軽蔑しませんか?仮に、私がオナニーを試してみても軽蔑しませんか?」

「うん、しないよ。そんなのする筈ないじゃん」

「本当の、本当にしませんか?それに『ナンダカンダ言いながらも、実は眞子もオナニーに興味あったんじゃないの?』っとか思いませんか?」

「いやまぁ、多少は興味があったんだなぁって思う節はあるかもしれないけど、そこまで深くは思わないって。大体にして、さっきから私自身もした事あるって言ってるでしょ。だからブッチャケ言えば、気にも留めないと思うよ」


あぁ、そっか。

自分もやってしまっている事を、わざわざ否定する人はいませんよね。


そんなの自己否定してるのと一緒ですもんね。



「……ですね。あぁ、じゃあ、考慮してみます」

「うんうん。それで仲居間さんと上手く行くと良いね」


あぁ、ハイ♪


あぁ……でもさぁ。

今、此処に来てフッと思ったんだけど。

この間は、私が崇秀さんとHする事に対して、あれだけ否定的だったのに、なんで急に、こんなに協力的なんだろうね?


なんか不思議な感じ。


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


また女性に対する幻想をぶち壊す様な話を書いてしまったのですが。

まぁ、ぶっちゃけ、自慰行為をしない女性も男性も、ほぼほぼ居ないとは思います。


本編でも書きました様に『男はOKで女はダメ』なんて馬鹿げた法則もない訳ですしね(笑)


さてさて、そんな中。

自慰行為の話は、なんとか結論に至った訳なのですが。

今度はそれに付随して『何故、急に奈緒さんが協力的に成ったのか?』って言う疑問が眞子の中で湧いてきた様子。


本当になんでなんでしょうね?


次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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