●前回のおさらい●
エディさんと美樹さんと倉津君の話をしてる中、何故か『奈緒さんが倉津君にベタ惚れしてる』っと言う話になり。
それを倉津君が『俺が奈緒さんにベタ惚れしてる』っと言い直したら、そこにジャストタイミングで奈緒さんが現れて……(笑)
「あぁ、奈緒。今、アンタの話で盛り上がってたのよ」
「私の話?なに?なんの話よ?」
「うん?いやね。今エドに、奈緒が兄貴君にベタ惚れだって話をしてたんだけど。それを言ったら兄貴君が、奈緒にベタ惚れだって言い直したって話」
「あぁ、そうなんだ。でも、それなら、私がクラにベタ惚れで合ってるわよ。だってクラは、この私が世界一好きな男の子なんだもん」
・・・・・・
フッ……照れるぜ奈緒。
突然、あんまり人前で恥ずかしい事言ってんじゃねぇぞBABY。
……いや、嘘ッス。
神の信託にも似た、有り難い言葉ッスな。
あぁ、けど『男の子』って呼び方は、そろそろ辞めて下さい。
その言い方だけは、なんか餓鬼ッポクて嫌ッス。
「うわ~~~っ、この女、一発目から惚気てきたよ。ウザァ~~~」
「別に惚気じゃないわよ。事実よ事実。私は、クラの伴侶なんだもん」
「うわっ!!更に、言い切ったよ、この女」
「当たり前じゃない。私はね。お遊びでクラと付き合ってる訳じゃないの。将来クラのお嫁さんに成る事だけが、私の唯一の望みなんだから、もぉこの時点で、伴侶って言っても、なにも間違いじゃないと思うわよ」
……死ねる。
奈緒さんの、この有り難い一言で、俺は簡単に死ねる。
いやはや、俺も、大概、本気で奈緒さんの事が好きですけど、人前では、此処まで言えねぇな。
流石、年上だな。
姉さん女房最高ッス!!
「凄いね。奈緒に、此処まで言わせるなんて」
「なになに、ひょっとして羨ましいのエド?美樹に言って欲しいの?」
「あぁ、いやね。羨ましいと言うか。奈緒に、こうまでハッキリ言わせる彼の魅力って一体なんなのかな?って思ってね」
「クラの魅力?……そんなのクラの全部に決まってるじゃない。この子程、優しくて、私を愛してくれる最高な子なんて、世界中探しても何処にも居ないわよ。なに言ってんのよ?」
いや、奈緒さん……それは、全世界に、かなりの数で居ると思うッスよ。
俺なんか、誰がどう見ても、ただの味噌ッカスですからね。
ヘッポコぷぅッスよ。
これ程、不釣合いなカップルは、それこそ世界中探しても中々居ないと思うんッスけど。
ショボボボボ……
「マジで?……けど、彼は一般人なんだよね。なんで奈緒が、そこまで彼に入れ込むんだい?」
「はぁ?なに言ってるのよ?クラは一般人なんかじゃないわよ。この子はね。私の中では、神にも等しい存在よ。唯一私の事を、全て理解してくれてる子だからね」
「奈緒の全てを理解してるって……それ、もう完全に狂人の域じゃない。兄貴君、可哀想な言われ様」
えぇ~~~!!
俺に悪口言うならまだしも、なんで奈緒さんが、そんな言われ方をするんッスか?
奈緒さんは、そんな理解不能な人じゃないッスよ。
ホント、優しい人なんッスよ。
「今なんて言った?このエロパン・チョモランマ。なんか言った?」
「ちょ!!アンタ、なんで、こんな所で、そんな事を言うのよ!!鬼畜鬼ババァ!!」
「あの、奈緒さん……エロパン・チョモランマって、なんの話ッスかね?」
「兄貴君も、変な所だけ喰い付かなくて良いから!!」
なんだ?
エロパンって=エロいパン?=媚薬入りのパンの事か?
美樹さん、なにかの拍子に、そんなもんを食ったんッスか?
それとも奈緒さんに食わされたんッスか?
もしそうなら、確かに奈緒さんは『とんでもなく質の悪い飯テロ』をする可能性があるから納得出来なくもないんだよな。
以前に俺も『鰻と梅干と言う喰い合わせの刑』を喰らって散々な目に合った記憶がありますからね。
まぁでも、今の所、それが真相とは限らないから、一応は謎だな。
あぁ、それはそうと。
美樹さんがチョモランマって奈緒さんに言われたのは、美樹さんがデカイからだな。
此処だけは間違いねぇ。
「うん?エロパン?……あぁ、あれの事かい?美樹が履いてた、あの穴の開いてた下着の事かい?」
ブッ!!なんッスか、それ?
喰い合わせとかの飯テロの話じゃなくて、その子供が知らなくて良い様な『アダルティーなグッズ』わ?
あぁ……けど、あれだよな。
美樹さんって綺麗系の顔付きだから、そう言うアダルトな奴も、結構、似合うのかも知れないよな。
なのでまぁ出来る事なら、そのお姿を1度はお目に掛かって見たいもんだな。
「エド~~~~~~!!そこは解ってても、口に出して言わなくて良いから」
「あぁ、そうなのかい?彼が疑問に思ってるみたいだから、教えてあげただけなんだけどなぁ。僕、なんか悪い事を言ったかい?」
いやいや、そこのアンちゃん。
彼女との秘め事は、あまり人前で口に出して言うもんじゃねぇぞ。
女の子ってのは、普通は繊細なものだから、恥ずかしいって感覚が、男とは、かなり異なってるもんなんだからよぉ。
そう言う事は易々と言っちゃイカンよ。
しかしまぁ、見た目に反して、なんか思ってたより、このアンちゃんって子供っぽい奴だなぁ。
「……って言う様な女なのよ、美樹は。解ったクラ?」
「あぁもぉ、ゴメンって。もぉ、あの事には触れないでよ」
なんでか知らんが美樹さん、この件に関しては、かなり嫌がってるな。
なんかそうなると、此処を、余り言われ続けられるのも可哀想な気がして来た。
まぁ、確かにな。
さっき奈緒さんを『狂人』扱いした、あの発言は頂けなかったとは言え。
それは冗談の域で話した言葉であって、別に特別悪い事をした訳でもねぇ訳だしなぁ。
なら、こりゃあ、フォローの1つもしてやんねぇとな。
最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ♪<(_ _)>
奈緒さん……相も変わらずの倉津君大好きっ子ですね。
そして今が惚気るチャンスだと思ったのかして、惚気がダダ漏れに成ってましたし(笑)
まぁただ、人の惚気なんて言う物は、他人からすれば「うざったい」だけ。
それ故に、美樹さんの反撃を喰らった訳ですが。
奈緒さんが口喧嘩で負けるはずもなく、美樹さんは見事にクロスカウンターを喰らってしまいました(笑)
さてさて、そんな風に美紀さんが、奈緒さんにやり込められてる中。
美樹さんに憐れみを感じて、愚かにも倉津君は、彼女のフォローをしようとしてる様なのですが……大丈夫なのでしょうか?
そして奈緒さんは、その行為を、どう捉えるのか?
次回はその辺を書いて行こうと思いますので。
良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
そう言えば、眞子と真菜ちゃん、まだ帰って来ませんね(笑)
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