最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
殴り書き書店

573 美樹さんは週6回も自分で慰めてる?

公開日時: 2022年9月2日(金) 00:21
更新日時: 2023年1月12日(木) 22:25
文字数:3,181

●前回のおさらい●


 エロい話になった途端、何故か起きてきたチヒロン(笑)

そこで美樹さんに『このエロ豚』って言われたのが癇に障ったのか……


チヒロンが、またしてもロクデモナイ事を言い出しそうな雰囲気に(笑)

「いい眞子ちゃん?この美樹って女はね。週に5~6回も、自宅でオナニーしてるんだよ」

「はっ?はぁ?しっ、しっ、しっ、してないっての!!……眞子ちゃん、私、そんな事してないからね」

「あっ、はい……」

「ちょっとぉ、千尋。完全に疑われてるじゃない!!どうしてくれるのよ?」

「知らないわよ。疑われる様な顔してるんじゃないの。……このオナニー大好き娘」

「ちょ!!誰がオナニー大好き娘よ!!してないっての」

「あぁ、でもさぁ、美樹。アンタが、ウチの家で風呂に入った時、偶に変な声出すよね。……あれって、なに?なにしてるの?まさかアンタ、人ん家でナニしてるの?」

「あっ、あれは、千尋が、急に、お湯を出ない様にするから、水かぶってビックリして出てる声よ!!……ってか、誰が、人の家でオナニーなんかするか!!」

「じゃあ、ヤッパリ、家じゃしてるんじゃない」

「うぐっ」


そりゃあ、それぐらいするでしょうに……

女性だからって、性欲が無い訳じゃないんだからさぁ。


だから千尋も奈緒さんも、そんな事を公然で言ってやらなくても良かろうに……


これは美樹さんが、あまりにも可哀想だな。


少しフォローすっか。



「ヤダねぇ、オナニー娘は……見境がないんだもんね。ホント、嫌だよねぇ、眞子ちゃん」


おや?千尋にしては、やけに良いタイミングで、俺に話を振って来たな。


ならばこのまま、この話に乗らさせて貰おう。


そして、眞子の『清らかな乙女モード』にドン引け!!



「あぁ、はぁ……あの……」

「うん?なに?どったの眞子ちゃん?そんなケッタイな顔して」

「あっ、はぁ……えぇっと、あの、あのですね、樫田さん。皆さんが、先程から話されてる『オナニー』って、なんですか?」

「えっ?」

「へっ?」

「はぁ?(良くやったクラ♪)」


盛り上がりを、一瞬にして、ぶっ壊してやった。


この天然的な一撃のお陰で、千尋も、美樹さんも、口を開けたまま呆気にとられてる。


まぁ奈緒さんは、どうせ、わかってる筈だから、此処は敢えて除外して置こう。



だって眞子は『清らかな乙女』ですもん♪……ってか?


クケケケケケッケケッケッケ……

(↑純粋な悪魔)



「えっ?まさか……まさか眞子ちゃん、それ、本気で言ってる?」

「あっ、はい。……えぇっと、それって知らないと不味いんですか?」

「いや、あの、特別、そう言う訳じゃ……」

「あっ、あの、でも、でもですね。皆さんが話されてるって事は、一般的な知識って事ですよね。……じゃあ、私だけ知らないのは、ちょっと……」

「あぁ大丈夫、大丈夫。眞子ちゃんは知らなくても良いからね。知らなくても大丈夫」


『純粋無垢』って怖いだろ。


まぁつっても、相手が、この手のパターンに嵌った時は。

今の千尋の様に『庇護』するか『悪戯』するかのドッチかなんだけどな。


千尋は、眞子と言う人物像に、少なからず好印象を持っている。

だから現状では『悪戯』はしない……いや、正確には出来無い。


故に、此処からは『教えてちゃん』になってやろ~~~と。



「そんなぁ~~。樫田さん、酷いですよぉ。ちゃんと私にも、此処で教えて下さいよ」

「えっ?此処で?私が?」

「はい、是非お願いします」

「いや……無理無理無理無理!!」

「どうしてですか?なにか、オナニーを教えて貰うのに、此処じゃあ不都合な点でもあるんですか?」

「いや、不都合と言うより……あの、それ以前に、あんまりオナニー・オナニーって連呼しない方が良いかな」

「どうしてですか?」

「う~~~んとね。……あぁそうだ、そうだ!!その辺については、私より、美樹の方が詳しいから、美樹に聞いてみた方が良いよ。彼女はオナニーの専門家だから。エキスパート、エキスパート」


投げたな。



「ちょ……」

「あっ、そうですよね。美樹さん、週に5~6回オナニーされてるんですよね」

「いや、してな……」

「お願いですから教えて下さい美樹さん、オナニーって、本当になんなんですか?」

「いや、あの、聞かれてもねぇ」

「うん?……ひょっとして、なにか、人前では言えない様な事なんですか?」

「あぁまぁ、あんまり、こんな話は人前ではしないかな。……ってか、普通しないね」

「そう……なんですか?」

「そうそう、しない、しない」


相当、困ってる様ですな。

なら、そろそろ、この話も止めてやろうじゃありませんか。


但し、幾ら女子しか居ないからと言って、公然で、こんなエロイ話バッカリしちゃダメですよ!!


もぉちょっと節度を持ちなさい節度を……

(↑偉そうな俺)



「あぁ、それはそうとしてさぁ、眞子ちゃんって、どこから来てるの?出身地どこ?」


おや、これはまた、今日はやけに良いタイミングで、オィちゃんに話を投げてくれますなぁ。


なんとも有り難い話ですじゃ。


出来れば、この調子で『男に戻った時』も、宜しくお願いしますぞ。



「えっ、あっ、あの、秋田ですけど。……オナニーと、なにか関係でも?」

「あぁ、そうじゃなくてね。どこかなぁ~~って思っただけ」


それって、田舎者差別ですか?


って事は『田舎じゃ、都会より遅れてんだなぁ』とか、今、確実に思ってんだろうな。


いえいえ、そんな事は決してありませんよ。

この場合は、眞子が特殊な存在なだけですから。



「はぁ」

「あっ、あのさぁ、こんな事を聞くのも、どうかと思うんだけど。……ひょっとして眞子ちゃんって、クラスで浮いてない?」

「はぁ、はい、浮いてると言いますか。……時々、友達の話についていけない時はありますね。その時、いつも、みんなに『眞子は天然だ』って言われるんですけど。なんで私、天然なんでしょうね?」

「あぁ、本当に居るんだ、こんな子。……本物の天然物だよ。初めて見た」


美樹さんは呟く様に、そんな事を言った。


この様子じゃ、本当に『大和撫子』は、とっくの昔に死滅しちまって、もぉ日本には居なくなっちまったってのか?


羞恥心が無くなったら、女の子に対して、男は『萌』を感じなくなりますよ。


そう言うの、結構、大事ッスよ。


あぁ因みにな。

眞子の事を、これからは『LAST・YAMATONADESIKO』って呼んでくれて良いぞ。


勿論、そんな高貴な生き物を演じ切る自信は、カラッキシねぇけどな……



「えっ?なにか言いましたか?」

「あぁ、いやいや、別に……」

「あの、ところで……」

「あぁ、それについては奈緒に聞いて奈緒に……ちょっと人様には話し難い内容だから。この中じゃ、一番仲が良い奈緒の方が聞き易いでしょ」


あぁ……それ、もう既に、聞く気は無かったんッスけどね。


こうやって話を振られちまったんなら、しょうがないな。


今まで興味津々だったのに。

奈緒さんに振られた瞬間、急に冷めた態度を取る訳にも行かないからな。


でも……話題が話題なだけに、奈緒さんに聞くのは危険だな。



「あっ、はい。じゃあ、そうしますね。……あの、奈緒さん、結局、オナニーって、なんなんですか?」

「うん?あぁ、それについては、後でじっくり教えてあげるから、今は待って」


なるほど、そう来ますか……

実に奈緒さんらしい、他の2人をからかった『怪答』ですな。


なら、あっしも、姉さんに、最後までお付き合いしやすぜ……

(↑悪乗りカップル)



「あっ、はい、ありがとうございます。……じゃあ、皆さんが帰った後を楽しみにしてますね♪」

「うん。楽しみにして置いて良いよ。タップリ教え込んであげるから」

「「余計な事を教えんで良いわ!!」」


ですね。


ナイスツッコミです♪



「えぇ~~~、なんでですかぁ~~~」

「「眞子ちゃんは、オナニーなんて永遠に知らなくて宜しい!!」」

「えぇ~~~」


完璧だな。



……ってな訳で。

この後、この女子会から逃れるべく。

俺は、奈緒さんの技をパクって『ぷぅ』って頬っぺたを膨れましたまま、その場を後にして、先に風呂に入らせて貰った。



取り敢えず、普段のみんなからは聞けない様なややこしい会話も混じるが、意外と女子会ってのも楽しいもんだったな。


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


『純粋無垢』っと言う最終奥義を繰り出し。

なんとか、この場でのエロトークを阻止した倉津君でしたが……


この純真無垢なキャラクターを、ずっとキープ出来のかな、この子は?(笑)


まぁまぁ倉津君は、比較的女性に幻想を抱いてるタイプなので、意外とキープ出来たりするのかもしれませんけどね。


さてさて、そんな中。

再びお風呂に向かった倉津君なのですが。

この女子体験1日を振り返り、一体、どう言う感想を持ったのでしょうか?


それは次回の講釈なのですが。

此処で『ある事を加味した上』で倉津君に、意外な精神的な変化が……


その変化が少しでも気にして頂けましたら、是非、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート