最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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829 処女を前提とするならば

公開日時: 2023年5月15日(月) 00:21
文字数:2,101

●前回のおさらい●


 美樹さんがエディさんとの関係を深める為に、困った下着を着用している可能性がある事を眞子から聞かされた奈緒さん。

流石に、そのままじゃ不味いと思ったので、陣中見舞いに来てくれた美樹さんに……

「えっ?……ちょっと美樹、正気?」

「へっ?」

「アンタなに考えてるのよ?その下着……なに?なんのつもりよ?」

「えっ?えっ?……変かな?これって、そんなに変?」

「ちょっと待ってよ。エディとの初Hの下着をチェックしようと思ってスカート捲りしただけだったんだけど。……アンタ、本当に、なに考えて生きてるのよ?それ、完全に男がドン引きのパターンじゃない」

「えっ?……嘘。眞子は、ちゃんと賛成してくれたんだけどなぁ」


ちょ!!してない!!してない!!そんなの微塵も賛成なんてしてないですよ!!


って言うか、誰がしますか!!


……って言うか!!

大体にして私、あの時、なにも言ってませんよ!!

呆気に取れれてたら、美樹さんが勝手に頷きながら納得して、レジに行っちゃっただけじゃないですか!!


……そんなの濡れ衣も良い所ですよ。



「眞~~~子~~~……な訳ないでしょ。アンタもなにを考えて、そんな事を賛成してるのよ?」

「いやいやいやいや、ちょ、ちょっと待って下さいよ。私、賛成なんて1言も言ってないですよ。美樹さん、私が黙ってたら、なにも言わずに買いに行ったんじゃないですかぁ」

「えっ?でも、それって、ある意味OKって事なんじゃないの?」

「そんな訳無いですよ。あの下着を差し出された時、美樹さんにはなんて言って良いのか解らなかったんですよ。大体にして、私、処女ですよ。そんなの聞かれても解る訳ないじゃないですか」

「ハァ~~~、もぉ美樹、頼むわよ。天然の眞子にそんな事を聞いて、どうするのよ?」


いやまぁ、そりゃあね。

奈緒ネェの仰る通り、この場合、私に聞くのは間違ってますけどね。

同い年の子とかに聞かれたら、かなり的確に答えれますよ。


でも、年上の美樹さんに対して、流石に、そんな生意気な事は口が裂けても言えませんよ。



「あぁっと奈緒。これって、そんなにマズイかなぁ?」

「不味いってもんじゃないわよ。……って言うか、ねぇ、美樹。アンタって、本当に経験豊富なの?そんな初歩的なミス。処女でもしないわよ」

「えっ?いや、でも、ほら、あの、私のイメージってさぁ。そう言う、処女っぽい感じじゃないじゃない。だから、エディも、そう言う所に期待してるのかなぁ~~~って」

「もぉ、馬鹿じゃないのアンタわ?それじゃあ、ただの『やりたがり』の『スキモノ淫乱女』じゃない。ハァ~~~、もぉ、マジで勘弁してよ」

「あっ……あれ?」


いつもながら言葉を巧みに操って、匠な話術で上手い事を言うなぁ。

まるで、なにもこの事実を知らなかった様な顔しながらも、自然にそこまで、そう言う風に持って行きますか。


感心する様な話術ですね。


奈緒ネェは、相変わらず頭が良いね。



「もぉ、この馬鹿女は。ところで眞子、アンタ、今日、新品の下着持ってる?」

「あぁ、はい。一応、何セットかは、鞄の中に入れて有りますけど」

「あぁ、そぉ。じゃあ悪いけど。この馬鹿女に1セット貸してあげてくれない?」

「あぁ、はいはい。そんなの全然良いですよ。いつも美樹さんには、お世話になってるんで、良かったらプレゼントしますよ」

「あっ、あれ?なんでこんな展開?」


あぁ……美樹さんになら、プレゼントするのは全然良いどころか……

本当に、いつもお世話になってるから、寧ろ『新品の下着ぐらいなら持って行って下さい』って感じなんだけど。


此処で1つだけ大きな問題がある様な気がするんですが……そこ、大丈夫なんですかね?


まぁショーツだけなら、その問題も大丈夫なんでしょうけど。

多分、美樹さん、この調子だと、問題になるであろうブラの方も装着されてる様な気がするんですが……



「悪いわね、眞子。じゃあ、早速出して貰って良い?こんな下着のままで楽屋の中とかウロウロされたら、私の世間体が悪いわ」

「えっ?そんなに……」

「ハァ~~~、もぉ……って、ちょっと待って。まさかとは思うけど。ブラも、そんなん着けてるんじゃないでしょうね?」

「えっ?いや、その……」


ヤッパリ、身に付けちゃいましたか?


まぁあの時『武士の魂』が見える程の十分な気合が入ってれば、自然と、そうなりますよね。


そうなって然りですよね。



「もぉ、トコトン馬鹿じゃないのアンタって子わ?そんなに、エディと別れたい訳?」

「えっ?えっ?いやいやいやいや、そんなの嫌に決まってるじゃない」

「あのねぇ……あぁ、もぉ良いわ。もぉ1言も喋らずに、眞子に下着を貰って、上下共に、さっさと着替えなさい。この破廉恥チョモランマ」

「そんなに言わなくても良いじゃない。ちょっとした遊び心なんだからさぁ」

「アホかぁ~~~!!アンタは、その、ちょっとした遊び心とやらで、彼女から降格して、エディのセフレにでも成り下がりたい訳?……それなら、別に、何も言わないけど」

「いやいやいやいや、そんなの絶対にイヤ。嫌に決まってるじゃない」

「でしょ。……だったら、さっさと着替えないさいよ」

「……そんなにダメだった?」

「まだ言うか。頭痛ッ!!……眞子、ちょっと、この馬鹿女に説明してあげてくれる」


そこで私に振っちゃいますか。


……しょうがないなぁ。

では、不肖、向井眞子が、少々男心と言うものを、美樹さんにご教授いたしましょうかね。


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


さてさて皆さん、今回のお話には賛否があるとは思うのですが。

仮に皆さんが、処女と解っている彼女が、初Hの際に『穴あき』や『スケスケ』の際になんともアダルティーな下着を付けて来たらどう思いますか?


勿論、処女ではなく性経験豊富な女性であれば、この下着であっても、なんとなくは納得出来るでしょうが。

矢張り、処女だと『えぇ……』って成っちゃう可能性が高いと思うんですよ。


まぁこの辺に関しては、美樹さん自身が、まだ奈緒さんに『処女だとバレてない』っと思っているからこそ、意見の相違が出る部分ではあるんですけどね(笑)


さてさて、そんな中。

今度は奈緒さんに変わって、眞子が美樹さんにその男心を解く様なのですが。

果たして、上手く行くのか?


次回はその辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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