最後まで奏でられなかった音楽

どこかお間抜けDQNな不良さんのゆったり更生日誌(笑)
殴り書き書店
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第一章 第十五話 表裏文化祭【絆】

452 泡沫の夢に酔いしれるがいい

公開日時: 2022年5月4日(水) 00:21
更新日時: 2023年1月3日(火) 18:50
文字数:1,830

『第一章・第十五話・表裏文化祭【絆】』が始めるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 015【表裏文化祭(絆)】


 『続きだよぉ~~~。今回は、いつもみたいな余計な前説は、一切無しだよぉ~~~』


 ……ってな訳でッスな。

いつもの様に、俺の愚痴にも似たウザッたらしい前説は大幅カットして、今回はイキナリ本編を始め様とは思っていたんでゲスがね。


そうは問屋が卸さないのが、これまた、いつもの俺のパターン。


何事もなく、平穏無事にコンテストが進むなんて事は無縁でだな。

少し前までなら、ただ単にコンテストに出場をして優勝を掻っ攫うだけで済むだけの話が、アチラコチラにややこしい方向に話が飛んで行き。

またしても、予想も付かない様な、色んなイベントが待ち受けて居た訳なんでゲスよ。


……(;´д`)トホホ


まぁまぁ、流石に、この辺については、最近諦めが付いていると言うか、毎度毎度の恒例行事に成り過ぎて、既に精神的無痛症状態が悪化しつつある現状な訳であるから。

今や、ちょっとや、そっとの事ぐらいじゃ、なにも堪えはしない様になって来てはいるんでゲスがね。


そんな無痛症な俺でさえも、今回も、かなり酷い方向に飛んで行きヤスんで。

皆さんもでゲスな。

絶対に、俺みたい人生にはならない様に、予め対応策を練って置き、こう成らない様に、お気をつけなさいまし。

今後の為にも、あっしの、この哀れな物語を、頭の片隅にでも置いて頂けると、あっしが不幸に見舞われるのも報われるってもんでゲスよ……


人生の道々に、お気をつけなせぇ。


では、そんな感じで……前回からの糞話の続きをどうぞ。


***


 大きな歓声と、鳴り止まぬ拍手の中。

素直率いる2-Bユニットは、曲の終了と共に、観客に愛想良く手を振りながら、全員が駆け足でケン山本の下に集まる。


その間も、観客からは惜しみない拍手や、歓声が止まないのは言うまでもないんだが。

此処で俺が、素直達の為に打った『ある1つの策』が上手く機能している事が確認出来る。


―――それが、何かって言うとだな。


歓声の中からな。

早くも彼女達2-Bユニットの『メンバーの本名』が、観客の口々から叫ばれてるんだよな。

殊更、その中でも『素直・由佳・伊藤』の人気は高く、この一曲の内に、自分のファン層と言うものを獲得した感じなんだよ。


―――さて『では何故、顔も知られていない筈の新ユニットのメンバーに対して、こんな奇妙な現象が起こっているのか?』……って言うとだな。


答えは至って簡単な事なんだ。


俺は、少しでも早く素直達のユニットを観客に知って貰おうと思案してだな。

モヒ&ロンに前以て『彼女達の簡単なプロフィールと、顔写真を纏めた冊子』を100部程度刷って、奴等に渡して置いたんだよ。


んで、この冊子を見る事によって、まずはモヒ&ロンに、彼女達を本名、若しくは渾名で憶えて貰い。

そこから、奴等の知人・友人の類に目一杯宣伝して貰った訳だ。


これによって、先程の様な奇妙な現象が起こり。

2-Bユニットの女子達のテンション及び、知名度のアップに繋がるって話なんだよなぁ。


……っで、効果は見ての通り抜群だった訳だ。


まぁ、そうは言ってもだ。

この企画自体を考えたのは俺ではあるんだが、実際、大きく行動を起こしてくれたのはモヒ&ロン。


この功績は、決して俺1人で成し得た事では無いんだけどな。


第一モヒ&ロンに渡したプロフィールの部数は、先程も言った様に、所詮100部程度。

なので企画当初は、そんなに大きな効果が見込るモノではなかったんだ。


ところがだ。

この2B-GUILDの面々が『本名で声援を送って貰える現象』が全てを物語っている様に、100部程度で出せる効果以上のものが顕著に出ている。


此処から安易に想像出来る事と言えばだ。

『モヒ&ロンの奴等が、そのプロフィール本をコピーして、自分達の知り合いに配ってくれた』っと言う解答に行き着く。


ホント、ありがてぇこったよ。


まぁ、結論的述べてしまえばだ。

今となっては『俺達の優勝を妨げる相手』に『敵に塩を送る』様な形には成ってしまった訳なんだが。

逆に言えば、此処までお膳立てをしたのだから『彼女達を全力でブッ潰す』のに、なんの遠慮もいらないとも思える。


結果的には、俺からすれば好都合な展開になったって事だ。


さて此処で、曲が終わった2-Bユニットの面々が、少しの間、ケン山本と話をする時間があるみたいだな。

なにやらMCに入る準備をしてるみたいだし。


だったら、この時間だけでも『優勝出来るかもしれない』っと言う泡沫の夢にでも浸ってくれ。


それが『せめてもの慈悲の心』ってもんだからな。


最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>


今回から、倉津君の文化祭でのもう1つの目標である『コンテスト優勝』に向けての過程も佳境に入って行く訳なのですが。


素直ちゃん達の為に、なんかコソコソと味な真似をしてるみたいですね(笑)


ホント、変な所にだけは気が付く男ですよ(笑)


さてさて、そんな中。

素直ちゃん達に対してのMCが、ケンさんによって入るみたいですが。

素直ちゃんは良いとしても、他のメンバーからは、どんなコメントが飛び出すんでしょうね?


それは次回の講釈。

また良かったら遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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