●前回のおさらい●
エロい話になった途端、何故か起きてきたチヒロン(笑)
そこで美樹さんに『このエロ豚』って言われたのが癇に障ったのか……
チヒロンが、またしてもロクデモナイ事を言い出しそうな雰囲気に(笑)
「いい眞子ちゃん?この美樹って女はね。週に5~6回も、自宅でオナニーしてるんだよ」
「はっ?はぁ?しっ、しっ、しっ、してないっての!!……眞子ちゃん、私、そんな事してないからね」
「あっ、はい……」
「ちょっとぉ、千尋。完全に疑われてるじゃない!!どうしてくれるのよ?」
「知らないわよ。疑われる様な顔してるんじゃないの。……このオナニー大好き娘」
「ちょ!!誰がオナニー大好き娘よ!!してないっての」
「あぁ、でもさぁ、美樹。アンタが、ウチの家で風呂に入った時、偶に変な声出すよね。……あれって、なに?なにしてるの?まさかアンタ、人ん家でナニしてるの?」
「あっ、あれは、千尋が、急に、お湯を出ない様にするから、水かぶってビックリして出てる声よ!!……ってか、誰が、人の家でオナニーなんかするか!!」
「じゃあ、ヤッパリ、家じゃしてるんじゃない」
「うぐっ」
そりゃあ、それぐらいするでしょうに……
女性だからって、性欲が無い訳じゃないんだからさぁ。
だから千尋も奈緒さんも、そんな事を公然で言ってやらなくても良かろうに……
これは美樹さんが、あまりにも可哀想だな。
少しフォローすっか。
「ヤダねぇ、オナニー娘は……見境がないんだもんね。ホント、嫌だよねぇ、眞子ちゃん」
おや?千尋にしては、やけに良いタイミングで、俺に話を振って来たな。
ならばこのまま、この話に乗らさせて貰おう。
そして、眞子の『清らかな乙女モード』にドン引け!!
「あぁ、はぁ……あの……」
「うん?なに?どったの眞子ちゃん?そんなケッタイな顔して」
「あっ、はぁ……えぇっと、あの、あのですね、樫田さん。皆さんが、先程から話されてる『オナニー』って、なんですか?」
「えっ?」
「へっ?」
「はぁ?(良くやったクラ♪)」
盛り上がりを、一瞬にして、ぶっ壊してやった。
この天然的な一撃のお陰で、千尋も、美樹さんも、口を開けたまま呆気にとられてる。
まぁ奈緒さんは、どうせ、わかってる筈だから、此処は敢えて除外して置こう。
だって眞子は『清らかな乙女』ですもん♪……ってか?
クケケケケケッケケッケッケ……
(↑純粋な悪魔)
「えっ?まさか……まさか眞子ちゃん、それ、本気で言ってる?」
「あっ、はい。……えぇっと、それって知らないと不味いんですか?」
「いや、あの、特別、そう言う訳じゃ……」
「あっ、あの、でも、でもですね。皆さんが話されてるって事は、一般的な知識って事ですよね。……じゃあ、私だけ知らないのは、ちょっと……」
「あぁ大丈夫、大丈夫。眞子ちゃんは知らなくても良いからね。知らなくても大丈夫」
『純粋無垢』って怖いだろ。
まぁつっても、相手が、この手のパターンに嵌った時は。
今の千尋の様に『庇護』するか『悪戯』するかのドッチかなんだけどな。
千尋は、眞子と言う人物像に、少なからず好印象を持っている。
だから現状では『悪戯』はしない……いや、正確には出来無い。
故に、此処からは『教えてちゃん』になってやろ~~~と。
「そんなぁ~~。樫田さん、酷いですよぉ。ちゃんと私にも、此処で教えて下さいよ」
「えっ?此処で?私が?」
「はい、是非お願いします」
「いや……無理無理無理無理!!」
「どうしてですか?なにか、オナニーを教えて貰うのに、此処じゃあ不都合な点でもあるんですか?」
「いや、不都合と言うより……あの、それ以前に、あんまりオナニー・オナニーって連呼しない方が良いかな」
「どうしてですか?」
「う~~~んとね。……あぁそうだ、そうだ!!その辺については、私より、美樹の方が詳しいから、美樹に聞いてみた方が良いよ。彼女はオナニーの専門家だから。エキスパート、エキスパート」
投げたな。
「ちょ……」
「あっ、そうですよね。美樹さん、週に5~6回オナニーされてるんですよね」
「いや、してな……」
「お願いですから教えて下さい美樹さん、オナニーって、本当になんなんですか?」
「いや、あの、聞かれてもねぇ」
「うん?……ひょっとして、なにか、人前では言えない様な事なんですか?」
「あぁまぁ、あんまり、こんな話は人前ではしないかな。……ってか、普通しないね」
「そう……なんですか?」
「そうそう、しない、しない」
相当、困ってる様ですな。
なら、そろそろ、この話も止めてやろうじゃありませんか。
但し、幾ら女子しか居ないからと言って、公然で、こんなエロイ話バッカリしちゃダメですよ!!
もぉちょっと節度を持ちなさい節度を……
(↑偉そうな俺)
「あぁ、それはそうとしてさぁ、眞子ちゃんって、どこから来てるの?出身地どこ?」
おや、これはまた、今日はやけに良いタイミングで、オィちゃんに話を投げてくれますなぁ。
なんとも有り難い話ですじゃ。
出来れば、この調子で『男に戻った時』も、宜しくお願いしますぞ。
「えっ、あっ、あの、秋田ですけど。……オナニーと、なにか関係でも?」
「あぁ、そうじゃなくてね。どこかなぁ~~って思っただけ」
それって、田舎者差別ですか?
って事は『田舎じゃ、都会より遅れてんだなぁ』とか、今、確実に思ってんだろうな。
いえいえ、そんな事は決してありませんよ。
この場合は、眞子が特殊な存在なだけですから。
「はぁ」
「あっ、あのさぁ、こんな事を聞くのも、どうかと思うんだけど。……ひょっとして眞子ちゃんって、クラスで浮いてない?」
「はぁ、はい、浮いてると言いますか。……時々、友達の話についていけない時はありますね。その時、いつも、みんなに『眞子は天然だ』って言われるんですけど。なんで私、天然なんでしょうね?」
「あぁ、本当に居るんだ、こんな子。……本物の天然物だよ。初めて見た」
美樹さんは呟く様に、そんな事を言った。
この様子じゃ、本当に『大和撫子』は、とっくの昔に死滅しちまって、もぉ日本には居なくなっちまったってのか?
羞恥心が無くなったら、女の子に対して、男は『萌』を感じなくなりますよ。
そう言うの、結構、大事ッスよ。
あぁ因みにな。
眞子の事を、これからは『LAST・YAMATONADESIKO』って呼んでくれて良いぞ。
勿論、そんな高貴な生き物を演じ切る自信は、カラッキシねぇけどな……
「えっ?なにか言いましたか?」
「あぁ、いやいや、別に……」
「あの、ところで……」
「あぁ、それについては奈緒に聞いて奈緒に……ちょっと人様には話し難い内容だから。この中じゃ、一番仲が良い奈緒の方が聞き易いでしょ」
あぁ……それ、もう既に、聞く気は無かったんッスけどね。
こうやって話を振られちまったんなら、しょうがないな。
今まで興味津々だったのに。
奈緒さんに振られた瞬間、急に冷めた態度を取る訳にも行かないからな。
でも……話題が話題なだけに、奈緒さんに聞くのは危険だな。
「あっ、はい。じゃあ、そうしますね。……あの、奈緒さん、結局、オナニーって、なんなんですか?」
「うん?あぁ、それについては、後でじっくり教えてあげるから、今は待って」
なるほど、そう来ますか……
実に奈緒さんらしい、他の2人をからかった『怪答』ですな。
なら、あっしも、姉さんに、最後までお付き合いしやすぜ……
(↑悪乗りカップル)
「あっ、はい、ありがとうございます。……じゃあ、皆さんが帰った後を楽しみにしてますね♪」
「うん。楽しみにして置いて良いよ。タップリ教え込んであげるから」
「「余計な事を教えんで良いわ!!」」
ですね。
ナイスツッコミです♪
「えぇ~~~、なんでですかぁ~~~」
「「眞子ちゃんは、オナニーなんて永遠に知らなくて宜しい!!」」
「えぇ~~~」
完璧だな。
……ってな訳で。
この後、この女子会から逃れるべく。
俺は、奈緒さんの技をパクって『ぷぅ』って頬っぺたを膨れましたまま、その場を後にして、先に風呂に入らせて貰った。
取り敢えず、普段のみんなからは聞けない様なややこしい会話も混じるが、意外と女子会ってのも楽しいもんだったな。
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>
『純粋無垢』っと言う最終奥義を繰り出し。
なんとか、この場でのエロトークを阻止した倉津君でしたが……
この純真無垢なキャラクターを、ずっとキープ出来のかな、この子は?(笑)
まぁまぁ倉津君は、比較的女性に幻想を抱いてるタイプなので、意外とキープ出来たりするのかもしれませんけどね。
さてさて、そんな中。
再びお風呂に向かった倉津君なのですが。
この女子体験1日を振り返り、一体、どう言う感想を持ったのでしょうか?
それは次回の講釈なのですが。
此処で『ある事を加味した上』で倉津君に、意外な精神的な変化が……
その変化が少しでも気にして頂けましたら、是非、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
読み終わったら、ポイントを付けましょう!